第26回日本国際賞授賞式ほか

昨日4月21日に第26回日本国際賞授賞式と祝宴がありました。
天皇皇后両陛下および衆議院議長、参議院議長、最高裁判所長官のご臨席、ドレスコードはブラックタイという大変フォーマルなセレモニーです。
日本国際賞は松下幸之助氏が「日本政府の国際社会への恩返しの意味で、日本にノーベル賞並みの世界的な賞を作ってはどうか、との構想に、”畢生(ひっせい)の志”のもとに寄付をもって応え、実現したもの(財団HPより)」です。
この賞を授与する財団法人 国際科学技術財団は1982年に設立され、日本国際賞による顕彰事業のほかに、若手科学者の育成のための研究助成事業や、一般の方々を対象とした”やさしい科学技術セミナー”の開催など科学技術のさらなる発展に貢献するための活動をしています(財団HPより)。
今回は、ハードディスクの大容量化を実現させた岩崎博士と生物地球化学の第一人者ヴィトーセク博士が受賞されました。
詳しくはこちら

岩崎先生の発明はいわゆる「垂直記録」を可能にする技術で、今やハードディスクのほぼ100%が水平方式から垂直方式に変わったということですので、絶大な影響力ですね。
ヴィトーセク博士の方は、環境保全における窒素循環等がご専門とのことで、CO2の増加よりも人為的な有機窒素の増加の方が、より短期的にも地球環境に影響を与えているということでした。




今回、「工業生産・生産技術」分野の受賞者、岩崎博士が東北大学工学部のご出身であったこと、「生物生産・生命環境」分野の委員に東北大学生命科学研究科の中静先生が入って入らしたことから、授賞式等の招待客の中には東北大学関係者が多数おられました。
振り袖姿の元サイエンス・エンジェルさんにも遭遇!

今年は次の回の「分野検討委員」として働いたのでお呼び頂いたのですが、2002年のときには岡田節人委員長の下で専門委員をさせて頂きました。
「哺乳類の発生生物学研究の開拓」を受賞理由として、故アン・マクラーレン博士とアンジェイ・タルコフスキー博士を選ぶことができたのは良かったと思っています。

国立国会図書館長の長尾真先生もいらしていたので、そういうお立場でかなと思いましたら、2005年の受賞者でらしたのですね。
他には、スタチン発見の遠藤章先生(東北大学農学部卒)や小川誠司先生等の受賞者もお見えでした。
過去の受賞者はこちら

授賞式の司会は美馬のゆりさん。
しばらく前までは、確か黒田玲子先生がされていたかと思います。
受賞講演時の演奏は芸大の学生オーケストラでしたが、女性が6割でしたね……。
久しぶりに着物を着てクラシックの生演奏を楽しみました。

そうそう、先日「ピカソまで間に3人でつながる」話を書きましたが、やはりご臨席であった米国駐日大使は、大の仲良しの神経発生研究者John Rubenstein博士@UCSFのStanfordのご学友とのことだったので、こちらは間が1名(笑)。
Small worldです。
by osumi1128 | 2010-04-22 21:59 | サイエンス | Comments(0)

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