第10回分子生物学会春季シンポジウム

日曜日から3日間、イベント主催者でした。
日本分子生物学会という、ライフ系で最大規模(会員数1.5万人)の学会が、毎年、12月の年会(横浜か神戸か福岡か…)の他に、地方開催を行うのですが、その世話人を仰せつかりました。

日曜日は仙台市博物館にて市民公開講座
ごあいさつ山本雅之(東北大学大学院医学系研究科)
講 演片桐 秀樹(東北大学大学院医学系研究科)
「糖尿病と肥満 ~分子機構から治療法研究まで~」
岡野 栄之(慶應義塾大学医学部)
「iPS細胞を用いた再生医学・バイオ創薬研究の展開」
質問コーナー総合司会 大隅典子(東北大学大学院医学系研究科)
展 示解体新書(東北大学図書館医学分館所蔵)
コンサート出演 SoundTrack40(東北大学アカペラサークル)

久しぶりに見た『解体新書』でした。ちょっと色温度が変ですが……(苦笑)。
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そして、月曜日〜本日火曜日は合宿形式のシンポジウムでした。
参加者は140名弱くらいで、丁度良いサイズだったと思います。
基調講演を菅裕明先生@東大と、山本雅之先生@東北大のお二人に御願いし、公募したワークショップが4つ。
普通の年会のときだと、自分の研究分野から遠いと聴かないような話を、会場1つで無理矢理聴く、というのも、たまには良いでしょう。
若い方々が活発に質問して下さっただけでなく、大御所の村松正實先生@埼玉医大も参加して下さり、暖かい励ましの言葉をかけて下さってらっしゃいました。
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昨晩の「自由討論」の際には、菅先生が「米国のテニュアトラック制度」についての話題提供。
星野??さん@産総研が「ルシフェラーゼを使って蛍光タンパクを光らせる」デモを行いました。
その後、さらに議論は盛り上がり、夜は更けていったのでした……。

ご講演頂きました先生方、ご来場、ご参加の皆様、有難うございました。
1年以上前から準備を一緒に進めて下さった分子生物学会の事務局の皆様、そして、研究室の有志の皆さん、本当にお世話になりました。
有難うございました。

*****
さてさて、明日は授業2コマ、土曜日も出張授業……。
ま、これが本業の一部なので。
by osumi1128 | 2010-06-09 00:05 | サイエンス

大隅典子の個人ブログです。所属する組織の意見を代表するものではありません。


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