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サインフェルド

夜中に、仙台の春らしいとても強い風の音で目が覚めた。

今日は朝から4コマの集中講義。
月曜日の朝9時(!)からお昼休みを挟んで4コマというのは非常にしんどい。
大学時代テニス部で、先輩の試合の応援で一日中立ちっぱなし、という訓練をしてきたが、今回の講義では足が棒になったのは、靴を脱いでスリッパだったせいなのか、それとも足の筋肉の老化なのか・・・
次回は、適度なかかとの高さのある「マイ上履き」持参の上、どんな具合かみてみようと思う。

英語の勉強もかねて、家ではアメリカのテレビドラマのDVDを観ることが多いのだが、一番のお気に入りは「Seinfeld」(邦題:となりのサインフェルド)だ。
これは、いわゆる「シットコム」(situation commedy)のジャンルに属し、観客の前で録画し、その自然な笑い声も入れるのがお決まりになっている。
サインフェルドは、ニューヨークを舞台とし、自分自身コメディアンであるJerry Seinfeldを中心に、その仲良しの友達である、ジョージ、クレイマー、そして元カノのエレインの4人が主人公という設定で、ごく普通の都会的な日常を取りあげ、シニカルに、かつギャグを入れつつ、ウイットに富んだ番組となっている。
なんといっても、会話にひねりが効いているし、下品でないのがよい。
一応皆30代で、エレインは出版社に勤務しているが、ジョージはずっと職探しをしていることになっており、同じアパートでジェリーの向かい側の部屋に住んでいるクレイマーは一体どういう仕事をしているのか不明。
舞台の半分くらいはジェリーの部屋という設定になっていて、仲良し3人は部屋に来ると、勝手に冷蔵庫を開けて飲み物やら食べ物やらを取り出して食べているというのもおかしい。

最初に放映されたのは10年以上前のはずで、しばらくはずっとNBC系で再放送を繰り返していたのだが、昨年、ついにDVD化された。
しかも、お宝映像等付き。
かなり長いこと放映されていて、8シーズンくらいあったはずだが、今のところDVDはシーズン4までなのが残念。
興味のある方は是非!
早く次のボックスがリリースされてほしい。
by osumi1128 | 2006-02-27 22:47 | Comments(0)

大学入試ほか

昨日、今日と東北大学は各キャンパスで入試が行われた。
今年は雪にもならず、雨もたいしたことなく、本当に良かった。
入試というのは大学にとって最も大切な行事の一つである。
これから育てるべき人材をどのように選別するかという大問題だ。

今年から、いわゆる「ゆとり教育世代」が入ってくること、全国の大学の定員と志望者数が同じになって、平均すれば競争率1倍になること、などなどが問題とされてきた。
実際に現場に当たった方達はどのような印象を持っているだろうか?

今年の義務は「面接予備員」だった。
医学部では10年弱前から入試に「面接」を行っているのだが、今年は自分では実際には担当しなかった。
本当は12:30から16:30過ぎまで拘束されると思っていたのに、「予備員」であることは行ってみて分かった。
予想外の午後の時間ができたので、気になっていた論文の原稿を書いてみた。
他のこと(例えばオフィスの片付けなど)をしても良かったのだが、とにかく「早く出さないといけない論文だなあ・・・」と思っていて、筆頭著者から上がってくる原稿を待っていられなかった次第。

常に「自分で書く」と決めている先生は良いのだが、私の場合、これまでは少なくとも学位にからんだ論文は筆頭著者の原稿を待つことを原則としていた。
私自身はそのように育ち、その方が教育的だと思うからだ。
しかし、ここ最近になって、この方針を変えるべきかと考えている。
皆それぞれ向き不向きもあり、好き嫌いもある。
原稿が来るまでじっと待つよりも、ボスがより関わる形で論文を仕上げる方が、より長い経験を生かしたものになり、お互いハッピーではないか。
筆頭著者の人も、自分がその立場になったときにはじめて苦労すればよい。
論文を書くより他に必要なスキルはいろいろある。
by osumi1128 | 2006-02-27 00:17 | Comments(8)

理工系学生のためのキャリアガイド

「理工系学生のためのキャリアガイド」という翻訳本が化学同人から出ている(2002年発行)。
原著は米国科学アカデミー(NAS)ほか編であり、原題はCareers in science and engineering: a student planning guide to grad school and beyondとなっている。
翻訳は小川正賢氏(広島大学)、副題は「職業選びに失敗しないために」であるが、これはちょっとネガティブな印象。

原著が出版されたのは1996年で、ちょうど第1期の科学技術基本計画が策定され、「ポスドク1万人計画」が打ち立てられた年だ。
それから翻訳本が出るのに6年もの月日が必要だったのは、ちょうどそのくらい後から日本がアメリカの後を追いかけているということだろうか。

各章のタイトルを挙げておこう。
1章 職業人生を考える
2章 職業の見つけ方
3章 成功するためのスキルと属性
4章 就職目標到達に向けて
5章 適職を求めて
6章 職探しは自己責任で


本書の中には「キャリアガイド」として、沢山のキャリアパス事例が載っている(もちろん男女とも)。
例えば「化学エンジニアから建築設計士に」「物理学者から金融研究者に」「分子生物学者から科学政策アドバイザーに」「看護婦(原文ママ)から研究マネージャーに」などなど。

また「シナリオ」として、問題をより具体的に考えるためのコラムもある。
「職を探す」

キャロルは生物学で博士号を取得し、分子遺伝学のポスドクを2年間行ってきている。彼女は、・・・ポスドクの期間が終わる前に、自分の専門領域の研究を行っているいくつかのバイオテクノロジー系企業に応募した。しかしそのすべてで不採用となり、彼女は非常に驚いた。企業のなかには、彼女はコミュニケーションスキルに問題があること、「企業的な組織」のなかでの仕事に不慣れだということをしてきしたところもあった。
>企業側はキャロルに何が欠けていると見なしたのだろうか。
>産業界での職を目指すのであれば、彼女はどのようにすべきだったのだろうか。

(回答例は巻末にあり)


なお、原著はNASのホームページからダウンロードできるようになっている。

翻訳された内容が、日本の現状に照らしてすぐに役立つことばかりではないだろうが、学生さんやポスドク等の若手スタッフを抱える身としても、なるほどと思うことがいろいろあった。
by osumi1128 | 2006-02-26 00:26 | Comments(0)

祝! 荒川静香選手、金メダル!!!

ちょっとミーハーですが、今日のエントリーはやっぱり荒川選手の金メダルをおいて他にないでしょう。
荒川静香選手は小学校から高校まで仙台で育った方なので、仙台通信としてコメントする理由は十分です。
うちのラボでもライブで見た人たちは多く、午前中のグループミーティングの一言目は「見た? 荒川、金!」でした。

朝の苦手な私はライブは見ていなくて、夕方のスポーツジムのランニングマシーンで走りながら断片的に見たのと、戻ってからNHKのニュース10での特集でした。
やっぱり4分間ずっと見たいと思うので、きっと組まれる「ハイライト番組」に期待したいと思います。

断片的な映像からの私の印象は、「選曲の良さ」だったと思います。
プッチーニのトゥーランドットというのは、まさに彼女にぴったりでした。
そもそもトリノでのオリンピックにプッチーニだし(正確には、オペラの完成を待たずに亡くなって、弟子のフランコ・アルファーノが完成させたのですが。ちなみに、トゥーランドットの初演はトリノの近くのミラノのスカラ座でした)、主人公のお姫様がまさにクールビューティーという設定だし、彼女の得意とする優雅なイナバウアーという体を反らせる演技も実に曲と合っていたし。
かつて2004年の世界選手権で優勝したときの曲目ということも、後半の見せ場にイナバウアーから3つ続けてのジャンプに自信をもって臨むのに役立ったのではないでしょうか(曲もまさにそこで盛り上がるし)。

ルール改正でイナバウアーがポイントにならなくなったというのは、彼女にとって損だったかもしれないのですが、むしろ、直接のポイントに結びつかなくても、観客は大喜びだったろうし、彼女自身の心の安定につながったのかもしれません。
世界選手権と同じ曲目というのも、「それ以上のプログラムは組めないのか?」という批判を浴びる可能性もあった訳で、大きな賭けだったでしょうね。

いずれにせよ、日本の人たちに明るい話題をくれてありがとう!

PS:
無精な私は開会式もリアルタイムで見なかったのですが、パバロッティが歌ったのがトゥーランドットだったと、今日のNHKスペシャルで知りました。
まさに運命、ですね。

PS2:
5号館のつぶやきさんのところで荒川選手のビデオが見られるサイトがコメントに載っていましたので、転載しておきます。
荒川静香・フリー
http://youtube.com/watch?v=mdrbOJY9Haw
荒川静香・エキシビジョン
http://www.youtube.com/watch?v=hxq6NWVg8BE
画質は荒いですが、余韻を楽しみたい方に。
by osumi1128 | 2006-02-24 23:26 | Comments(5)

不正防止パンフレット

自分のブログに「伝聞」を載せるのは良くないと思っているのですが、今日のエントリーはその原則から外れさせて頂きます。

東北大学で「研究者向け不正防止パンフレット」の作成に関わる方から、面白い話を聞きました。
普通、こういう「何か新しいことを始めるプロジェクト」でまず最初にするのは「前例にあたる」です。
ま、論文だったら、背景となるような、すでに出ている論文を読んで、情報収集するということですね。
で、いろいろなその手のパンフレットを集めてみると、すでにある冊子からの「パクリ」満載だったりするというのです!
とくに、研究機関内部向けのものにそういう傾向があるらしい。
日本の本屋さんはクレジットの意識が定着していますから、売られている本ではそういうことは少ないのでしょう。

それにしても、「ミスコンダクト防止パンフレット」が「盗用」だらけだったら、ジョークを通り越していますね・・・
ここ数年、学部学生さんにレポートを書いてもらうと、ウェブで見つけてきた情報の「コピー&ペースト」になっているものが数%あって、レポートの課題を出すのが嫌になりました。
もちろん、大多数の人たちはそうではないのですが、「ん?これはアヤシイ」と思って、引用されているURLを当たったり、文章のキーワードをGoogleに放り込んだりすると、「盗用」が見つかるのです。
もちろん授業中に「ウェブ情報を引用する際には、これこれについて守って下さい」と言ってはいますが。
でも、「コピー&ペースト」で作られる「ミスコンダクト防止パンフレット」って、どういう価値なのでしょうね?

ちなみに、「コピー&ペースト」される元データの方は、日本学術会議の冊子が多いとのことです。
たぶん対外報告リーフレット「科学における不正行為とその防止について」あたりでしょうか。
ちなみに学術会議では、科学者委員会という常置委員会を中心として、研究行動規範(ガイドライン)作成や、公正な審理期間の設立など、不正行為の抑止と研究上の誠実さの確保に関する具体案の策定に向けて活動しています。

このお話を聞いたWGの方は、東北大でつくる学生向けパンフは明るい方向にしましょうと話しているそうです。
(以下、引用)
研究のアイデアは尊いのです.アイデアの発見は,喜びに満ちたものです.
それは,あなたのかけがえのない貴重な財産です.
お互いのアイデアは産み出したひとの持ち物であることを尊重しあいましょう.
そして,自分の研究を誠実に行う誇りをもちましょう.

by osumi1128 | 2006-02-23 23:13 | Comments(4)

実験のデモ

今日はとても暖かだった。
このまま春・・・にはならないだろうが、浮き立つ気持ちがありますね。

昨日、今日と、Salk研究所の日本人ポスドクTさんという方が、実験見学に来ていた。
うちのラボは実験発生学に欠かせない哺乳類胚操作技術をいろいろ持っていて、ときどきお客さん相手に実験のデモをしたり、誰かの実験を見てもらったりする。
昨日は、最初学生さんの実験を見てもらいながら、説明を加えていたが、その後、2006年になって初めての(そして久しぶりの)全胚培養用にラット胚のマイクロダイセクションを行った。
久しぶりでも自転車に乗れるようなもので、かなり深いところに仕舞われた神経回路はちゃんと機能していた。

前にも述べたが、一番好きな実験がマイクロダイセクションで、中でも一番好きなembryoはマウスの10日目である。
何重にも大事に膜に包まれていて、それを1枚ずつ剥がしていく。
この時期は、心臓が4つの部屋に分かれて、血液が多くなり、頸部から頭部にかけての血管が発達してきて、非常に綺麗。
これより前の、もっと透明なembryoの方が好きな人もいるが、私はこの発生段階が好き。
これよりもさらに発生が進んでしまうと、皮膚など厚くなっていって、はかなさに欠ける。

こういうマニアックさというのは研究者独特かもしれない。
以前どこかで、「私は大腸菌よりも酵母が好き。中でも出芽酵母の方が分裂酵母より好き」というようなマニアックな話を聞いたことがあるが、納得できる。
by osumi1128 | 2006-02-23 00:55 | Comments(0)

会議を仕切る

生まれて初めて会議を仕切ったのは、小学校高学年の学級委員の頃だと思うが、あまりにプリミティブな段階で記憶にない。
そもそも、忘れたいことばかりだったからなのか。小さい頃の記憶に乏しい気がする。
中学では1年生の後期から生徒会の書記を2期務めて裏方を経験した後に、2年生後期の生徒会長に立候補した。
当時うちの中学ではかなり真面目に選挙戦を行うのが通例であり、2週間の間にポスターを作成したり、選挙演説の時間も設けられていた。
確か、そのときは「生徒の、生徒による、生徒のための生徒会」という、リンカーンの言葉をもじった(今から考えると非常にダサイ)キャンペーンを張ったはず。
・・・で、その選挙には見事に落選した。
その次に3年生の前期では「ガラス張りの生徒会」というキャッチコピーにしたと思うが、すでに行政のトランスペアレンシーを意識していたといえよう(ほんとか?)。

とにかく、まあ何故か当選して生徒会長を務めた間に、いくつかの校則改正を行った。
例えば、その中学では学生鞄の他に持つ「セカンドバッグ」に規制があり、学校指定のものでないといけなかった。
(そもそも、学生鞄をつぶしてぺちゃんこにして、容量を少なくするというのが流行っていた)
これに対して断固として反対し、マディソンバッグと呼ばれるスポーツバッグも持ってきてよいと認めさせた。
女子のソックスは「白の三つ折り」が指定だったが、折らないタイプの「スタンドソックス」というものを許可してもらった。
(このソックスの着用には「カモメちゃんマーク」の「ソックタッチ」という接着剤が必須であった)
どちらもまあ、当時流行っていて、生徒達はそれに乗りたかっただけなのだが、規則で「それは認められない」というのもほとんど根拠レスだった訳だ。
どんなロジックや言葉遣いで教師側を論破したのかは覚えていないが、小さい頃から父親と議論して泣かされて鍛えられていたことを思うと、さもありなんである。
もちろん生徒会側の意見が通らなかったこともある。

その後、高校、大学以降そういう活動から足を洗っていたのだが、ここにきて各種の会議に出席したり座長をする機会が増えてくると、中学校での経験も無駄ではなかったのかなあと思う。
大人の会議なのに、ときどき流れをまったく無視する輩がおられる。
前回の会議で決まったことでさえ、出席しておらず知らないことを否とせずに蒸し返される。
やれやれ・・・と思うが仕方ない。
あまりに簡潔に「それはすでに前回これこれと決まりました」と言おうものなら、逆にさらに枝葉末節のところに訴えてくる。
会議を仕切るのは難しい。
by osumi1128 | 2006-02-22 02:14 | Comments(4)

復帰支援ポスドク制度募集要項公開

いろいろなご案内が載っている科学コミュニケーションブログの方にも復帰支援ポスドク制度募集要項が掲載されました。
もちろん学術振興会のホームページにもあります。

ところで、男女共同参画学協会連絡会でも問題になったのですが、実際にこの制度を必要とする、つまり、今は現役から退いている方達には、どんな風にしたらこの情報が伝わるのでしょう?
とりあえずは、こちらを見て下さっている方々、もし周りに該当するようなお知り合いの方がいらしたら、教えてあげて下さいね。
by osumi1128 | 2006-02-20 23:10 | Comments(2)

サーバ停止

今朝から数時間サーバが停止していた。
事前にお知らせを頂いていたのだが、週明け月曜日のメインテナンスはいかがなものか、と抗議するのを忘れたまま当日になっていた。

たいてい、朝一番最初にすることはメールチェックとその返事(すぐお返事できるもののみ)なのだが、その作業ができなかった。
ま、そういう日もあるさ、と思って、朝から文献を読んだり、頂いた本を読んだり、届いていた原稿の校正をしたり・・・
・・・が、お昼過ぎにはそれも終わり、学生さんとディスカッションし、来客の応対をしても、まだ復旧しない。
そもそもは朝の9時から夜の9時までかかるかもしれない、という連絡だったくらいで、そうなると一体どれくらいのメールが処理できずに溜まっているのかと思うと恐ろしかった。
やれやれ・・・
やはり、平日のサーバ停止は止めて欲しいものだ。

サーバは予定よりもかなり早く、夕方までには復旧した。
バタバタと届いたメールに対応した。
が、案の定、朝の時点で送らなければと思っていたメールを書かずに帰ってきてしまった。
はかない短期記憶である。

気が付くと雨になっていた。
暖かくなったということだろう。
春はもうすぐ。
by osumi1128 | 2006-02-20 22:57 | Comments(0)

科学者の不正行為について

すでに多数の理系ブログで扱われている話題で、こちらでも触れましたが、大阪大学の論文ねつ造事件処分(追記3あり)を踏まえて、私見を述べておこうと思います。

論文の著者の中では、何人の共著者がいたとしても、first authorとlast authorもしくはcorresponding authorという人たちがその他とは破格のクレジットと責務があると思います。
結論から言うと、私はcorresponding authorという人間がその論文の一切の責任を負うものと思っています。
その上で、どの程度first authorの責任があるのかは、その人物のキャリアや能力次第だと考えます。

生物系の友人は「故意に捏造されたデータは見抜くことができない」と言っています。
私もこの意見を全面否定することは残念ながらできないと思います。
ただし、研究室を主催する人間は「捏造・改竄」を許す環境を作ってはならない、それを未然に防ぐための最大限の努力をする責務があると思います。
データはきちんと記録し、保存することを教えたり、研究室内外のコミュニケーションを良くしておくなどが必要なことでしょう。
個人個人の倫理教育というのは、研究室に入ってからだけでなく、それ以前の初等中等教育も大切なことだと思います。
(ゆとり教育制度以降、「道徳」という教科は、今どのように教えられているのでしょう?)

その上で、もし不幸にも、非常に(ある意味)頭の良い学生(ポスドクでも)が非常に仮説にあった理想データを抱えてきて、論文に仕上げる際の議論でもどこも綻びが出なくて、その論文が受理されてしまった後に、それが捏造や改竄だったということが分かった場合には、corresponding author(およびPI)は一蓮托生で責任を負うべきだと思います。
そういう学生なりポスドクを研究室に参画させたことは、研究室主催者の運命というか、人徳の至らなさとして受け入れるしかないと考えます。
研究室主催者になるということは、そういうことではないでしょうか?

その場合に、どのような「処分」が妥当であるかというのは、非常に難しいものがあると思えます。
懲戒停職2週間と1ヶ月の重みがそれぞれ適当なのかどうかは私には判断できません。
しかし「指導力不十分」な教授は、それ以降学生の指導からはずすということも必要なのではないでしょうか?

理想としては、責任をとって自ら職を辞すべきだと思います。
それが科学者コミュニティーに対する責任でもあると考えます。
by osumi1128 | 2006-02-20 01:26 | Comments(17)