雪の中のセンター試験はやめた方が良い

昨日より大学入試センター試験が行われている。幸い、本学では雪の影響は無いが、連日、大雪が続いていた新潟大学では、センター試験の前から総出で除雪作業。案の定、当日の朝、公共交通機関のダイヤは大きく乱れて、開始時刻は1時間、繰り下げられた。
(画像は新潟大学の1月12日付Facebook記事より拝借)
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かなり前からいろいろなところで言っているが、日本として、この時期の大学入試関連行事は避けた方が良い。4月に入学する学生の入試が2月末から3月にかけて行われ、その前に全国統一試験を一次試験として行うことになったために、1月半ばの土日がセンター試験の日程となっている。雪が降らなくても極寒の時期であり、インフルエンザの流行など、受験生にとっても、試験を開催する側にとっても、この時期のセンター試験は鬼門。

では、いつなら良いか、ということについて私案を述べると、まず、「高校レベルの知識を有する」スコアとして必要な全国的な試験であれば、大学に負担をかけずに(←ここ大事。民間委託を想定)年に2回(あるいは、TOIEC並に4回くらいでも)くらい行って、生徒は何度か受けて良いスコアを大学に提出できるようにする。高校卒業した後、5月の連休明けに各大学における入試、大学は秋入学原則で、入試が終わったら、ギャップ期間を利用して、海外研修でも、大学で開講されているクォータの講義を前倒しで受講しても可。

大学では学部の入試の他に、大学院入試も何度も行うようになっていて、教職員の負担は増大している。年明けにも拙ブログ記事「仕事始めに思う日本文化と研究力衰退の危機」で主張したように、「何か新しいことを始める」ときには「何を止めるかを考え」てからにした方が良い。高度経済成長期に、我が国はいろいろなことを新しく始め、膨らみすぎた。「洋服を1枚買ったら、1枚(あるいは2枚)捨てる」という「断捨離」のスピリットが、今、日本に必要なのだと思う。





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by osumi1128 | 2018-01-14 09:16 | 科学技術政策 | Comments(0)

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