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伊東豊雄 建築|リアル

本日はお散歩日和でした。
暑くもなく寒くもなく、こういう日は歩かなきゃ、ということで、途中スタバにも寄りつつ、ラボに向かう途中、さらに、仙台メディアテークで開催されていた伊東豊雄 建築|リアルに寄りました。

伊東氏は仙台メディアテークのデザインをされた建築家で、少し前に英国のゴールドメダルを授与された方です。
コンクリートとガラスをうまく使って軽さのある現代建築を多数造られています。

今回、多摩美の図書館や、銀座のTod'sやMIKIMOTO第二ビルなどの建築について、コンセプトからデザイン、建築現場の様子などのプロセスが展示されていてとても興味深く見ました。
モックアップ(原寸大、現物素材によるパーツ)もあり、大きな建築を造るのに、いかに手がかかるのか改めて認識しました。
コンクリートという素材を手にして、建築の可能性や多様性が非常に広がった訳ですが、Tod'sのビルではケヤキの樹の枝をイメージしていたり、MIKIMOTOでも不定形の穴がコンクリートの壁に開いているデザインで、かなりインパクトがありました。

中学の頃に建築家に憧れたことがあり、「構造計算」をしなければならないことを知って断念したのですが、恐らく、本当のポイントは、そういうことではなく、いかに三次元的な空間のデザインをイメージできるか、なのだと再確認しました。

伊東氏による現在建築中の台中のオペラハウスは、まるで地中の蟻の巣のようなデザインで、とても生物的だなあと思っていたら、確かに下記のように書いてありました。
これらのプロジェクトに共通するシステムが「エマージング・グリッド[生成するグリッド]」です。柔軟で豊かな秩序を内包する概念(建物の内と外をできるだけ感じさせない空間。床、壁、天井が一体化してまるで建物というより生き物のような構造)は建築をより自然のシステムに近づけ、人や環境をも巻き込んで無限の可能性を引き出そうとしています。(上記サイトより引用)


この他にも、いろいろなアルゴリズムによるデザインやら、美しい二次曲線やらあって、きっと幾何が専門のK先生なら、こういう図形を見ると数式が自動的に浮かぶのかしら、などと思いました。
by osumi1128 | 2007-04-29 02:05 | 雑感 | Comments(0)

太地のくじらの博物館

昨日のエントリーで「例の、後ろ足のあるクジラはどうしてるのかしらん?」と書き込みましたら、専門家である父からメールが来ました(身内なので勝手に引用)。

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今日のブローグを読ませて頂きましたが、太地の「くじらの博物館」で飼育している腹びれイルカのことが書いてありましたので、その現状について報告します。

このイルカは現在とても元気で、同じ群れから捕獲された仲間と一緒に博物館の付属水族館の水槽で飼育されています。現在別のトンネル水槽を改装して、そこに移す準備をしています。それができれば、このイルカを腹側と横からも観察することができ、お客さんに喜んでもらえると思います。

この貴重なイルカを材料にして、形態、遺伝、行動、生活史、繁殖などの研究班からなる、国際的な総合研究チームの立ち上げを準備しています。
*****

ああ、「後ろ足」と言ってはいけなかったのですね(苦笑)。
博物館のサイトはこちら。↓
太地町立くじら博物館

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ホワイトボードの書き込みは少し前に更新されていました。
ちょっとサイエンス系になったかも。
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by osumi1128 | 2007-04-27 23:45 | サイエンス | Comments(4)

ツツジ咲く東京

昨日のサイエンス・エンジェル母校出張セミナー第一弾@仙台育英学園秀光中等教育学校(中高一貫の学校です)の記事が、本日の毎日新聞朝刊宮城版に掲載されました。
こちらをどうぞ。↓
サイエンス・エンジェル:育英秀光中等校で母校訪問セミナー

ついでに、その前の日のニュースでテレビでも放映されていましたが、調査捕鯨のニュースもどうぞ。↓
ミンククジラ:三陸沖捕獲調査で初、1頭陸揚げ
これで、しばらくしたら近海物の美味しい鯨のお刺身が食べられます:)
そういえば、以前、和歌山で見つかった後ろ足のあるクジラの調査は、どこまで進んだのでしょうね?
「先祖返り」なのはDNAのどこが書き換わっているのか、大変興味あります。

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今日は午後に会議があって東京出張でしたが、もう新緑&ツツジの季節になっていました。
昔棲んでいた家の庭に濃いピンクと薄いピンクのツツジがあったことを思い出しました。
日比谷公園では日光浴をしている人も見かけたくらい、暖かな午後でした。

たった1つの会議だけで東京に行くのはもったいないので(貧乏性です)、その後、東北大学東京分室@丸ビルで、とある方とお目にかかって小一時間ほどお話を伺いました。
23階の窓からちょうど隣の「新丸ビル」が見えるのですが、明日からオープンとのことでした。
丸の内エリアの景色がどんどん変わってきています。
東北大学東京分室は、やや手狭なので、もう少ししたら八重洲側の新しいビルにお引っ越し予定。
本当は丸の内側の方が霞ヶ関には近いのですが、新幹線からは八重洲が近いから、どっこいどっこいってところでしょうかね?
by osumi1128 | 2007-04-26 22:57 | 雑感 | Comments(0)

サイエンス・エンジェル初母校出張セミナー

本日は朝から雨模様でしたが、午後に育英学園秀光中等教育校の4−6年生(=いわゆる高校1−3年生)を対象として、東北大学サイエンス・エンジェルによる母校出張セミナーの記念すべき第一回目が開かれました。

SAのKさんの母校ということで、もう一名SAのSさんも同行し、私も第一回目だったので、父兄というか付き添いで行ってきました。
3学年160名くらいの生徒さん(男子学生含む)にSAが20分ずつくらいの講演を行い、さらに質疑応答をするというイベントでした。
いやー、エンジェルさんたちは話が上手です!
上手く高校生のハートをつかんで話してくれました。
SAの一人はロボット系、もう一人はバイオ系だったので、話にバリエーションがあったのも良かったです。
男子生徒の質問はもっぱらロボット系で、女子の方はバイオ系が少し多かったように思いました。
研究内容の中身から、理系のキャリアの将来まで、さまざまな質問が出て何よりでした。

会の最後に、予め選ばれていた方と思われますが、「本日は、コレコレの話が聴けて良かったです」という内容のお礼の言葉まで頂いて感激しました。
関係者の方々、本当にお世話になりました。

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仙台に戻って反省会をした後ラボに戻り、学内のF先生によるインフォーマルセミナーを行いました。
F先生は「新進気鋭の」という形容詞に相応しい方で、細胞生物学的アプローチに長けておられるので、お話はとても刺激になりました。
しかも、何気なく「60個のファミリー分子それぞれの抗体を作製しました」とか、「それぞれに結合するタンパク質を網羅的に検索しています」などと言われて、うちの学生さん達はうなっていました。

日頃、「やるときはやらないとね」と、いくら口を酸っぱくして(お母さんが)言っても、学生さんはなかなか聞いてくれないのですが(ブツブツ・・・)、こうやって外からの方に話して頂くと説得力がある、というのは、いわゆる「外圧」ってことでしょうかね。

セミナー後に、うちの関係するデータをご披露しつつ、将来のコラボレーションの可能性についてディスカッションし、それからさらに夕食(アルコール付き)でもいろいろなお話を聞きました。
これから、いろいろと楽しみな展開です。

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アクセス数はさらに増加の一途です。
本当に不思議なことです。
by osumi1128 | 2007-04-26 01:27 | 東北大学 | Comments(2)

ポスドク一人に1億円!

ブログのアクセス数の増加の原因については未だ不明です。
「なかのひと」はいわゆるネットプロバイダーのアクセスがカウントされないのは良いとして、海外からのアクセスまでは検出できません。
これってグローバルではありませんね(苦笑)。

個人メールに「お母さんのためのサイエンス講座」のネーミングとして「お母さんと一緒にサイエンス!!」という案を頂きました。
(Nさん、勝手に載せましたが、有難うございました)
こちらは、セミナーというよりも参加型の模擬実験などに向いているかもしれませんが、「一緒に」と言いつつお母さんを誘っているのが良い名前ですね。

先ほど、無事に予約録画できていた「てれまさむね」で、サイエンス・エンジェル関係の報道を見ました。
2時間近くのインタビューが5、6分に編集されてしまうのですが、「科学の面白さを伝える」サイエンス・エンジェルのミッションは十分に伝わったのではと思います。
アナウンサーのKさんほか関係者の方々、有難うございました。
そして、素晴らしい受け答えをして頂いたSA2名の方々、お疲れ様。

*****
さて、今日は大阪のとある会社の方と会食をしましたが、そこで衝撃の数字を知りました。
その方の試算によると、国立大学4年、国立大学院5年、国のプロジェクトでのポスドク6年の間にかかる国からの費用を計算すると、一人当たり1億弱になるというのです。
大学と大学院の間については、いわゆる運営費交付金をベースにし、ポスドクの分は給与ベースとのことでした。
ええと、現在日本のポスドクの数は1万5千人超えですが、単純にかけ算すると大変な数字になります。

もちろん、運営費交付金のすべてが学生や大学院生の教育につながっている訳ではないのですが、建物や教職員の給与なども広い意味では必要な経費とみなすと、上記のようになるというのです。
先送りせず本当にきちんと考えなければならない問題です。

この話を聞いて次に思ったのは、国立大学・大学院で教育を受けた方が、その能力を活かすことなく、職につかなかった場合の損失です。
男性、女性、両方のケースがあると思いますが、やはり女性の方が多いでしょうね。
同窓会のネットワークが強い私立と異なり、国立系では人材のデータベースを構築するのが難しいということがありますが、これもなんとかしたいことです。
by osumi1128 | 2007-04-24 23:38 | 科学技術政策 | Comments(0)

MORIHIMEホームページリニューアル!

仙台は桜が終盤なのですが、今日はちょっと花寒です。
枝垂れ桜の類はまだ見頃ものもありますが、ソメイヨシノは葉桜になりつつありますね。
今日のお昼は新人さん3人とランチに外に出ましたが、もう桜の季節は終わりだなあと思いました。

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ホワイトボードの書き込みは日々変化しています。
私としては、サイエンス系の加筆が少ないのが残念ですが、あまりそんな風に考えても仕方ないことでしょう。

それより気になりますのは、一体何故、先週金曜日くらいからアクセス数が倍増以上に増えているかということです。
コメントはほとんどない、という点について、年齢層はやや高い方のアクセスであると予測しておりますが、昨日から始めました「なかのひと」の解析ツールから見ても、一体どういう方のアクセスが増えたのか、さっぱり分かりません。
ちなみに、ドメインとして分類される「なかのひと」ではやはりダントツは東北大学内からのアクセスでした。
学内の皆様、有難うございます。
総数だけから言いますと、本学の次に東大、その次に理化学研究所、そして京大なんですが、その次にランクインされるのが農林水産省農林水産技術会議っていう組織です。
すみません、よく認識していないのですが、今度どこかでお目にかかったら、一言言って下さいね。
他に北大の方も多いのは、5号館のつぶやきさん関係なのではと拝察しております。

・・・でも、ですね、たぶん、今回増えているのは上記のような方々ではないような気がしています。
誰に訊いた訳でもないのですが・・・
少なくとも、絶対数として、この「なかのひと」で挙がってくる総数よりも、exite blogでカウントされている数は倍以上多いのです。
いったい、この週末あたりにweb上で何があったのか分かりませんが、少なくとも自分のブログが炎上してアクセスが増えたのではないことは確かのようです。

どなたか、一体どういう経緯なのかお教え頂ければ幸いです。
by osumi1128 | 2007-04-24 02:11 | 東北大学 | Comments(2)

東北大学HPリニューアル!

今日は雨が降ったり止んだり。
桜を愛でる最後の週末だったのですが、ちょっと残念。
昨日と気温が5℃以上違うようです。
体調を崩さないようにしないといけませんね。

*****
さて、4月になって東北大学のHPがかなり根本的にリニューアルしました!
トップ画像はいろいろと替わるようです。
バナーは少なくなりシンプルな印象になりましたが、いろいろな検索機能が充実したように思われます。
Googleによる学内サーチも付きましたね。
ちなみに関係するところとしては「MORIHIME」は「女性研究者支援事業」として(全学の委員会とともに)常にトップ頁からリンクされるようになりましたので、今までよりも格段に良いアクセスです。
どなたが配慮して下さったのか、とにかく感謝です。
こういう連携が大切ですね。

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ホワイトボードの状況の変化です。
確かに変化していくのが面白い。
by osumi1128 | 2007-04-22 21:10 | 東北大学 | Comments(0)

なかのひと・トライアルです


Map
5号館のつぶやきさんのところで見つけたサイトを使ってみています。
このブログにアクセスした方のドメインが分かるというものです。
今日は日曜日なので、全アクセス数に比べると、おそらく職場と思われるところからのアクセスは少ないのですが、それでも、日曜出勤している方が多いように思われます。
明日以降に平日のデータを見ましたら、また報告しようと思います。
by osumi1128 | 2007-04-22 12:54 | 雑感 | Comments(0)

お母さんのためのサイエンス講座?

今日はとっても暖かい日でした。
仙台の桜もそろそろ終盤です。
夕方、西公園という桜スポットの一つの横を車で通りすぎましたが、かなりの人出のようでした。

さて、先日ナイスステップな研究者2006シンポジウムというエントリーの中で、「お母さんのためのサイエンス講座」という企画はどうか、ということを書きましたら、個人メールの方に以下のようなメールを頂きました。
*****
大隅典子先生

東北大学XXXXで研究支援者をしているXXと申します。
先生の「仙台通信」を見てコメントを書こうと思ったのですが、記入方法がわか
らず、直接メールを送らせて頂きました。

先生が提案されていた「お母さんのためのサイエンス講座」についてメールさせ
て頂きました。
名称ですが、いち母親として自分が科学を勉強するのはハードルが高い気がする
ので、
「子どもと楽しむサイエンス」とか「子どもの科学に対する興味を伸ばしてあげ
るには」とか子どもをメインにした名前の方が応募者が多い気がします。

お忙しいところすみませんでした。

*****
これに対して、以下のようなお返事を差し上げました。

*****
下記ご連絡を有り難うございました。
ご指摘ありがとうございます。

ただ、私としてはお母さんが子供に付き添ってくるのではなく、
お母さんも「勉強する」という姿勢が
子供に良い影響を与えるのではないかと考えて
敢えて「お母さん」を主体とする茶話会のようなものを
企画できたらと思いました。
実際に「広瀬りんどう社会学級」の方で
そのような経験をさせて頂き、
とても喜んで頂いたということもあります。
カルチャースクールのような雰囲気で
サイエンスのお話が聴けたらいいのかなと思っています。

ちなみに
「お母さんのためのサイエンス講座」は
「お父さんのためのワイドショー講座」を
もじったつもりなのですが、
たしかに結構カタイ雰囲気の見出しですね。
要再考です。

これからも、ブログにコメント
宜しくお願い致しますね。
(記事の下にある「コメント」というところをクリックすると
書き込める欄が出てくるはずです)

大隅典子
PS:頂いたコメントはとても大事だと思いますので
ブログの方に載せても宜しいでしょうか?
*****

ブログ掲載許可を頂きましたので、こちらに載せさせて頂きました。
講演を聴く主体は母親でも、内容の主が「子どもを理系好きにするためには」的な方が集まりやすいのでは、とのご意見です。

私はお母さん自身がサイエンスを好きになってほしいと願っています。
もちろん、「子供のため」という崇高な(?)動機が悪いとは思いませんが、お母さんがサイエンスの話を聴きに行って、とっても面白かった、楽しかった、という経験をして頂くことが、子供のサイエンスに対する芽を伸ばすことになるのではと思うのです。
サイエンスは身近なところにあることに、気付いて頂けたらと考えます。

こういう企画はいますぐ始めるということでもなく、少しずつ暖めていければよいと思っています。
上記にも書きましたが、
「お母さんのためのサイエンス講座」は
「お父さんのためのワイドショー講座」
というテレビのコーナーをもじったつもりだったのですが、「ワイドショー」と「サイエンス」のニュアンスの差があって、同じレベルのくだけた感じにはなっていませんね(苦笑)。
良いネーミングは難しいものです。

*****
ところで、ここ2日ほど普段よりアクセス数が非常に多くなっているのは何故なのでしょう?
しかも今日は土曜日なのに普段の常連さん以外の方がかなりおられるようです。
でも、コメントはあまり残されないタイプの方々のようですね。

*****
菊川怜が女医の役をしているNHKのドラマが環境ビデオ的に流れている中で書いていたのですが、なんでテレビの中の医者って、お決まりのように白衣の前を開けているのでしょうね?
昔から、現場ではそんなことないのになー、と思っているのですが。
by osumi1128 | 2007-04-21 21:40 | 科学技術政策 | Comments(2)

ホワイトボードの使われ方現況報告

直接のきっかけはGoogle本社の様子をテレビで見たことなのですが、ディスカッション用に実験室にもホワイトボードが必要だと思っていて、先日、中廊下に180cm巾のホワイトボードを設置しました。
いろいろ面白い使われ方をしていて、「日直:○○」などの懐かしい書き込みもありましたし、こんな感じでディスカッションにも使われているような様子です。
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巷の情報によると、このホワイトボードの書き込みの更新を一番楽しみにしているのは、実は試薬等の業者の営業さんとか。

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頂いた本で『トンボとエダマメ論 何が夢をかなえるのか』(猪口孝著、西村書店2007年)というものをほぼ読み終わりました。
猪口孝氏は国際政治学者であり、猪口邦子先生の旦那さんでもあります。
もちろん多数の専門書を書かれているのですが、この本は一般向けというスタンスです。
「トンボとエダマメ」が何を意味するのか書いてしまったら読む楽しさがなくなりますので、それは御法度として、うーーーん、やっぱり、ソレ相応のお年になると「若い方向け」に何か言いたくなるものなのでしょうね。

それはさておき、教育問題についての提言で言えば、猪口孝先生は「英語重視」のお立場のようです。
このブログでも数回述べましたが、私は、基本的に英語の重要性を軽んじているつもりはありませんが、小学校で国語(や他の)授業時間数を削ってまで全員に英語を教えるべきとは思っておりません。
母国語の文法を自在に操れるようなシステムが脳内に確立する以前に、英語の文法を教えることの是非についてはすでに論じられているところです。
強いて言えば、余力のある生徒に対して英語を聞き取るようなオプションの授業はあっても良いと思いますが(それは義務教育ではありませんが)、全員の生徒を対象に小学校で英語教育を導入することに対しては、私は反対の立場です。

註付記) 猪口先生ご自身も、どの段階で英語教育を導入すべきかについては、考慮すべきと書かれています。また、大学の授業の半分くらいを英語で行ってはどうか、ということも言われていて、こちらについては、ライフサイエンス系分野や情報系などはとくに、英語で行ってもよいのではと私も思います。実際、アジア諸国ではそうですので。

基本的に母国語でのディベートができるだけの素養を身につけた上で、中学校からの英語の義務教育というのは理に適っていると思うのですが、如何でしょうか?
つまり、話す中身や立場がないのにただ流暢に英語を話せても、意味はないと思うのですが。

誤解のないように申しますが、私自身は英語でのコミュニケーションが、いわゆる理系でも大事であることは百も承知で、うちの研究室でもその線に沿った取り組みをしています。
ただ、小さい子供達がまず習得すべきは、まず国語であり、次に算数であると信じています。
理科にしろ社会にしろ、それらは「国語」と「算数」の理解や概念無しには教えられないと思うのです。
しかも、それは、視覚的な情報だけでなく、聴覚的な情報という意味でも重要です。
とくに、聴覚的情報は視覚よりも処理時間がかかるものであり、記憶力を必要とし、そのトレーニングはその上に知識を積み上げるための基礎になると思います。
by osumi1128 | 2007-04-21 00:19 | 雑感 | Comments(2)