2014年ノーベル化学賞と母校の後輩のこと

ノーベル週間です。昨日の物理学賞が青色発光ダイオードの発明に関して日本人3名の受賞(画像はノーベル財団HPより)となったので、メディアはそちらで持ちきりですが、拙ブログは自分目線でのエントリーを続けます♫
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本日は化学賞の発表でした。その受賞対象はなんと「超解像蛍光顕微鏡」!(同じく画像はノーベル財団HPより) 化学賞としてはかなり珍しいのではないかと思います。化学は専門ではないですし、今年は2012年の山中さんのときのように、連続エントリーすることもないだろうと思っていたのですが、ちょっと待て、このネタなら書きたいことがありました。
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実は、先日、高校の後輩、有薗美沙さんが来て下さって、このような超解像顕微鏡を使ってマウスの神経細胞のシナプスの様子などを「生きたまま、超解像度で」観察して研究を行っている、というお話を聞いたところだったのです。有薗さんは、現在、理化学研究所脳科学総合研究センターの御子柴克彦先生の研究室に所属しつつ、フランスのボルドー大学の研究室に留学中です。この超解像蛍光顕微鏡を用いると、光の波長よりも径の短い分子さえも捉えることが可能となります。

「母校でセミナーなどしたい」というご希望を伺ったので、昨年、東北大学を訪問したスーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)のご担当の宮城政昭先生にお話をつないだところ、ちょうどまさに昨日、Intelligence Cafeと呼ぶ活動でお話されたということを、宮城先生から伺った次第。ご縁ですね……。
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真ん中が有薗さん、右端は校長の原田和雄先生(うーん、セーラー服が懐かしい……)。皆さん、とても熱心にお話を聴いたそうです。(画像は許可を得て掲載しています)
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少人数だったためinteractiveに発表ができてとても楽しかったです。
カルシウムイメージングや一分子イメージングの動画、また超解像の画像に驚きの声があがり、イメージング技術の感動が伝わってとても嬉しかったです。
私自身も科学に興味のない母親に相手をしてもらって発表を練ったり学生の皆さんの反応をみることで、研究者以外の人へどのように自分の「わくわく」をわかってもらうかについて勉強することができました。
このintelligent cafeの取り組みは本当素晴らしいのでどんどん盛り上がっていけばいいなと思います。(有薗さん談)
研究の「わくわく」をどんどん伝えていけたらいいですね!

ちなみに母校ネタでは、先日、ウルグアイ大使に任命された同期の田中径子さんのプチ壮行会を、共通に存じ上げている東北大学法学研究科の水野紀子先生とともに、同じく昨日に行ったところでした。地球の反対側ですが、頑張って下さい!


にわかに始めたウルグアイ勉強の情報ソースの1つはこちら。1980年代に日本で2人目の女性大使としてウルグアイに着任された赤松良子氏のエッセイ『うるわしのウルグアイ』。

by osumi1128 | 2014-10-08 22:55 | サイエンス | Comments(0)

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