東京グリーンベルト地帯
2005年 06月 06日
皇居から赤坂御所、神宮外苑、そして原宿の明治神宮までは、東京の中で非常に緑の多いところであることは案外知られていない。
もしこのエリアの緑がなくなったら、東京のヒートアイランド化はさらに過激になるだろう。
出張するとこのエリアを通ることが多く、四季の移り変わりを感じることができる。
とくに好きなのは、北の丸公園からお堀端を抜けて、国会議事堂を正面に見据え、やがて三宅坂の最高裁から国立劇場を通るルートである。
逆方向の246ルートもなかなかのもの。
三宅坂の最高裁判所の建物は、現代建築としても素晴らしいだけでなく、桜の季節の夜にはライトアップされて、ことのほか美しい。
東京にいた頃、外国人のお客さんがあると連れて行ったスポットは、皇居エリア、浅草から両国の江戸博物館、原宿の明治神宮から浮世絵美術館、新宿西口(ヨドバシカメラetc)と都庁エリア(これは好みによる)など。
よく「東京は汚い」と言われる方があるが、場所によっては東京も非常に美しい景色を見せてくれる。
また、不景気からの脱却という意味での資本投資がいかに行われているかは、六本木エリアや丸の内エリアの再開発からよく伝わってくる。
さて、会議は二番町だったので、終了後に近所の母のNPOのオフィスを訪ね、有難いことにコンピュータを借りてメールチェックをさせてもらい、夕ご飯は平河町のイタリアンで。
http://www.eliolocanda.com/html/restaurant_jp.html
どこにしようかとインターネットで検索して見つけたのだが、これが大正解。
7時前くらいに行ったのだが、8時にはすべてのテーブルが満席となり、直前に電話で予約が取れてラッキーであった。
店内はギャルソン(うーん、イタリアンでは何というのでしょう?)が忙しそうに行き来し、誰も決して「マニュアル的」ではなく、お料理もワインも大満足。
途中でいきなり店のライトが消えたと思ったら、ハッピーバースデイの趣向で、イタリア語(たぶん)で例の歌をギャルソンが皆で歌って、当人の女の子は嬉しそうに蝋燭の火を吹き消していました。
カップルあり、仕事関係の男性組あり、グループのパーティあり、と客層もさまざま。
ちなみに本日食したのは、お勧めの前菜三種盛り(トビウオのカルパッチョ、ナスとトマトのグリル、牛肉煮のバルサミコ酢&オリーブオイル和え)と、パスタ系三種盛り(ホタルイカの温製カッペリーニ、ウニとトマトのリングィーネ、ホワイトアスパラのリゾット)、そしてお腹が一杯になってしまったので、手長海老のグリルをシェアして完。
ワインは泡とお勧めのグラスワイン(名前は忘れましたが、南イタリアのもの)でした。