【ボストン便り】無事にボストンに着きました
2010年 08月 13日
シカゴで乗り継いで無事にボストンに着きました。
思ったよりも涼しくて、すでに秋の気配が感じられます。
今回の宿泊先はIrvins HouseというBed & Breakfastです。
Twitterでつぶやいたら、すでに何人かの方が「泊まったことがある」「その向かいに住んでいた」などのレスポンスがありました。
とてもcozyな小さな宿です。
デスクにいろいろな本が並んでいるのが、よりアットホームな感じです。
並んでいる本の中で知っている名前はジョン・グリシャムくらいでしたが(笑)。
さらに自分の持ち物をトレイに入れてカスタマイズ。
お陰様で、すでに訪問先の内田先生にIT関係の店にお連れ頂いて、MacBook AirのACアダプタは購入しました。
機上で見た映画は「The Back-up Plan」という、ジェニファー・ロペス主演のものと、「運命のボタンThe Box」という、キャメロン・ディアズ主演のもの2本。
キャメロンの方はラブコメではなくてミステリー調で、ちょっと救いがなくて後味良くなかったかも。
持ってきた本のうち、『悪人(上下)』(吉田修一著、朝日文庫)は、朝日新聞連載のミステリーですが、読み始めたら泊まらなくなって、新幹線〜京成スカイアクセス線とその後、夜中までで読了。
実はすでに、連載の挿絵をまとめた本『惡人』(朝日新聞出版)を先に見てしまっていて、読みながら、束芋さんの描いた髪やら指やら灯台やらルームミラーなどが浮かんできて、デジャブのようでした。
その後、『編集者の仕事ー本の魂は細部に宿る』(柴田光滋著、新潮新書)を読み始めて、シカゴでの乗り継ぎからボストンまでの間に読了。
もともと、父の影響もあって本が好きということもあり、編集にも興味があったので、「フクヘン。さんのブログ」に紹介記事があって購入したまま積ん読になっていたものです。
いろいろな蘊蓄も面白かったですが、一番感心したのは見出しの付け方でした。
とても動的でキャッチーなので。
例えば「一次元の原稿を三次元に」「明朝体は美しい」「紙には色も重さもある」「昭和は文学全集の時代であった」など。
とくに、中身としてのテキストの一次元の原稿を「本」に作り上げていくのは、まさに三次元化(+重さや質感などもある)されていくことなのだなぁと感動しました。
本日は夕方にホスト先のラボを訪問して無線LANの設定等も行って、本格的な打合せは明日から。
【追記】昨晩、夕食を頂いたHarvard Square近くでの路上パフォーマー。