進化学会がアツい

第14回日本進化学会に行ってきた。
ざっくり言えば八王子、京王線の南大沢駅直結、「首都大学東京南大沢キャンパス」での開催。
一言で言えば、「進化学会はアツい!」





漢字を当てはめると「熱い」と「暑い」の両方の意味が掛詞になっているww
今年の夏は仙台で過ごしていたので、東京の亜熱帯性の暑さには眩暈がした。
大学の校舎を使った開催なので、室内温度は28℃設定だろうし、だがそれに加えて、参加者が教室に溢れていて、酸素も足りないくらい、大盛況(の会場もあった)。

「進化」は「証明できない」ので「近代科学」とみなされないこともあるが、情報科学系も含めて、いろいろなツールが導入されており、単に人間の頭の中だけで考えたものよりは、確からしさが増している(ように思える)。
扱う生き物も古細菌からヒトまで多岐にわたる。
この多様性も参加していて楽しい。
性染色体が常染色体と融合して、新しい性決定様式ができる話なんて、生き物って面白いなぁとつくづく思った。

自分が昨日参加したワークショップは「言語の進化」を扱うものだった。
今年3月のEvolang9の参加者で行ったWSは、なかなかにbrain stormingになった。
思えば、言語学者と生物学者がともに語れるようになったのは、まだまだ数年前。
言語学の再度からは「生物学者は言語学の基本を知らなさ過ぎ」と思われているし、生物学者は「あなた方は<遺伝子>ってどんな働きをするものか、わかってる?」と疑問に思っているし。
「言語が進化したのではない。言語を持つヒトが進化した」という指摘をメモしておきたい。
私自身は、ヒトの言語を成り立たせている身体的基盤と、その元になる遺伝的プログラムに興味を持っている。
もちろん、言語ほど「学習」が大事な営みも無い訳で、それを否定するものではまったくなく、ただ、私は人のやっていないこと、メジャーではないけど本質的に重要なことがやりたいだけ。
ともあれ、これ以上学際的な学問は無いと思える「進化言語学」に乞うご期待!

拙ブログ:言語の起源を考える
by osumi1128 | 2012-08-22 12:50 | サイエンス | Comments(0)

大隅典子の個人ブログです。所属する組織の意見を代表するものではありません。


by osumi1128
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31