東北大学のホームページには
日本語サイトと
英語サイトがありますが、日本語サイトはありとあらゆる本学の情報を集約したサイトになっている一方、英語サイトは日本語サイトにミラー版ではなく、まったく独自に構築されています。かなりビジュアルを意識した作りになっていて、日本語版のような「お知らせ」と「イベント」満載ではなく、一つ一つ、読ませる記事で構成。日英のバイリンガルや、英語ネイティブのスタッフの多大な貢献もあって維持管理されています。
紙媒体も総務部広報課が編集しているものとしては、
『アニュアルレビュー』と
『まなびの杜』がありますが、
英語版のアニュアルレビューもまた、日本語版とは別で、よりビジュアルを意識した編集となっています。『まなびの杜』の方は、もう20年も続いている学外向け広報誌の草分け的な存在で、もともとは教員が外部の編集員とともに、手作りしてきたものですが、少しずつ進化しつつあります。
さて、これからの広報戦略をどうするかについては、「部局」と呼ばれるそれぞれの部署の広報レベルを上げること、とくに英語での発信力を高めることが重要でしょう。その意味では、本ブログ記事執筆時点での部局HPで画期的なのは
文学研究科のもの(日本語サイト)。【生きることは文学だ】というトップバナーのコピーが攻めています♬ 記事に「LINEで送る」ボタンを付けたのも画期的(すべてではないようですが)。
ウェブページは「動的」なので、一度作ってそのまま放置、では済まないのが大変です。また、大学受験を考える高校生から、大学院進学予定者、保護者やご家族、産学官連携のパートナーなど、さまざまなステークホルダーが考えられる中、どのあたりをターゲットとするかなど、絞りきれないという難しさもあります。
本学教職員や本学に関心のある方々がコミュニティとしての意識を共有できることも大事でしょう。その意味で、過日行われた「フォトコンテスト」は、留学生からの応募も多く、素晴らしい画像が集まりました。夏のフォトコンテストも間もなく開催予定です。奮ってご応募下さい!