下村博士、ノーベル化学賞受賞!

本日は2つ用務があって東京出張だったのですが、夕方、とある新聞社の方から携帯に留守電が入っていて、オワンクラゲからGFP(緑色蛍光タンパク)を同定した下村脩(しもむら・おさむ)博士もノーベル化学賞受賞とのニュースを知りました。
いやー、今年は本当にめでたい。

GFPは今や、生物科学系の研究には欠かせないツールで、下村博士は確か、2006年の朝日賞を受賞されていたかと思います。
GFPを単離されたのが1960年代で、ようやく今年になってからの受賞ですから、基礎研究の成果が大きな賞につながるというのは、そのくらいのスパンでもあるといえるでしょう。
もうひとつ、なるべく若い時期に大きなチャレンジをし、健康で長生きできることが受賞の秘訣です(笑)。

今回、同時に日本人4名が受賞となったのですが、そのうち3名が名古屋大学の関係者、という点が注目に値すると思いました。
もちろん、物理学賞の小林博士と益川博士は理学部の坂田門下だった訳ですが。

それにしても、日本の報道は、「下村博士ら3名」となっていて、他が誰なのか一切報道しないという態度はいかなるものか???
他の受賞者を挙げているのはこちらのCNNくらいですね(元がアメリカだから当然ですが)。

今回は賞金を3等分とのことです。
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ちょうど、今週土曜日に、小柴先生の平成基礎科学財団主催の「楽しむ科学教室in佐賀」で、高校生・大学生を対象とした講演を行います。
若者のリアクションが楽しみです。
あ、スライドちょっと作り直して、GFPを説明しておきましょう。
こちらの画像はラットの脳の中に導入したGFPが光っているものです。
*****
ちなみに、こちらのブログのアクセス数も鰻登り。
例の、福岡日帰りエピソードの日の最長不倒数も超えてしまいました(笑)。
大変結構なことです。
by osumi1128 | 2008-10-08 22:32 | サイエンス | Comments(0)

大隅典子の個人ブログです。所属する組織の意見を代表するものではありません。


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