夏の夜のディナー
2011年 08月 07日
お客様は数学科のK先生と、生命科学研究科のS先生。
昼間は暑かったけど、少し涼しくなった19時過ぎスタート。
1品目は梨の生ハムくるみ。
画像を撮影し忘れましたが、この古染のお皿に2切れ載せました。
京都の千花さんのところで1品目が必ず果物系なのをずっと真似ています。
生ハムはメロンやパパイヤや無花果などと合わせますが、幸水などの梨もさっぱりして合います。
2品目、3品目は器から各自で取り分けて頂いたのですが、「6種の茸のマラケシュ風」と「K先生向きラタトゥイユ」。
茸の方はヴィタクラフトで油無しで密封加熱で火を通し、味付けを塩胡椒に加えて、この前ミュンヘンの空港内スーパーでゲットした「マラケシュ風スパイスミックス」を振りかけ、さらにエクストラヴァージンオリーブオイルを垂らして、一晩マリネにしました。
ラタトゥイユは、K先生のために玉葱人参抜きで(笑)、赤とオレンジのパプリカ、ズッキーニ、茄子をオリーブオイルで炒めて、煮込み鍋に移して、瓶詰めのあまり味付けされていないトマトソースを入れて1時間くらい加熱し、冷ましてから一晩冷蔵庫で休ませました。
暖かいラタトゥイユも美味しいけど、夏は冷やした方がもちろん美味しい。
4品目は鰹のタタキを我流でイタリアっぽくアレンジ。
元のレシピは『野菜たっぷり、のおつまみとおかずの本―帰ってからすぐに作れる簡単お役立ちレシピ120』(藤井恵著)の中にあったのですが、ソースのサラダ油をオリーブオイルに、食用酢をバルサミコに変え、都合によりトッピングの煎り胡麻を松の実にし、もしかしてK先生が茗荷が駄目だったらまずいと思って省き、こんな風になりました。
タタキは鰹の生食用を油無しでフッ素加工フライパンで周囲から2〜3ミリくらい火が入るくらいまで加熱してから、冷水で冷やし、さらに直前まで冷蔵庫へ。
切り分けて、生姜と大蒜の摺り下ろしが入ったソースをかけて、ルッコラと青紫蘇をトッピングし、さらにソースをかけてから松の実を散らしています。
メインディッシュはラムチョップのグリル。
前日からオリーブオイルとイタリアンハーブでマリネしておいて、当日はグリルパンでじっくり加熱。
「人間もお肉も〈骨のある〉のがイイネ!」という持論です(笑)。
付け合わせは、ヴィタクラフトで油無し調理したトレビスに焼いたラムから出た肉汁を少しかけたものと、クレソン。
キッチンが変わったので、加熱時間などがまだ不慣れですが、まぁまぁ、良い感じに中がピンク色に火を通すことができました。
1つ忘れていたので追記。
カマンベールの黒胡椒焼きはル・シエル・クレムという仙台のお店で食して美味しかったのでオーブントースターで試したのですが、温度設定高すぎで、溶けかけてしまいました……(よって画像無しww)。
カマンベールの厚みが半分になるように輪切りにして、包丁で粗くつぶした黒胡椒を全面にかけてオーブンに入れて軽くローストするだけなのですが、黒胡椒の刺激がカマンベールの美味しさを替えます!
最後のデザートは、ハーゲンダッツのバニラアイスクリームのベリー添え。
前日にベリーのバルサミコ漬けを作っておいたものをかけただけ。
このバルサミコ漬けは超簡単で超美味しい!
ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリーなどのベリーを2種か3種をバルサミコ酢に漬けるだけです。
酸っぱすぎだったら砂糖を足します。
年代物のバルサミコだったら、濃厚なので砂糖無しでも。
今回はブルーベリーが缶詰で少し加糖されていたものを使いました。
ところで、ヴィタクラフト調理に最近はまっていて、野菜はほとんどこれで火を通しています。
蓋がきっちり閉まるので、半分、圧力鍋的な加熱具合になるのですね。
調理時間は野菜の量や硬さなどに依存するので、何回か試してみないと、ですが、野菜は基本、生でも食べられるのだから大丈夫(笑)。
ルクエも1回分作るのに重宝しますが、ヴィタクラフトでまとめて調理して、半分は冷凍しておき、疲れて帰ってきて何も作る気がしないときに、電子レンジで解凍&加熱、さらに好きなソース(スィートチリソースとか、胡麻ドレッシングとか)をかけて食べるのも便利です。
ちょっとだけ焦げ目の付いた温野菜は、野菜本来の味がしてとても美味しい。
問題は、この調理器具、お高いのです。
まぁ、修理の補償なども付いているから、良いモノを長く使う、ってことなのでしょう。