週末、母校行事に参加してきました

土日は母校である東京医科歯科大学の行事が続いてあった。土曜日は「第1回東京医科歯科大学基礎系教授の会」というイベント。学長の吉澤靖之先生のご発案によるとのこと。

開会挨拶をされた吉澤学長からは、医科歯科の大学ランキングのご紹介。良い指標を取り上げれば、Times Higher Education (THE)日本版2017で、総合では38位であるものの、教育リソース部門で第1位(学生/教員比率が高い)、5000人以下の小規模大学では世界第17位、歯科では世界第3位(もちろん国内では第1位)。

大学HPでは2016年版の紹介しか載っていなかったのだが、とりあえずクリップ。
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烏山 一研究担当理事からは、医科歯科の最近の動向、とくに大学改革等についてのご説明があり、その後、1学年下の医学部の笠原典之マイアミ大学教授と、歯学部先輩の入来篤史BSIグループリーダーによるご講演を拝聴した。

笠原先生は医科歯科の特命教授も兼任されており、今回は以下のイベントにもご登壇だった模様。トピックは遺伝子治療、移植免疫など。

IQ・EQ両者強化によるイノベーター育成(文科省未来医療研究人材養成拠点形成事業)

入来先生はBSIとシンガポールの南洋大学とのコラボレーションのお話から、東洋と西洋の哲学や医学を融合した未来の医学・医療などについて。

翌日は歯学部同窓会の新年名刺交換会の講演者として登壇。「脳と心に効くアブラ」というテーマ。同窓会長の浅野正樹先生より「一昨年の室伏広治さん(医科歯科の特命教授でもあり)、昨年の浅井慎平さんに比べると、今年の講師は地味な方で、事前の打合せなどもまったくしていませんが……」というご紹介を頂き、もっと派手な衣装で行けば良かったかと反省(笑)。でも、歯学部卒業からどのように脳科学に入っていったのか、また食べることの重要性などのイントロから始め、要所要所で笑いを取り、きっちり5分の質疑応答時間を残して講演を終えたところで、多数のご質問を頂き、「わかりやすかった・面白かった」というお声がけを頂けたので良しとする。

まぁ、行事としては講演会は前座のようなもので、その後の名刺交換会がメイン行事。歯科医師会長をはじめとして、たくさんの方々のご挨拶があり、同期で医学部出身、宮城県区より選出の参議院議員、桜井充先生も歯科行政の動向について長めのご挨拶。同級生の田中利幸さん(所沢市いずみ歯科医院院長)が厚労省からの表彰を受けたということで、同窓会からも記念品贈呈。

同窓会費は払い続けてきたものの、こういう同窓会行事には実は初めて参加したのだが、改めて小さな業界である歯科の結束を感じた。

ふと思ったのだが、基礎研究推進のアドボカシーを行うためには、そういうバックグラウンドを持った人材を政界に送り込むということが本当は必要なのだろう。でも、基礎研究に専念したい研究者ほど、政治に向いていない人間はいない。やはり多様な人材を輩出することが大切。

by osumi1128 | 2018-01-22 08:56 | 科学技術政策 | Comments(0)

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