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プレゼンウィーク

またまた週が明けて、本当に一週間の早いこと……。
今日はREDEEMの集中講義で朝から4コマ、計6時間。
このくらいの時間、立って講義ができなくなったら、教員は辞めようと思っていますが、脚が棒になりながらも、まだなんとかこなせています。
明日は理研BSIのサマースクールで、午前中3時間の講義。
木曜日は炎症再生学会でシンポジウム。
土曜日はREDEEMシンポジウムで1時間。
先々週くらいにこのスケジュールをはっきり認識して、一体どうしてこんなことになったのか自問自答したのですが、土曜日のシンポジウム以外は個々に1年ほど前にお引き受けしたように思いますが、それが同じ週に集中しているという感覚がやや欠如していました。
(週の途中で月が変わるというのも、認識がずれた原因かもしれません)

*****
一つ前のエントリーにコメントをいつか頂いております。
こちらのブログ読者はコメントを見ていないかたもいるやに思いますので、ちょっと引用しつつ、コメントバックいたします。

5号館のつぶやきさん
 TBありがとうございました。もし、機会がありましたらポスドクキャリアパスを担当していらっしゃる方々に、表から聞こえる声だけではないものがあることを知るために、ブログのコメントなどにも目を通していたければ、何かの参考になるかもしれないとお知らせ願えると幸いです。私の感じるところでは、その両者(事業を立ち上げておられる方々とポスドク「不満分子」)の間のディスコミュニケーションの溝が深いことも問題を複雑にしている要因のひとつのような気がしているものですから。


コメントありがとうございます。
ブログのコメントにも目を通すように「ポスドクキャリアパスを担当している方」にお知らせする、というアクションが有効かどうか。
一つ前のエントリーでも書きましたように、女性問題では現場の声を何らかの形で要望書にまとめて、それを行政サイドなり学会なりに提出するというステップを本当に長い間繰り返してきて、それが今日に至っていると思います。
不当な差別や処遇の差などがあって、それを改善すべきだと主張されるのであれば、そういう意見を「誰かが」まとめるべきではないでしょうか?(すでに、学会等で行っているところもあると思いますが)
ブログ等で議論が盛り上がること自体はそれで結構と思いますが、それでは施策につながらないと思います。
批評ばかりしていても始まらないでしょう。

島岡さん
大隅さん、
提案を支持していただいて光栄です。
是非大隅さんのグローバルCOEでExecuteしてください。
応援いたします。
島岡
PS: リンクとトラックバックがうまく機能していないようです。

ありがとうございます。
TBの不具合は直しておきました。
メディカル・イラストレーターのお話もとても興味深く読みました。

hamarie_februaryさん
はじめまして。hemarie_februaryと申します。
いつも拝見しております。TBさせていただきました。

ありがとうございます。
内閣府の「板東」氏は、物理学会の「坂東」氏と漢字がちょっとだけ違います。
ちなみに、『女性の品格』という本を書かれた方も似ていますね(笑)。

透明にさん
どこにどれだけ就職が決まったのかは責任を持って公開してくださいね。

はい、個人情報に挺しない形で公表したいと思っております。
大学院等でも案内のパンフレットにそういう就職情報を掲載しているところがありますね。

MANTAさん
>個々の研究室では「研究の方法」を全体のカリキュラムでは「仕事の方法」をトレーニングし、「事務」で就職支援をする。

問題の本質を捉えておられると思います。敬服いたします。難しい点は大学の誰が「仕事の方法」をトレーニングするか?ですね。まずは新入社員が受けるような社会人セミナーを大学院生にも受けさせておく、ということかしら?うーむ。
透明化も必要でしょうね。

いつもありがとうございます。
誰が仕事の方法をトレーニングするか、ですが、現状を考えるとまずは外注になるでしょうね。
でも、普通の社会人セミナーは、以前に分子生物学会の折に参加してみたことがあるのですが、ちょっとそのままではどうかなあと、個人的には思いました。
やはり講師の方も、それなりに大学院生やポスドクと接したことのある方、就職斡旋等の経験のある方でないといけないでしょうね。
同様に、英語のスキルアップといってもNOVAの教師を呼んできて、普通の英会話をしてもなあと思っています。
もちろん、しないよりは良いのですが。
by osumi1128 | 2007-07-31 00:05 | 雑感 | Comments(2)

誰がアクションするのか?

2日ほど夏らしい日が続いたと思いましたら、今日は午後から梅雨空に逆戻り。
七夕のお祭りももうすぐで、市内のあちこちに飾り付けがありますが、今年のお天気はどうでしょう?

地下鉄の駅から歩いて研究室に来るときに、先日お話しした道路拡張工事のところで、切り倒された木々の切り株の撤去作業が進んだようでした。
お盆前の公共工事ですね。

*****
さて、5号館のつぶやきさんからトラックバック頂いたので、こちらのエントリー博士の就職をTBいたします。
こちらのエントリーの中で取り上げられている「ハーバード大学医学部留学・独立日記」の島岡さんの記事ポスドク問題:5号館のつぶやきでの議論にあるご提案は、ほぼ私自身が考えていることと同じです。
個々の研究室では「研究の方法」を全体のカリキュラムでは「仕事の方法」をトレーニングし、「事務」で就職支援をする。


私自身は自分が代表を務めるグローバルCOEにおいて取り組みたいと思っています。
一緒にチャレンジしてくれる博士やポスドクさんがいたら大歓迎です。

学術会議の中や所属する学会の理事会等の議論でも問題にはなるのですが、なかなか良いアクションにはつながりませんね。
そもそも、学術会議の中には当事者(大学院生、ポスドク)がいる訳ではないので、それ以前の段階から取り組まないといけないのだと思います。

何度も繰り返して言っていますが、博士・ポスドク問題と女性研究者育成支援問題にはオーバーラップするところがあり、どちらもマイノリティーが抑圧されているという状況があります。
女性の問題に対しては、3世代以上前の女性の時代から立ち上がった方々がおられ、その活動が地道に続いて今日に至っています。
立ち上がろうとした方々には当然それぞれの置かれた状況があり、自分自身の職の為にはそういう活動をすべきかどうかと悩んだ方もおられるでしょう。
あるいは、そういう人々の気持ちを代弁するために立ち上がり、多大な自己犠牲を払った方もおられるでしょう。
そういう小さな声がだんだん大きくなり、施策へと繋がっていったという歴史を見ますと、ブログのコメント欄が盛り上がっているだけでは駄目なのではないかと思うのです。

すでに、文科省では「ポスドクキャリアパス多様化」のための事業を始めています。
短期的にすぐ結果が出るものではないと思いますが、でも、現行のいくつかの事業(先日話題になった日本物理学会のものもあります)では何が問題なのか、何が足りないのか、5号館のつぶやきさんのブログに書き込むだけでなく、それぞれの事業を展開している組織に申し述べてはいかがでしょうか?

平成18年度採択機関
平成19年度採択機関
by osumi1128 | 2007-07-29 22:11 | 科学技術政策 | Comments(7)

外国語の教え方

昨日から東京へ行き、本日午後に帰仙。
いやー東京も仙台も暑かったです(汗)。
一つ目の仕事が、理研BSIのヘンシュ貴雄先生のところでのインタビューでした。
CRESTプロジェクトのニュースレターに対談を載せているのですが、そのための取材。

中身はBrain & Mindの第6号をお楽しみにして頂くとして、1時間ほどお話しする間に「第二外国語はいつ頃から教えるべきか」という話題が上りました。
ヘンシュ先生は、お母様が日本人、お父様がドイツ人、生まれは東京ですが2歳からアメリカで育ったという方で、3カ国語がほとんど不自由ないトライリンガルの研究者です。
さらに、高校時代は水泳の選手で、オリンピック選手と互していたそうで、もちろん本業の臨界期に関する素晴らしい研究も合わせて、天は何物も与え給うたのだなあと敬服しています。

で、ヘンシュ先生はその研究成果から「臨界期の終わる12歳くらいから外国語を教えるのはナンセンス。臨界期の間に教えるべき」と主張されます。
「でも、母語がしっかりしないうちに、第二外国語を習得させようとすると、脳の中で混乱が起きるというお話もありますよね」
「それは教え方が悪いからです」
ヘンシュ先生が小さいとき、お母様と話すときは日本語、お父様とはドイツ語、お友達や学校では英語、というルールが徹底していたとのことで、そうすればそれぞれの言語のルールをきちんと身につけることが可能と言われます。
ただし、現在のご家族は、奥様がイタリア人で、3人のお子さんが1年前くらいまでは日本で育ち、今はアメリカということで、上記のような「ルール」は徹底できていないということでした。
つまり、子供同士が会話をする際に、ちゃんとしたお手本に則らない会話を覚えてしまうということなのだと思います。

こんな例も挙げられました。
私も聞いたことのある話でしたが、臨界期のアメリカの子供に毎日1時間程度、中国語を母国語とする人と遊ばせるということを50日分だったかさせると、ほとんどnative Chineseと変わらないくらいの中国語の聞き取りと発音ができた、というもので、たぶん同様の発達心理学系の研究は日本でも為されていたと思います。
このとき、生身の人間とコミュニケーションする、という点が大切で、対照群として「1時間ビデオで中国人の話す中国語を聞いていた」のでは効果が無いという結果でした。

私自身の第二外国語歴は、1歳の頃に母が家族を置いて留学した際に、英語の歌やお話のレコードや絵本を持ち帰って、それを聞いたり読んだりしたのが最初です。
確か、『三匹の子豚』などもありましたが、一番のお気に入りは『ピーターと狼』で、音楽と語りがあるものでした。
モノラルのステレオで繰り返し聴いていたのだと思います。
小さいときの記憶がほとんどない方なのですが、そのメロディーはしっかり記憶されていますね。

その後、小学校の3年生から、お友達のお母様が自分の娘だけに教えるのは難しいので、他の子も一緒にということで、英語のレッスンを週1回受けましたが、お母様はもちろん日本人の方でしたので、完全なnativeの方に教わった訳ではありません。
中学校ではLLの時間があって、テープでnativeの発音を聴いたのと、『百万人の英語』というラジオ番組を毎日必ず聴いていました。

ですので、たぶん平均的な日本人の方よりも英語にexposeされたのはやや早く、また、義務教育で教えられる以上に自分でも勉強したとは言えると思います。
それができたのは、外国語が好きだったからでしょうね。

ヘンシュ先生を見てしまうと、「やっぱり英語はなるべく早く教えなければ」という方に傾きがちなのですが、小学校の義務教育の中で、一律に、他の教科の時間数を減らして教えるのが果たして妥当なのか、ということについては、難しいなと思います。
そもそも、日本の初等教育では本人の熟達度とは関係なしに、学年ごとで進んでいきますので、分からない子はますます分からないことが多くなるような気がします。

知り合いのアメリカ人研究者JRさんは「うちの息子は5歳からprimary schoolに入れたよ。僕もそうだったからね」と言ってましたが、アメリカでは親が「うちの子は年齢に比して理解力が高いので、上の学年に入れても大丈夫なのでそうしたい」と主張すれば、とりあえずその希望を受け入れてもらえます。
その上で、もし付いていけない様子が見られたら、「やっぱり戻した方がよい」という指導が入る訳ですし、さらに「飛び級」するケースもあります。
そうやって、23歳で博士号取得、なんて人がごろごろしてますし、26歳でassistant professorという知り合いもいます。
「ノーベル賞の受賞対象研究のかなりの部分が30代で為された」という統計を考えると、たしか以前のキャンペーンで「日本人ノーベル賞30名!」という目標を達成したいのであれば、このような早期教育や英才教育を真剣に考えないといけないもかもしれません。
それは、「多様な価値観」「それぞれの個性」を認めるという了解がなければ成り立たないのですが。

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ところで、しばらく前のエントリーでもTBしました、5号館のつぶやきさんの20%ルールって 【追記:関連記事】というエントリーに付いたコメントが100を超えたそうです。
もはや、元々の「20%ルール」のところについてのコメントではなく、一般的な「大学院生・ポスドクキャリアパス問題」として盛り上がっているようで、それはそれで結構なことと思うのですが、横で眺めていて「これではやっぱりアクションにつながらないなあ……」と感じています。

関連して、日経BTのBTJジャーナルNo.019にポスドクのキャリアアップのことが掲載されています。
他の記事を含め、やたら知っている方が出ていてびっくりですが、そういえば、本日(7/27)の「爆笑問題のニッポンの教養」のゲストは解剖男の京大の遠藤さんでした。
(来週はアンドロイドの石黒さんだし。)
オオアリクイやパンダの骨格、ゾウだったかなんだったかの腎臓などがある研究室が印象的。
番組の最後の方で「動物園は教育機関である」というと「いや、エンターテイメントでしょ」と太田に言われ、「いや、教育的な点が大事で、だから国からの援助が必要!」と真剣に主張されていました。
by osumi1128 | 2007-07-28 01:33 | サイエンス | Comments(6)

アドミニストレーションの重要性

もうそろそろ梅雨明けかなあと思える、ちょっと暑い日が二日ほど続いております。
といっても、最高気温で27℃くらい。
これが夏の仙台の有り難いところです。

月曜日の日経夕刊に「来れ!理系ガール!」という記事が掲載され、我が東北大学サイエンス・エンジェルも取り上げられていたのですが、仙台の日経の夕刊は翌日配達なので(涙)購読しておらず、今日になって記事を読みました。
他に、秋田大のロケットガールなども取り上げられています。

このサイトを初めて訪れたのですが、「え?」というトップページですね^_^;)
いえ、別に何も……。

この記事のことが科学技術コミュニケーションブログに日経夕刊の理系女子特集にサイエンスフェアリーが出てこないのはなぜ? というエントリーとして取り上げられていました。

K_Tachibanaさん、M姫さん、やっぱり、フェアリーさんの数を増やすしかないのでは?
キュートなM姫さまのインパクトは絶大ですが、なにせサイエンス・エンジェルは今年52名おりますし、ロケットガールは約30名とのことですので。

*****
さて、先日、脳科学グローバルCOEのキックオフシンポジウムを行いましたが、目下、事務局作りを進めています。
おそらく、こういうプロジェクトが上手くいくかに関して、事務局がうまく作れるかが重要だと思っていますので、その人選や、既存組織の事務体制との連携は非常に大切です。

コンピュータを使っての事務処理は、すべて手書きで、コピーは「カーボン紙」で取っていた時代に比べれば、格段に便利で簡単になりました。
(かろうじて、助手時代に、出張の書類のコピーをカーボン紙を知ったという世代ですー苦笑)
報告書を作るのでさえ、印刷屋さんにお世話にならなくても、かなりの部分を仕上げることができます。
ところが、そうなると今度は要求される書類の数が増え、種類が多くなり、さらに報告書もどんどんグレードアップしてきています。
ほとんどイタチごっこです(涙

今回の事務局には異なるバックグラウンドを持つ方に参画してもらおうと思っています。
伝票処理の実務経験のある方はもちろんですが、さらに、アート系の方、IT系の方にも加わって頂くつもりです。
幸い、現状では医学系研究科の事務方に多大なお世話になりつつ進めています。
お盆前にはホームページをお披露目できるように頑張ります!
by osumi1128 | 2007-07-25 23:50 | 東北大学 | Comments(2)

アダルト・チーム・ミーティング

また新たな週の始まりです。
先週まではグローバルCOEのキックオフシンポジウムの準備等があってバタバタとしていましたが、この週末からは来週以降に予定されているいくつかの講演等の準備や、論文原稿のプライオリティーがやや高くなっています。
ただ、どうしてもまだ「本を書く」ところまでの気持ちの余裕がありません。
物理的にも時間のかかることなので(とくに図の準備が大変です)、もう少しゆとりをもったスケジューリングをしないといけないと思うのですが、気がつくと手帳がどんどん埋まってきます。
毎年、夏は執筆の季節と決めているのに(そうでないと、年1冊のペースが守れません)、厳しそうな気配濃厚。
どこかでなんとかしないと……。

*****
本日は「アダルト・チーム・ミーティング」が3時間ほどありました。
アダルトといっても、実は胎生期から生後発達期くらいを研究対象とする人も多いのですが、言いやすいので「アダルト・チーム」と呼んでいます。
こちらは比較的「出口に近い研究」も多いというところも「エンブリオ・チーム」との違いでしょうか。
どちらもフラットに意見を言えるという点が良いことですね。

集まって実験結果の報告をすると、使っている試薬(抗体など)や、細胞の培養の仕方などについて、ちょっとしたヒントやアドバイスがいろいろ出てくるのも良い。
こちらも、大きな方向性などについてのsuggestionsだけでなく、他の人にも実験センスのようなものを理解してもらおうと、「その濃度の振り方は何故?」などというツッコミを入れたりします。

いずれにせよ、「論文にしてナンボ」の世界なので、そのところをどうリードするかが悩みどころなのですが……。

*****
d0028322_23541100.jpgd0028322_23532589.jpgd0028322_23542068.jpgd0028322_23543625.jpg話は昨日に戻りますが、仙台在住の高校の後輩Yさんが8月末で転勤ということで、K先生も交えて送別会をしました。
といっても拙宅で、しかもYさんは「タイ・カレー」を作ってくださるというので(主賓なのに)、それに便乗してしまい、こちらは前菜(マグロとアボカドの和え物)、温野菜(ブロッコリー、エリンギ、ナス、黄色いズッキーニ)、サラダ(ちょっとエスニック風)くらいを作り、K先生が持ってきて下さったいろいろなビールを飲みながら、食べながら、喋りながら、カレーが出来上がるのを待っていた次第。
うちのキッチンはダイニングとつながっているので、Yさんも一緒に会話ができますし、私は横で見ながらバッチリ作り方をマスターしました(笑)。

で、ジャスミン・ライスの炊きあがりに合わせて、タイ・カレーの出来上がり!
香菜を載っけてお鍋ごとテーブルに運んで、いよいよ賞味タイム!!!
いやー、美味しかったです!
夏はやっぱりスパイシーなカレーでしょうか。
Yさん、ご馳走様でした。
新天地でもご発展をお祈りしています。
by osumi1128 | 2007-07-23 22:28 | 東北大学 | Comments(0)

エンブリオ・チーム・ミーティング

今年は梅雨入りが遅かったせいか、まだ明けそうな気配はなく、今日も典型的な空模様。
一番町という繁華街では「三社祭」をしていて、アーケードの通りにお御輿が繰り出していました。

*****
今日は朝(といっても10時半ですが)から研究の進捗状況の報告会、通称「エンブリオ・チーム・ミーティング」でした。
4月から社会人大学院生として入学した方も初参加だったので、どうしても仕事の背景等の説明が長くなりますが、それはそれで、「何故この研究をしているのか」ということを再確認することになって良いのだと思います。
PowerPointでデータを示す人もあれば、口頭で説明したり、ホワイトボードに描いたり、スタイルはいろいろですが、「他人に伝える」というところが重要だと思っています。
少しラボメンバーが増えてきたので8名くらいになりますが、今のところまだ皆が発言しやすい人数です。
通常は週末は避けているのですが、そろそろ夏休みを取る人もいて、今回は変則的に土曜日となりました。

毎週1名発表するプログレス・レポートと別個に行うことにしたので、最初はやや抵抗感がある雰囲気を感じましたが、今は良いディスカッションの場となっているように思われます。
助教の人、ポスドクさん、いろいろな学年の学生さんという年齢構成なので、プレゼンのレベルもそれぞれなのですが、確実に力を付けてきていることがよく分かり、そういうときには、大学で研究室を主催することの喜びを感じます。
もともと「スピード、変化、自由」というキーワードがモットーの射手座なので、変化すること・ものが好き。
だからこそ最初に発生発達の研究が面白いと思う訳ですが、人が成長するのを傍で感じることができるのは、研究上の発見に匹敵するくらいワクワクすることですね。

来週月曜日は通称「アダルト・チーム・ミーティング」です。
by osumi1128 | 2007-07-21 23:18 | 東北大学 | Comments(0)

キックオフシンポジウム盛会御礼

昨日行いました「東北大学脳科学GCOEキックオフシンポジウム@仙台」は、参加者120名136名という盛会のうちに無事終えることができました。
拠点メンバーの研究室からの参加以外にも、東北大学内外から来て下さった方が思いの外あり、皆さんの意識や熱意を感じました。
急なことで、医学部の5号館2階のCOEセミナー室での開催だったので、立ち見も出ているような状況でした。
特別講演として阪大の村上富士夫先生にお話し頂いたのですが、キックオフに際しての暖かいエールを頂きました。
有り難うございました。

夕方からの交流会は、5号館1階のピロティーというのでしょうか、ウッドデッキになっているスペースでビアパーティー的に行いました。
梅雨寒でしたが、なかなか雰囲気の良い会だったと思います。
最後は心を一つに合わせて「一本締め」をしました。
関係各位、裏方を務めて下さった拠点メンバーの学生さんやポスドクの方々、お疲れ様でした。
そして、有り難うございました。

*****
実は、数日前から自宅のデスクトップのモニタの動作に「あれ?」と思っておりましたら、2日前についに全く映らなくなってしまい大慌て。
なにせ、書いている原稿が途中でモニタが真っ暗になってしまって、コンピュータを強制終了して立ち上げ直しても駄目。
ファイルを救出することができず難儀しました。
液晶プロジェクタ用のケーブルでMacBookProにつなげられないかなど試したのですが、ピンが合わず(涙)。
締切過ぎている原稿で本日催促を受け、結局、ラボのシネマディスプレイを持ってきてもらい、映すことができました。
やれやれ……。
80%くらい作成していたところで、最初から書き直す気にならず、どうしようかと思っておりました。
by osumi1128 | 2007-07-21 00:31 | 東北大学 | Comments(0)

物理学会の若手キャリアパス問題への取組

朝9時から本部で会議出て、そのまま東京出張して用務を3つ終えて戻りました。
(貧乏性なので、用事が一つだけだと、仙台からわざわざ出ていく時間がもったいないように思うのです)
今日は東京もあまり暑くない日で助かりました。

戻ってメールチェックしてから5号館のつぶやきさんのところのブログを覗いてみたところ20%ルールって 【追記:関連記事】というエントリーがありましたので、ちょっと一言。

元記事は読売新聞のweb記事「博士余り」解消へ「20%ルール」!?物理学会が提言というものなのですが、なぜこのタイミングでこの記事が書かれたのかがちょっとよく分かりません。
ただ、日本物理学会は文部科学省の平成19年度科学技術関係人材のキャリアパス多様化促進事業に採択されている機関です。
学会内に「物理人材活用委員会キャリア支援センター」を設置し、以下のような取組を実施する。
1. 物理学会誌,物理学会大会並びに支部例会等でのシンポジウムなどを通じて知的人材の社会的活用についての意識改革を,ポスドク,研究指導者の双方に促す。
2. ポスドクの実数,進路,状況の追跡調査を全国レベルで行い,現況を定量的に把握する。
3. 個々の知的人材の資質と能力についての情報データベース,企業情報データベース,ポスドクが社会で活躍している例の紹介,ガイダンス等の情報掲示,などを統合した物理人材キャリア情報ステーションを立ち上げ,本活動に関する様々な情報の収集と(公開できるものの)開示を行う。
4. 教育,知財,IT,科学行政その他の諸分野へポスドク等の知的人材が社会に貢献できる方策の研究,検討を行い,成果を公開する。(上記URLからの転載)


私は、「学会」という組織がこのような事業を行うことは先駆的であると考えます。
物理学会は大きな学会(社団法人)ですが、それなりにいろいろな危機感を持っておられるのだと思います。
単に定期的な大会(年会等)を開催するのであれば、おそらく学会という組織はなくても可能でしょう。
(事実、大きな大会はかなりの部分、「学会屋」と呼ばれる企業が運営を任されていますし、米国のGordon Conference、Keystone Meeting、Cold Spring Harbor Courseなどは学会による運営ではありません。)
会員から徴集する「年会費」でどういう事業を展開するのか、今後の法人化問題と合わせてよく考えなければならないのだと思います。

Googleの「20%ルール」に近いことは、たぶんそれなりの意識のある方ならば、自分で実践していることだと思います。
ラボヘッドの方がそれを推奨するかどうかは別でしょうが、「言われたことだけする」のではキャリアアップする人生は難しいようにも思われます。

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ここしばらく、脳関係の本を読んでいて、紹介したいのですが、明日は朝早い予定なので、本日はこれにて。
どうやら雨ではなさそうなのでほっとしています。
by osumi1128 | 2007-07-19 01:09 | 科学技術政策 | Comments(3)

東北大学脳科学GCOEキックオフシンポジウム@仙台のお知らせほか

新潟中越沖地震のニュースをテレビで流しながら、下記のエントリーを再編集しています。
被害に遭われた方々には本当にお気の毒なことです。

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東北大学は今年、創立百周年を迎えたので、いろいろな行事が繰り広げられているところですが、8月末には「百周年記念祭」の中の「サイエンスカフェ百周年スペシャル」の枠で、数学科のK先生と二人で受け持つことになりました。
サイエンスゼロのアナウンサーの方が本学OBとのことで、司会をお願いできるようです。
「美しい科学・役に立つ科学」というタイトルを付けていますが、どんな展開にしようか、という相談をするために、昨晩、K先生を拙宅にお呼びして、粗食+ワインとともに話をしていたら、大幅にシンデレラタイムを過ぎ、本日は非常に不健康な状態となりました(苦笑)。
やれやれ……。

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久しぶりに瀬名さんのサイトを覗いたら、6月24日のエントリー<に東北大学百周年の記念式典での講演のことが書かれていました。
東北大学って、お世話になった人に対する感謝の気持ちの表し方がとてもへたな大学だと思う。100周年を迎えることができたのは卒業生と在校生と職員、そして地元の人たちのおかげでしょう。100周年の記念式典をやるなら、まずそういった人たちへの心からの感謝を表すことから始めてもいいのじゃないだろうか。(上記より引用)

ごもっとも。

それで思い出したのですが、以前、百周年の準備のWGに入っていたことがあり、そのときは記念建造物として川内記念講堂という大きな講堂を博物館に改装する、というプランが出されていました。
「それなら、市民にも寄付を募り、1年間フリーパスの入場許可カードを差し上げる、なんていう案はどうでしょう?」と言ってみたのですが、WGのオジサマ方には全然受けませんでした(苦笑)。
結局、予算の関係もあって、博物館プランはボツになり、記念講堂は改修して立派な音楽ホールになる予定です。

*****
こちらは、理化学研究所脳科学総合研究センターの設立10周年「ゆめみる脳科学」というイベントで、そちらでも瀬名さんの企画があったようなのですが、それがSecond Life内でライブストリーミングされたとのこと。
前から気になっているSecond Lifeですが、そろそろ始めようかな……。

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今週木曜日、いよいよキックオフ!!!
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by osumi1128 | 2007-07-16 19:09 | 東北大学 | Comments(6)

旅の総括(台風接近中につき簡易版)ほか

台風4号は東京付近を通過したそうですが、仙台では進路の北側のようで、暴風雨というほどではありません。
自宅から東北大のテニスコートが見下ろせるのですが、朝、雨の中、軟式テニスの公式戦をしていました。
自分もかつて体育会の部活をしていた頃は、悪天候でも出かけていたものでした。
週に数回、朝6時半にはテニスコートでラケットを振っていたのが同じ人間とは信じられません。
あれは別の自分だったように思えるlazyな今日この頃です。

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今回初めてのケアンズでしたが、オーストラリアは時差が少なくてよいですね。
でも「1時間」という微妙な時差のお陰で、寝坊するというトラブルもありました。
食べ物も、まあ、まあ、美味しいお店を探せば大丈夫。
英語日本語併記なのは、ほとんどハワイ・グアム状態。
そもそも成田からの直行便があるくらいだし。

お気に入りのトランクを最初、仙台ー成田便というプロペラ機に機内持ち込みを試みたせいで、着いた日から数日、左の首筋が痛く、戻ってきた頃には右足が変。
(10kg以上の荷物を持って「タラップ」を登るのは無謀でしたー涙)
慌てて昨日、カイロプラクティックの先生のところに駆け込みました。
本当はしばらく前から「行かなきゃ」とは思っていたのですが、なかなか忙しく、スポーツジムに通う時間も取れず、悪循環が続いており、ついに反省。

帰りはしぶしぶトランクを預けたのですが、上部が凹んでいたのに気付いたのは成田から宅急便で送るときだったので、航空会社にクレームを言うにはtoo late!
もう少し注意深くあるべきだったのですが、ワイン3本やお土産のチョコ(日本人らしく5パックセット)を免税店で買ってしまっていて、ひじょーに遠いゲートからえっこら歩いて来るのにほとんど疲れ切っていて、ターンテーブルから引き上げた時点で、とにかく早く帰りたい一心でした。
疲れは注意力を落とすので要注意です。

ミーティング自体は非常にexcitingで、サイズもちょうどよく、非常に満足でした。
オーストラリアのミーティングは是非また行きたいと思いました。

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戻ってきたらメールで訃報を頂きました。
以前ブログにも取り上げたアン・マクラーレン博士7月7日にお亡くなりになったとのことでした。
日本国際賞を受賞された際に実際にお話しする機会がありましたが、哺乳類の初期発生に関して先駆的な仕事をされただけでなく、科学コミュニケーションの重要性も早くから認識されている方でした。
もう一度、是非日本にお招きする機会があればと思っていたのに、とても残念です。
ご冥福をお祈り申し上げます。
by osumi1128 | 2007-07-15 17:23 | 旅の思い出 | Comments(0)