医科歯科大学国際サマースクールシンポジウム

d0028322_21315178.jpg昨日から母校の医科歯科で開催されている国際サマースクールプログラムに参加している。
昨日はレクチャーで今日はシンポジウムで話をする。
全体のトピックが「Organ/Tissue Development and Regeneration: Fundamentals and Clinical Applications」なので、神経堤細胞の話を持って来た。
この機会に大幅にスライドも改訂して臨んだ(というか現時点でもまだ最終チェック中ww)。
スクールの参加者は24名の主としてアジアの国々の学生さん。
スピーカーには「ドリー」の生みの親のIan Wilmut先生も!(画像)
後でもう少し詳しくレポートするつもり。

【以下追記です】




今年で3回目になるこのサマースクールは、大学時前の経費で行っているという。
企画を担当している国際交流センターには、英国人の准教授を含めて7名の教員と事務部長以下10名の事務系職員が配置されている。
教員は語学研修を担当する方が4名で、この他に非常勤教員は5名。
Kevinさんに訊いたところ、いわゆる科学英語でのプレゼンや論文執筆についても請け負っているらしい。
ちなみに、事務系の方の英語力に関しては、医科歯科でも苦労があるようだった。
また、大学としてハーヴァードとの医学教育連携を進めている。
パートナーズ・ハーバード・メディカル・インターナショナル

3日間のうち、2日はレクチャーと研究室見学など。
今日は他の方々も参加できるシンポジウムだった。
その最初のトークが生命倫理研究センター所属の吉田雅幸教授という方で、母校に生命倫理研究センターなんてものができているのを初めて知った。
生命倫理研究センターHP
いわゆる「倫理委員会」の中心的役割を担うと同時に、学部教育としての生命倫理の講義から、大学院生以上向けの研究倫理(ノートの書き方、データの取り扱い方等も含む)までが扱われているらしい。

Wilmut先生のトークは、核移植の歴史から始まってドリー誕生と、さらにその先の応用へ向けた展開について。
昨日ランチを御一緒したときに「毎年、10月が近づくとそわそわしませんか?」と伺ってみたのだけど、「この分野はまだ未熟でしょう」と仰ってました。

d0028322_21461226.jpg昨日のレセプションでは、サマースクール参加の女性陣が民族衣装で登場。
参加者が小乗仏教の国が多くて、皆さんとっても丁寧で我々「先生」のことを非常にたてて下さるのは、非日常的な気分だった。
学生さん以外からも「神経堤細胞の面白さがわかりました」と言って下さる方がいらして、やった甲斐がありましたね。

まぁ、そんなこんなで、母校の発展を久しぶりに見る良い機会でした。
あ、ちなみに、昔の歯学部1号館9階にある「セインツ」(聖橋に由来する名前)というレストランには、同じオーナーの女性がいらして、〈うわ、変わらない!〉という部分も見てきました(笑)。

『神経堤細胞―脊椎動物のボディプランを支えるもの (UP BIOLOGY)』
by osumi1128 | 2011-08-31 09:12 | サイエンス | Comments(0)

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