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MOLESKINEのノートブック

午後に文科省の脳科学委員会に出席するために上京しました。
会議は15:00からだったのですが、早い方の東北新幹線はやて号は毎時08分に東京駅到着なので、15:08に着くと遅刻。
よって、14:08着にして生まれた隙間の時間で、新丸ビルの中にあるステイショナリーのお店に立ち寄り、注文してあったMOLSKINEのノートブックを受け取りに。
数ヶ月前から一冊目を使い始めたのですが、スクエアード(方眼)で皮の表紙のものです。
こちらに、セミナーや会議のメモも、思いついた研究のアイディアや、新しいプロジェクトのプランなど、皆、ひたすら時系列に沿って記録するというスタイルにしました。
皮の表紙がしっかりしていてメモが取りやすく、きちんと閉じられるゴムバンドが付いています。
毎日トートバッグに入れて持ち歩き、週末にスタバでブランチするときも、思いついたことを書き込んで。
とにかく気付いたときに書かないと忘れてしまうので。
今では持っているだけで気持ちが落ち着くような信頼感が生まれてきました(←ライナスの毛布?)。
今度はCity Notebookも買ってみたいなと思っています。
事前の調査や旅先でのメモなどを加えていってパーソナライズする、というコンセプト。
普段はかなりディジタルな生活をしていますが、手帳とノートはアナログですね。
おっと、今みましたら、実はネットで買えるのですね……。
なあんだ。新丸ビルまで行かなくても良かった。
でも、おかげでステイショナリーのお店を覗けたから幸せだったかな。

*****
脳科学委員会の議事録は、いずれ文科省HPで公開されますし、傍聴されていた方がサイエンスポータルのイベント開催レポートなどとして内容を報告されるかとは思いますが、委員としての感想を一言。

脳科学の成果をどのように生かすか、という観点を少なくとも頭の端に置いておくことは、少なくとも自分のポケットマネーで研究している訳ではない身にとっては必要なことだと思っています。
例えば、最近は統合失調症のような機能性精神疾患と思われていた病気の原因の一部が、脳の発生・発達過程にもあることが分かってきました。
あるいは、脳腫瘍に関しても「癌幹細胞」というような概念が通用するという総説もあります。
ですので、「正常な発生発達過程において、神経幹細胞が増殖・分化し、脳がどんな風にできあがってくるか」を研究することも、十分、出口を見据えたもの、社会との接点があるものとして展開することが可能です。

会議において「脳科学と社会・教育」についての議論の中で、人文系の委員の方からは、「現時点では脳科学がどのように教育等に役立つのか分からないのだから、軽々しく書き込むべきではない」というご意見がありました。
それに対して、とある委員(生物系)と私は「現時点でも、どのように活用すべきかを考えるべきである」という反論を致しました。
むしろ、きちんとevidence basedな情報を脳科学者から発信することこそ、コミュニティーとして大切だと思います。

これは私の肌感覚なので、勘違いであるかもしれませんが、まるで「自分たちの領域(心理・教育等)に踏み込んで来てほしくない」という気持ち深層心理にあるように思いました。
同じ方はまた「欧米の心理系の学会では、今はもうneuroscienceなどと、わざわざ言わない」という意見も仰ってましたが、現次点での日本神経科学学会において、実験心理学などの発表がどれだけ少ないかを考えますと、2008年の時点では「脳科学と人文・社会科学との融合・連携」などが必要なのではと個人的には思っています。

さらに言いますと、ヒトはどのように美を認識するのか、というような「脳科学と芸術・文化」などの方向性も、現時点では視覚系くらいしかあまり進んでいないので、もっと発展できるでしょうね。
こちらにちょっと関係することを岩波書店の雑誌『科学』に書評として書いたところです。

さて、これから原稿書きです。
by osumi1128 | 2008-06-30 22:40 | 雑感 | Comments(0)

梅雨の合間のホームパーティー

昨日はかなり久しぶりにラボメンバー5名を招いて、拙宅でディナー。
「せんせー、前回から、もう1年以上経ってますよ〜。次、いつですか〜?」という学生T君と、「そうだ、もしかして男子が数名来れば、動いた本棚の位置を戻せるかも?」というこちらと、双方の利益が見事に一致し(笑)、急遽(水曜日に連絡メールを回し)ホームパーティーを開くことにしました。

ちょうど、モルフォ蝶は修理に神戸まで行って、一昨日戻ってきましたし。
これで本棚を元に戻すと、我が家の地震被害からは復旧できることになります。
栗原市等での捜索は、ずっと続いていますが。
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では、メニューのご紹介。
参加者への事前調査により、ネバネバ系、ラッキョウは含まないメニュー、ということに。
括弧内はSABCによる自己評価(笑)。

1品目:突き出し的?トルティーヤチップス&ガガモーレ(アボカドディップ)(ガガモーレミックス使用により評価対象外)
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2品目:プチトマトとプチモッツアレラのマリネ、バジル風味(A)
いつもの定番です。
オリーブオイルと塩胡椒とバジルの風味で頂きます。
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3品目:水菜とササミの山葵ドレッシング和え(A)
この季節だったら、ササミは半生に仕上げた方が向いていたかも。
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4品目:豆腐のちりめん山椒・きざみ搾菜のっけ(A)
お豆腐はお醤油で頂くよりも、山葵とかこういう薬味で頂くのが好きですね。
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4品目:パルミジャーノのフェットチーネ(B)
6名分でパスタ300グラムだったので、生クリーム200ml分で作るソースだと若干足りなかった。
また、フェットチーネは比較的水分を吸収しやすいパスタであったことも一因。
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5品目:初鰹のたたき・カルパッチョ風(S)
T君が朝市でゲットして届けてくれた鰹半身をグリル鍋で表面をあぶって、オリーブオイル、塩胡椒、バルサミコ風味にしてみました。
Chez Osumiの問題点は包丁が悪いということで(←先端恐怖症)、切り口を隠すために(笑)薬味の茗荷、ブロッコリーのトラウト、紫キャベツのトラウトを載っけています。
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6品目:豚のグリル、柚子胡椒風味、いんげん添え(A)
定番料理。豚と柚子胡椒は非常に合います!
いんげんは今回はオリーブオイルをちょっと垂らして、電子レンジ10分で加熱。
茹でるよりも甘みが増します。
もっとヘルシーにするなら、スチームしても良いのですが。
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7品目:牛タタキのサラダ(A)
牛タタキは明治屋さんでゲットしたもので手を抜かせて頂きました(笑)。
ベビーリーフにクレソンをさらに足しています。
それにしても、やっぱりもっと高機能のデジカメ買おうかな……。
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デザートの果物(T君が朝市でゲットしたものなので、評価対象外)
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本日の泡とワイン。
パカレのボーヌ02は美味しかったです。
モンローズ93はお持たせ。御馳走様でした!
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キッチンで料理を作りながら、みんなの話を聴くのは楽しいです。
皆さん、来て下さって有難うございました!
お陰様で、本棚から落ちた本(↓)を仕舞うことができます。
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*****
第一弾の洗い物を小人さんにお任せした本日朝、仲良しのお友達から携帯メールが。
癌を患っていらしたお母様が昨日、他界された由。
一緒に旅行をさせて頂いたこともありましたが、お洒落で素敵なお母様でした。
美味しいものがお好きで、今年2月に仙台で思いがけずお寿司をご馳走になったのがお目にかかった最後でした。
朝からお友達に電話をして、一緒にたくさん泣きました。
by osumi1128 | 2008-06-29 11:27 | 味わう | Comments(0)

科学と社会との接点はたくさんある

本日は先日のブログでお知らせしていた第1回 東北地区「科学と社会との接点」研究会を覗いてきました。
サイエンスライターの渡辺政隆さんは科学技術振興機構に移られていたのですね。
(あ、お名刺を頂くのを忘れました!)
英国の3つのサイエンスフェスティバルについて紹介されていました。
参考サイトはこちら。

BAサイエンスフェスティバル
エジンバラサイエンスフェスティバル
チェルトナムサイエンスフェスティバルはあまり良い情報源がありませんでしたがとりあえずこちら

その次の講演はくらしとバイオプラザ21というNPOの佐々義子さん。
もう100回に近いくらいのサイエンスカフェのバイオ版「バイオカフェ」を主催されている方でした。
カフェの開催の仕方などについて参考になるお話を伺いました。
くらしとバイオニュースはメディアの方のネタ帳になっているとか。

南三陸町自然環境活用センターの職員として南三陸エコカレッジ事業を展開されている太齋彰浩さんのお話は、地方自治体自身が行う科学コミュニケーションとして新鮮でした。
大学付属の臨海実験所などでも行える事業なのではと思います。

特定非営利活動法人natural scienceの大草さんは、以前ご紹介した宮城の新聞というブログも書かれていますが、「科学で地域づくり」を目指して、というタイトルでの話題提供。
各種の「体験型自然科学教室」を展開されていますが、今度7月13日に東北大学片平さくらホールで開催される第1回 natural science シンポジウムでも為されるようです。
これ、うちの脳カフェとバッティングしてるのですよね……(涙)。
是非、次回を観に行きましょう。

*****
さて、その後は、東北大学の杜の都女性科学者ハードリング支援事業の久利美和さんにより、東北大学サイエンス・エンジェルの紹介もあったはずですが、本日、うちの学生さん、ポスドクさんを招いてホームパーティー開催のため、お先に失礼しました。

最初の3品くらいを作ったところで休憩するのに、ブログエントリーしてます。
こちらについては、別エントリー立てます。
by osumi1128 | 2008-06-28 18:09 | サイエンス | Comments(0)

城所先生の講義、プロフェッショナル、東北大学環境GCOE

朝から「講義」を受けて来ました。
城所良明先生による「英語論文の書き方指南」です。
科学倫理から始まったことが印象的でした。
いずれ、東北大学インターネットスクールISTUでも見られるようになるとのことです。
研究室のミーティングの日だったので、実践編まで聴けなかったのが残念。
冒頭ではチャールズ・ダーウィンの言葉を引用されていました。
A naturalist's life would be a happy one if he had only to observe and never to write.

「he」で受けているところは今風なら「he/she」とすべきところではありますが(←立場上、一応、突っ込まないと)、こういう風に思っているbioogistsは多いかもしれませんね。

*****
さて、夕ご飯を家で食べながら、録画しておいた「プロフェッショナル」の6月24日放送分を見ました。
「プロフェッショナル日記」の方で「涙の収録」と言われていた通り、ゲストもホストのすみきちさんもうるうる。
茂木さんの目も、ちょっと普段とは違う感じだったかも。

「ホスピスの世界にこの人あり」と言われている癌専門看護師である田村恵子さんは、とびきりの笑顔が輝いていらっしゃる。
一人になって涙を流し、それを拭いて、また次の患者さんに向かう。
……こういう方こそ、天職に就いておられるのだろうと想像します。

大学進学の前に「医師や看護師は向いていない」と思っていました。
癌の患者さんやそのご家族の心の痛みや辛さを支えきれる強さなんて、絶対無い、一緒に泣いてしまうから無理、と。
今は、歳をとって、少なくともラボの中で「自分が先に泣いてはいけない」と言い聞かせられるようになったかもしれません。

*****
東北大学生態適応グローバルCOE「環境激変への生態系適応に向けた教育研究拠点」のキックオフシンポジウムが明日15:00より仙台国際ホテルにて開催されます。
昨年の私たちのキックオフは7月19日だったかと思いますが、さらに早いですね……(*^_^*)
詳しくはこちらをご覧下さい。

さて、今月のうちになんとか、溜まっている原稿を書かないと……。
某出版社の方からは「神経科学学会の折にご状況された際、お目にかかってお打ち合わせを……」とプレッシャーをかけてこられました(^_^;
by osumi1128 | 2008-06-26 22:44 | 東北大学 | Comments(0)

緊急連絡!

中部国際空港になって、岡崎は大変便利になりました。
名鉄で1時間半以内に東岡崎まで到着します。
今朝は08:05発という便に(寝坊せず)無事に乗って、一旦自宅に寄ってから研究室に10:30までに着きました。
JAL便はプロペラ機ではありませんでした。

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夕方、宮城大学の看護の学生さん8名がT先生とともに来訪され、脳科学やコミュニケーションについてゼミを行いました。
皆さん、とても熱心に、いろいろと質問して下さったのが嬉しかったですね。
とくに、看護系を目指している学生さんだったので、皆さん身近な方のケアなどについて、とても深く考えているのが印象的でした。
註:画像は皆さんのご了解を得て載せています。

さて、緊急連絡です!
……というほどでもないのですが、地元読者のためにお伝えしていなかったイベント情報を載せておきます。

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東北大学脳科学GCOE特別講義
「英語論文の書き方:日本人著者に多い間違い」のお知らせ

講師:城所良明(生命科学研究科、脳GCOE客員教授)
日時:平成20年6月26日
(午前は9時30分−12時)
※実施時間が変更になりました。
教室:片平、多元物質研究所材料・物性総合研究棟1号館大会議室
(片平生協そばの新しい建物の1階)

*事前登録等は必要ありません
*****

第9回 東北大学グローバルCOE若手フォーラム開催のお知らせ
日時:6月27日(金)15:30-18:00(講演会後,交流会を催します)
会場:東北大学 医学部5号館 2F201号室
講演1:ストレス制御に関する認知神経科学的研究−社会的痛みと情動予期−
小野田慶一博士
講演2:高次視覚野におけるfMRIとニューロン活動記録との比較
澤村裕正博士
*****

第1回 東北地区「科学と社会との接点」研究会
<テーマ: 科学技術と地域コミュニティ>

サイエンスコミュニケーションの重要性が公に声高に指摘されるようになって,
5年あまりになります.また,それ以前からも,重要性を認識した多くの人々に
よって,さまざまな活動が行われてきています.

今回は,地域に根差した海外での活動についてを,渡辺政隆さん(科学技術振興
機構)に紹介して頂き,また,東京・日本橋を中心に活動されるバイオカフェの
現状を,佐々義子さん(くらしとバイオプラザ)からお話し頂くと共に,東北地
区において独自の活動をされている担い手からの事例紹介を頂きます.

●第1回 東北地区「科学と社会との接点」研究会

日時 :2008年 6月28日(土)13:30~16:30
場所 :東北大学片平さくらホール
テーマ:科学技術と地域コミュニティ
世話人:長神風二氏(東北大学脳科学グローバルCOE特任 准教授)

プログラム(仮):

13:00~   併催 「サイエンスアゴラ2008」 について説明会
13:30    開会
13:30~13:35 趣旨説明 長神風二氏(東北大学)

【第1部 他地域や海外などの事例から】
13:35~14:00
「サイエンスフェスティバルで地域をつなぐ~英国の実例から」(仮)
  渡辺政隆さん(サイエンスライター,科学技術振興機構)

14:00-14:25
「バイオカフェから学んだこと~地域とのネットワーク」(仮)
  佐々義子さん(NPO法人くらしとバイオプラザ21)

【第2部 東北のケースを考える】
14:25-14:45 話題提供1 太齋彰浩さん(南三陸町自然環境活用センター)
14:45-15:05 話題提供2 特定非営利法人natural science(仮)
15:05-15:25 話題提供3 久利美和さん
            (東北大学「杜の都女性科学者ハードリング支援事業」)
15:25-15:45 話題提供4 特定非営利法人HCC(仮)
休憩

【第3部 ディスカッション】
16:00-17:00 総合討論

参加方法:無料.参加はできれば事前に下記まで御連絡を.
問合せ:長神 風二氏(東北大学脳科学グローバルCOE 特任准教授)
詳しくはこちら
by osumi1128 | 2008-06-26 02:11 | 東北大学 | Comments(0)

秋山仁さんの講演

6月はうちは授業月間。
今年は医学部の発生学と歯学部の発生学が同時進行しています。
まったく同じように話すのは好きではないので、ちょっと変えています。
学生さんに教えるのは、自分の知識を再確認するだけでなく、何が分かっていないことか、面白そうな発展先はどんなあたりか、などを見つめ直す良い機会になりますね。
自分が翻訳した発生の本のマイナーな間違いも発見しますし(笑)。

*****
夕方に、関係するNPO科学協力学際センターの総会、講演会、懇親会に参加してきました。
講演会は、数学者の秋山仁さんで、タイトルはとくに無し(笑)。
イントロでは、小柴先生が理事長の平成基礎科学財団に関わっておられることや、ご自身もNPO体験型科学教育研究所を立ち上げられて、数学の普及や啓蒙活動をしていること、ゆとり教育が何を目指していたのか、などを語られました。
その後、平面充填図形空間充填図形のお話を聞きました。
「正四面体を切り開いた平面図形は平面充填可能」であることを、PC上で見せようとされたのですが、ちょっとマウス操作のせいか、処理速度の問題か、うまく動きませんでした。
K先生から「数学者は標準的にPPTが使えない」と伺っていて(K先生は例外とのこと)、最初は「お、さすがアキヤマ・ジン先生は講演が多いだけに大丈夫なのか?」と思ったのですが。
でも、なんとなくイメージは掴めました。
二次元や三次元であればなんとかなりますが、これが四次元以上になると、うーーん……。
上記のお話に近いことは、JSTの秋山仁のさわって算数を見ていただくのが手っ取り早いでしょう。
(小学生向きに作られていますがー微笑)

ちなみに、私もご縁があって、10月11日に佐賀県で、高校生・大学生を対象とした平成基礎科学財団主催の「楽しむ科学講演会」でお話することになっています。
佐賀はまだ行ったことがないので、楽しみです。

*****
地震で行方不明の10名の方の捜索から、陸上自衛隊がはずれることになりました。
今後の捜索は警察と消防の方で進められるとのことです。
自衛隊は捜索の後方支援と給水などの民生支援に専念とのこと。
まだ断水しているのが数百世帯あります。

明日は岡崎出張。
基礎生物学研究所の用務の後、CRESTプロジェクトの発行しているニュースレターBrain & Mindのための対談を生理研の伊佐先生と行います。
この市民向けニュースレターも次号が第8号です。
(これまでの分につきましては、HP上からPDFをダウンロードできます)
by osumi1128 | 2008-06-24 00:38 | 東北大学 | Comments(0)

鈴木芳雄さんのブログ「フクヘン。」

今日はどんよりした梅雨空でした。
モルフォ蝶は直せるかもしれない、ということで、宅急便にて六甲昆虫館へ額を送りました。
昼間は雨が降っていなかったので、地下鉄北四番丁から研究室までをウォーキングで往復。
昨日、久しぶりにジムに行って、ランニングと筋トレしたらたいへんな筋肉痛(その日のうちに出るのは、まだマシ?)になったので、自宅から1時間すべて歩くのは断念しました。
湿度は高いですが、気温は20℃くらいなので、まだまだ歩けます。

*****
クオリア日記を介して、
面白いブログを発見。
雑誌ブルータスの副編集長、鈴木芳雄さんという方のブログ「フクヘン。」です。
(なぜかTBうまくいかないので、普通に引用します)
ブルータス(マガジンハウス社)の中で主にアート系の特集などに関わっていらっしゃるらしいのですが、カメラ好きで、必ず画像が一つは入っているビジュアル系のブログ。
ブログの中に書き込まれた情報から判断して、たぶん同世代。
「一日(平均)ひとつの展覧会を見るということ。」をモットーにされるくらい、キリスト教絵画から、現代アートやら、はてまた仏教美術まで、ありとあらゆるジャンルの作品を見ていらして、お仕事にも関係するとはいえ羨ましい限り。
まだ全部は読み切れていなくて、カテゴリーの「写真帖」をざっと見たあと、2007年3月からを順に読んでいます。

小学校高学年でan・an(同じくマガジンハウス社、当時は平凡社)が創刊された、という世代のためか、元々「学級新聞」などを作るのも好きだったし、情報発信は嫌いじゃないし、雑誌の編集者には大きな憧れがあります。
いろいろな取材の出張などもあるし、射手座のキーワード「スピード、変化、自由」にはぴったりの職業でしょう。
研究者の世界もかなりスピードがあって、変化に富んでいて、自由度が高いですが、国立大学に勤務していると、やっぱりちょっとは窮屈かな。
入稿前の徹夜などは大変そうですが。

*****
おそらく、雑誌編集者というキーワードと、数日前に、とある方の癌が見つかったということを聞いていたためか、15年ほど前に亡くなった友人のことを思い出しました。
O君といって、中学3年間が同じクラスでした。
彼は大学を出た後に講談社に就職し、最後に会った頃は、今は休刊となっているホットドッグプレスに配属されていました。
オトコノコ達が「合コンのバイブル」と呼んでいた雑誌ですね(笑)。

高校からは違いましたが、クラス会の名簿か何かで連絡先は分かっていたのだと思います。
医科歯科の助手の時代だったと思いますが、ある日、突然電話がかかってきました。
「今からちょっと会えませんか?」
何事だろうと思って、お茶の水の喫茶店で話を聞くと、「癌が見つかった」とのことでした。
会社で1年、研修のためにアメリカに留学できるチャンスをもらい、それなら渡米前に検診を受けておこう、ということで調べると、肺に影が。
精密検査の結果、一応手術はまだ可能な段階。
「なので、オペ、しようと思う」
そうね、それがいいよ、と励まして、その日は別れました。
ヘビースモーカーというほどではない、と言ってはいましたが、定常的に喫煙していたことは、確かにリスクを上げたでしょう。
でも、自分が癌になるなんて、30そこそこでは、とても信じられなかったことと思います。

オペ後に、化学療法をどうするかについて相談を受けました。
今ほど選択肢もなく、素人がアクセスできる情報も限られていた時代です。
でも、仮に「Aという薬剤を投与された患者の生存率がX%で、Bという薬はそれよりも生存率は高いが、副作用が酷い」ということが分かったとして、一度しかない人生において、何を選択するのが正解なのかは難しい問題です。
結局、彼は抗癌剤治療を拒否し、民間療法にすがることになりました。
しばらくは小康状態が続いていましたが、1年半後の検査で転移が見つかりました。
どうしてあげることもできず、ごくたまに話を聞くだけでした。
もう少しだけ「化学療法、受けてみたら?」と押すべきだったのか、自問自答し続けました。

お葬式には、私たち中学の同級生も集まりましたが、会社の方々が沢山来られて、違う業界なんだという印象がありました。
美しい奥様はずっとハンカチを目に当てておられました。

1回性の経験しかできないのが人生です。
そのことの意味や重みは、年を取るとよりはっきりするものですね。
今を大事に生きるしかありませんね。

*****
という訳で、ではないのですが、今日は午前中に依頼されていた岩波「科学」用の書評を1つ脱稿。
(Sさん、遅くなってごめんなさい!)
ブログよりも密度が濃いとはいえ、3000字に3時間かかっていては、やっぱりこれで食べていくのは難しいでしょうね……。
うーん、フリーな人生は遙か遠し。
by osumi1128 | 2008-06-22 21:53 | 雑感 | Comments(0)

夏至の日に考える科学コミュニケーション

本日は1年で最も昼間が長い夏至。
仙台では夜7時過ぎまでまだ明るかったですね。
東京では温暖化対策イベントとして東京タワーなどが一斉にライトダウンしたとのこと。

*****
午前中に大隅ゼミの第二回目を行いました。
例によって、コーヒー付き、本日はスタバのスコーン等付き。
そうしましたら、参加者の学生さんもクッキーや、あの、東京駅地下で行列ができていたかりんとう専門店、日本橋錦豊琳のかりんとう(きんぴら風味&黒こしょう)を持ち込んで下さって、食べ物充実。
Cellの2006年のTakahashi & Yamanakaの論文を、Fig.2まで読みました。
基本的には、図ごとに担当者を決めてあって、その人に結果等を説明してもらう、というスタイルです。
「何でも分からない、知らないことは訊こう!」というルールにしていましたので、どうしても進み方は遅くなります。
遺伝子名の読み方から、各種実験手法の説明もあるので、「専門的知識を持った人材を育てるための教育」というのは、時間のかかることです。

*****
さて、録画してあったサイエンスZERO「変わる科学ミュージアム」(4月19日放送)を、夕ご飯を食べながら、ようやく見ました。

兵庫県立人と自然の博物館では、「貸し出し博物館」というか「出前博物館」というか、展示品を博物館の外に貸し出して下さるとのこと。
その博物館の学芸員の方が中心となって活動されている
あかねちゃんクラブは、市民がミヤマアカネの生息調査等を行っているということで、サイエンスが身近なものとなっていて良いなあと思いました。

日本科学未来館からは、エンドクサという、生命倫理について研究者と来訪者が双方向的にコミュニケートするコーナーが紹介されていました。

村松ディレクターの熱がかなり入った番組でした。

と思っていましたら、いつもTB下さるScience & Communicationさんのところで、LiCa・House 世界で一番小さな科学館というものがあることを知りました。
なんと場所が逗子、なんですね〜。
育った処なので懐かしいです。
こちらを作られたのは、物理学者で歌人の石原純博士のお孫さん、森裕美子さんとのこと。
石原純博士は、アインシュタインが来日した際に通訳として同行していたとのことですが、明治44年からは東北大学の理学部で助教授、教授を務めた方でもあります。
ちなみに、アインシュタインは仙台も訪れていて、東北大学の物理が強いという歴史は大学創立の頃まで辿れます。
石原博士の人生はなかなかドラマチックだったようです。
詳しくは上記、理科ハウスのHPから辿れます。

*****
岩手・宮城内陸地震からちょうど1週間が経ちました。
朝、8時43分には各地で黙祷が行われました。
こちらは毎日新聞のネット記事です。
by osumi1128 | 2008-06-21 22:25 | サイエンス | Comments(0)

星陵食堂での朝食100名突破!

ここしばらく、出だしが地震関係ですみません。
全国ネットでの扱いがだんだん低くなっていますが、まだ10名が行方不明なのです。
捜索に当たっている陸上自衛隊、消防等の方々にも、疲労が溜まっていることと思います。
なんとか、雨の降らない間に捜索等が進めばと祈っています。

*****
今日は午前中、主として歯学部2年生を対象に「鳥類胚観察実習」を行いました。
スタッフ3名がウズラ胚の2日、4日、7日あたりを開けて実際に実体顕微鏡→モニタで見せつつ説明、という内容でした。
ヒトのモデルというと真っ先にマウスが思い浮かぶ方た多いと思いますが、非常に初期の胚では、ヒトと齧歯類の格好は大きく異なり、むしろ鳥類胚に近い、ということがあります。
実際に心臓が拍動している胚を見ていただくことに大きな意義があると思っています。

ところで、「星陵食堂における朝食サービス」の情報を一昨日ブログのエントリーに載せましたところ、(そのせいかどうかは分かりませんが)本日の利用者は112名とのことでした!
このサービスの存続の分水嶺が利用者100名/日ということですので、この状態が続けばサービスは7月以降も続行されます。

そこで、ブログ読者以外にも情報を行き渡らせるべく、EASTという学内情報共有システムを利用して、「全教職員・学生」さん宛に「星陵食堂で朝食を!」というメールを配信しておきました。
現在、星陵食堂では朝8:00-11:00の間に格安の価格(300円以内
      )で試験的に「朝食サービス」を行っています。朝食を摂ること
      は、一日の活動のためのエネルギーとなるだけでなく、メタボリッ
      クシンドロームの予防・改善にもつながります。
      是非、安全・安心な星陵食堂で朝食を!
      
      メニュー例(日替わり3種類になります)
      ・鯖味噌煮定食
      ・塩鮭定食
      ・ベーコンエッグ定食
      
      ご意見、ご要望は下記までお願いいたします。
      *****
      東北大学生活協同組合 星陵キャンパスマネージャー
      松尾洋介
      matsuoあっとまーくtohoku.u-coop.or.jp
      *****

その後すぐに、
すばらしい!
趣旨に賛同します。
当直あけの朝、お伺いしてみます。
というようなメールも頂いたところを見ますと、生協の食堂における朝食サービスについては、まだ十分に周知が行き渡っていなかったのかもしれません。

ちなみに本日、星陵キャンパスマネージャーさんにはお目にかかる機会があり、「喫茶店のモーニングみたいなメニュー、なんとかなりませんかね〜。たぶん、珈琲やトーストを焼くのは、セルフでもいいと思うのですが……」と申し上げておきました。
個人的には、カレーライスが朝食メニューにあるより、やっぱり「モーニング」かな、と思いまして。
実際に、海外のホテルや大学の寮のカフェテリアなどでは、「セルフでトースト」は当たり前です。
今後の展開が楽しみです。
by osumi1128 | 2008-06-21 00:55 | 東北大学 | Comments(0)

見つかったもの

本日より東北地方も梅雨入りとのことです。
関東・関西ほど気温は高くありませんので、暑苦しさは少ないのですが、どんよりした空が恨めしいですね。

地震後の捜索は難しいものとなっています。
土曜日だったので、学校等での集団の被災がなかったことは幸いでしたが、山菜採りに出かけた方など、どれだけのエリアを捜索すればよいのか、大変なことです。

*****
さて、今週月曜日のこと。
毎週、週明けの朝9時から皆で掃除を行うのがうちのラボの習慣なのですが、分別したゴミをまとめて出した後に、床の塵埃等を集めモップをかけます。
「セミナー室」と呼んでいる大部屋(IHヒーター2口、電子レンジ、冷蔵庫も整備)の床を掃いていましたら、あれ? と気がついたものが。
なんと、しばらく前に無くなってしまったと思っていた「手帳用ボールペン(銀製・黒インク)」が床に転がっていたのです!!!
きっと、地震で思いっきり揺れたときに、書棚の奥の床などから転がり出たのでしょう。

例の「海を渡った手帳」「無事に戻った手帳」として知られる「運の強い手帳」に付属させていたものです。
ボールペンは数年前に無くして、1年ほど前に買い換えたらすぐに無くして、これはもう縁がないと思って、その後、4色ボールペンを使い始めたのでした。
今ではむしろ、アナログな手帳を用いたスケジュール管理のためには4色の色分けの方がぴったりなのですが、無くなったと思ったものが出てくるのは、何か嬉しい気がしました。
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今日はジャーナルクラブやプログレスレポートというラボ全体のミーティングに加え、エンブリオチームミーティングがあり、こちらには関西の製薬会社に勤務されている社会人大学院生のHさんも参加。
皆さんのいろいろな進展状況を聞くのは何よりも一番楽しいことです。

ところで、昨日のアクセス数が史上最高を更新。
理由はグローバルCOE採択のせいか、それとも「生協で朝食を!」というさらに前日のエントリーのせいか???
by osumi1128 | 2008-06-20 00:18 | 雑感 | Comments(0)