イマドキ男子、実は肉食系【加筆】

昨日に引き続き、栄養素の話題を。

本日Facebookで盛り上がっていたのは、唐揚げを某S社のヘルシオなる高機能電子レンジにかけると、カラッとして美味しくなると同時に、多量の油が落ちる、というものだった。
私は自宅で揚げ物を作ることも食べることもまずありえないので、この機能が必要かどうかは別として、揚げ物の問題は、コーン油、大豆油等のリノール酸の多い油を使うことにあると思う。
カロリー摂取過多もあるが、リノール酸はオメガ6系の不飽和脂肪酸であり、多量に摂取することにより、さらにオメガ3系の不飽和脂肪酸の取込みが悪くなる。

オメガ3系の不飽和脂肪酸は、αリノレン酸はエゴマ油やナタネ油など植物性油に含まれるほか、エイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)などは青魚に多く含まれる。
オメガ6系のリノール酸は上記のようにコーン油、大豆油等における含有量が多く、魚には少ない。
ただし、オメガ6系のアラキドン酸は卵、肉、レバーなどに含まれるが、DHAの含有量も多い。

オメガ6:オメガ3の割合の理想は4:1と言われているが、「現代的な食事」ではオメガ6が多くなりがちであることから「もっと青魚を食べましょう!」キャンペーンが世界的に展開している訳だ。
実際、昨日のブログで取り上げた松岡先生が日本栄養食糧学会のランチョンセミナーで披露されていた図は下記になる。

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こちらは平成20年度の水産白書からのもので、平成9年と平成19年のデータを比較して、年代別に表したもの。
「最近の若者は草食系」という話があったが、実は思いっきり「肉食系」だったのだ。

【追記】
油関係の問題としては、マーガリンやショートニングなど、「トランス脂肪酸」の害もある。
「バターよりもマーガリンは植物性なのでカラダに良い」ということはない。
また、ファーストフード店の揚げ物などにもトランス脂肪酸含有量は多い。
by osumi1128 | 2012-05-27 23:02 | サイエンス | Comments(0)
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