久保田健夫先生のエピゲノムセミナーまとめ(備忘録)

ツイートしたものを備忘録として転載。
後で関連リンク整えます。
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Noriko Osumi @sendaitribune 昨日の久保田健夫先生@山梨大の講演はエピジェネティクスについて。その中で、この世界でも日本の2500g以下の低体重出生時は9%を超えており、この20年増加し続けていることが指摘されました。これは女性のダイエット志向と「小さく産んで大きく育てる」という指導の行き過ぎを反映。 13:12

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Noriko Osumi @sendaitribune [承前]胎児期に低栄養であった子どもが成人になって各種代謝病を発症するリスクが高まる可能性が指摘されています。さらに、オランダや中国の大飢饉の例から、精神疾患の発症にも関係する可能性が。脳は臓器の中でもっともエネルギーを必要とします。脳の可塑性は脆弱性にも関連します。 13:15

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Noriko Osumi @sendaitribune [承前]このような「エピゲノム病」ともいえる疾患は、「遺伝病」のように、遺伝子の変異を伴うのではなく、DNAレベルやヒストンレベルの「可逆的」な変化によって生じます。したがって環境的要因を改善することにより「治す」ことも可能であることが期待されます。 13:19

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Noriko Osumi @sendaitribune [承前]典型的な事例は「葉酸」の投与です。発生初期に生じる二分脊椎症の予防はよく知られていますが、自閉症のリスク回避にも関係。(例えばこちら→「妊娠前後の葉酸摂取は出生児の自閉症リスク低下にも関係」ノルウェーの住民コホート研究です) http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/jama/201302/529236.html 13:43

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Noriko Osumi @sendaitribune [承前]葉酸の効果について疫学研究の話は聞いていたのですが、その分子メカニズムとして考えられるのが、葉酸が「メチル基」の供給源となり、DNAのメチル化修飾に関わるということ。胎児期にメチル化されてOFFになるべき遺伝子に関して作用します。 13:45

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Noriko Osumi @sendaitribune [承前]久保田先生ご自身の研究としては、一卵性双生児の姉は重篤なレット症候群、妹は軽症。DNAレベルでは違いが無かったが、リンパ球用いたゲノム修飾レベルでは種々の違いを明らかに。 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3689680/ 13:53

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Noriko Osumi @sendaitribune [承前]セミナーの最後に、久保田先生から東北メディカル・メガバンク事業への期待が述べられました。15万人のゲノム・コホートではDNAだけでなく、血液等のサンプルも解析し、電子カルテにより個人の健康状態の変化も追跡します。http://www.megabank.tohoku.ac.jp/ 13:58

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Noriko Osumi @sendaitribune [承前]東北メディカル・メガバンク事業では、昨日より宮城県内各地域支援センターにて、健康調査の予約を開始したところです。採血、採尿、各種検査、調査票の記入等のご協力を頂きます。「みんなでつくる未来の医療」に是非ご参加下さい。 http://www.megabank.tohoku.ac.jp/news/detail.php?id=590&c1=2 14:03
by osumi1128 | 2013-10-13 14:44 | サイエンス | Comments(0)

大隅典子の個人ブログです。所属する組織の意見を代表するものではありません。


by osumi1128
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