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第49回生命科学若手夏の学校

土曜日に神戸に移動したのは、第49回生命科学若手夏の学校で講演2つ行うため。
ちょうど懇親会の途中から参加しました。
今年は150名もの参加があった模様。
(もし画像に問題がある方はご連絡下さい)
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by osumi1128 | 2009-08-30 22:25 | 旅の思い出 | Comments(0)

プロフェッショナルとは:『研究者の仕事術』【追記あり】

本日から三都物語です。
まず第一日目は大阪の某製薬会社さんのところでのセミナー。
Unpublished resultsを中心にしたclosed seminarと、研究所の方々50名くらい(立ち見まで!)集まった所内セミナーとダブルヘッダーでした。
今後、どのような展開になるかはわかりませんが、大変熱心にご質問やコメントを受けましたので、セミナー自体は面白いと思って頂けたかと思います。

そういえば、仙台ー大阪便に乗ろうとしたら、ロビーには生命科学研究科のY先生が。
ローカル空港ならではです。
市内の百貨店で奥様とご一緒にお買い物中の元総長にお目にかかることまであります。
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さて、旅のお伴に連れてきたのは、先日、出版社からご恵贈頂いた新刊『やるべきことが見えてくる 研究者の仕事術 プロフェッショナル根性論』(島岡要著、羊土社)。
人気ブロガー梅田望夫氏の推薦の言葉が帯にありました。
本書は、”知的生産で飯を食う”人生を志す全ての人のためのサバイバル・ガイドである


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by osumi1128 | 2009-08-28 21:21 | 書評 | Comments(0)

けんちく「学会」祭@せんだいメディアテーク

今週は社会人相手のREDEEM実習ウィーク。
オトナになった皆さんが学生さんに戻っての学び直しです。
情熱に溢れた方々相手なのは、講師側もモチベーションが上がりますね。

目下、今年度博士の学位取得を目指す学生さんとの格闘が続いています。
今年は3名同時取得を目指すので、結構なプレッシャーです(←本人だけでなく)。

本日は医学系研究科の大学院入試。
いろいろと用務があります……。
大学の所属は研究所よりも何かと仕事が多いと思いますが、それでも学生さんとともに学ぶことは大きな喜びです。

……というような時期ではあるのですが、ちょうど2009年度日本建築学会大会(東北)が開催されていて、興味深いイベントが目白押し……

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by osumi1128 | 2009-08-27 19:29 | アート | Comments(0)

サイエンスZEROが仙台市天文台へ!

昨日から仙台市は新しい市長さんの体制に変わりました。
奥山恵美子市長が初登庁です。
市長のプロフィールも新しくなりました。
東北大学の経済学部のご出身です。
座右の銘が「笑う門には福来たる」とのことですが、本当に笑顔の素敵な方です。

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by osumi1128 | 2009-08-25 21:10 | お知らせ | Comments(0)

新天地開拓は難しい

仙台は梅雨明け宣言しないままになってしまったのですが、それでも先週のお盆ウィークや今週末は気持ちよく晴れて、つかの間の夏気分。
味わえるときに味わっておかないと……。

夏休みのお宿題(←執筆関係)を終えた後は、投稿間近な論文がいくつか、加えて、月末に2日で4つのトークがあるので、その準備も。
原則として半年後以降でないと講演は受け付けないルールにしているのですが、気がつくとその日が近づいています。やれやれ……。

*****
新天地(=新しいお店)の開拓を試みていますが、これがなかなか難しい。
こちらは「仙台銀座」というエリアにある小さなビストロ。
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前菜4品のコースというのがあって、こちらのお皿と、奥にちょっと見えている白レバーのムースでした。
なかなか良かったのだけど、ワインのサービスがちょっと……。
グラスのスパークリングは泡が抜けてるし、白もこの季節だったらもう少し冷やした方が美味しいし、赤はちょっと土臭さが強くて。
まぁ、ワインを持ち込みさせて頂いて、二階のテーブルを予約というのが良い使い方かも。

こちらは文化横町の居酒屋さん。
いつも行く店が閉まっていたために、偶然入ったお店。
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シメにお願いした「まかない丼」はハマチのぶつ切り満載で、小振りのお椀でしたが豪快。
あまり手をかけない素材っぽいつまみは好みです。
日本酒は結構レアものがありました。
カウンターのみで常連さん中心のようなので、馴染むまでにはちょっと勇気がいる感じ。

*****
ところで、こんなブログサイト「ツジメシ」を見つけました。
美味しそうなメニューが作り方付きで載っています。
うーーん、見ると作りたくなってしまいますね……。
by osumi1128 | 2009-08-23 22:29 | 味わう | Comments(0)

文藝2009秋号:特集・小川洋子【加筆あり】

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こういう雑誌は、近所の本屋さんには売っていません。
仙台駅近くなどの大型書店に行かないと……。
広告も少ないのに、カラーのグラビアまである、こんな雑誌を出し続けるのは大変なのではと、余計なことまで考えてしまいます。

小川洋子氏の小説は『博士の愛した数式』とその映画版のほかに、『凍りついた香り』くらいしか読んでいないのですが、日曜日にラジオ番組を持っていらして、たまに聞くことがあります。

で、そのためにゲットした、というより実情を話すと、特集の中に「対談」が載っていて、そのお相手というのが、遠藤秀紀さん(遺体科学)と岡ノ谷一夫さん(脳科学)で(あ、それぞれ、別々の対談です。鼎談ではなく)、岡ノ谷さんから「載ってるから読んでね」とお知らせがあったからなのでした。

あぁ、確かに、小川氏の独特の世界というのは、『パンダの親指』の遠藤さんや、最近『ハダカデバネズミ』で科学ジャーナリスト賞をゲットされた岡ノ谷さんとつながる空気があるなぁ、と思いました。
やっぱり、生き物としての実体があるからなのでしょうね。
細胞や分子のレベルでは難しいかも。

で、岡ノ谷さんとの対談の中では、もちろん、ジュウシマツの歌の話などが出てくるのですが、中には「雌に向かっては歌わなくなってしまうジュウシマツ」がいるのだそうです。
つまり、求愛のラブソングだったはずが、「オレって歌が上手い」こと、そのものに高い価値観が置かれてしまう……。
石器の発展などを見ていても、道具として役立つレベル以上に、あるところから「美しい道具」が生じてくるのは、余分な神経細胞をたくさん持ったことと、生きていくのに不自由しないくらいの食べ物に恵まれるようになったことが要因だと想像します。
実際、鳥の仲間で、何千キロも渡りをする種は、歌っている場合じゃなく、そんな余剰のエネルギーはありません。

ちなみに、「大人の脳でも神経細胞が生まれる(神経新生)」ことが業界内で浸透するようになったきっかけは、「鳴禽が歌学習をする際に、脳の中に新しく生まれた神経細胞がいる」ことが報告されたからです。
さらに言うと、「複雑な歌を歌う♂」が選ばれるのですが(性選択)、繁殖期の神経新生は栄養摂取とリンクしており、「学習能力の高い♂」は栄養状態が良く、子供に餌を運んでくれることが期待されるために選ばれる、という説明が為されています。
うーん、竹内久美子先生的ネタ、ですが。

【加筆】
上記の記述で、「鳴禽が・・・」から「・・・説明が為されています」までは、論文になっている研究成果があります。
「竹内久美子先生的ネタ」と書いたのは、「だから、人間の場合もカラオケが上手い男性がモテる」的な結論に使われる可能性が高いだろうなぁと思った、ということです。
人間の好みはもっと多様で複雑なものと思います。
by osumi1128 | 2009-08-21 23:44 | 書評 | Comments(0)

講演と泥団子とお知らせと【追記あり】

本日の講演は地元の学校聖ドミニコ学院の全教職員研修会でのものでした。
幼稚園から高校までの子供達の教育に直接携わる方々に「科学の目をひらく、科学の芽をのばす」というメッセージを伝えたいと。
カトリックの学校の中に入ったことはほとんどなかったので、やっぱり雰囲気が違うなぁと思いました。
研修会の最初も、聖歌を皆で歌ったり、聖書の一節の朗読があったり。
真が通った雰囲気はなんとも落ち着くものですね。
70名ほどの方々が聴いて下さいましたが、とてもノリが良かったです(笑)。
笑いのポイントをはずさず笑って下さって嬉しい限り(^_^)

その後、幼稚園、小学校、中高等学校の先生から「事例報告」として、科学の芽を育てる工夫についてご紹介がありました。
「子供がじっと木の幹を見つめていて、何かと思ったら、アリが列をなして行進していた」など、その子供の目線に寄り添わないと気がつかないことですね。
高校の先生が一番大変そうでした。
というのは、理科が好きではない子供達を相手にしなければならないので。
いろいろと工夫されていて頭が下がります……。

講演の後、お昼を頂きながら伺ったお話の中に出てきた「泥団子」が何かと思って調べると……
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こんなに綺麗なボールなのでした!
小久保美香氏という建築家の方のサイトから拝借!)
作り方もいろいろと工夫されているようです。
たとえばこちらのサイト「泥だんごのホームページ」
うーん、世の中には知らないことがいっぱい!

*****
ところで、科学者兼切り絵作家の岩崎さんデザインジャーナリストの藤崎圭一郎さんとのトークイベントに出演予定。

日本科学未来館Science Book Cafe
「いま科学の本がこんなに面白いわけ」開催記念トークショー
「先端バイオロジーが加速する 科学とアートのゆくえ」
ゲスト:岩崎秀雄 (生物学者/切り絵+バイオメディアアーティスト)
聞き手:藤崎圭一郎 (デザインジャーナリスト)
司会:桑子朋子 (日本科学未来館・科学コミュニケーター)

■日時:2009年8月29日(土) 13:30~(開場13:00~)
■会場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
■入場料:600円(税込)

藤崎さんのサイトもご参照あれ。

うーん、残念。関西方面にいます……。
都内の方は是非、行かれてみては?

*****
聖ドミニコ学院の講演の折に、「理科嫌い若者対象」科学番組として取り上げた「すイエんサー」ですが、本日は「夏休みスペシャル」ということで、総合テレビのゴールデンタイムに73分!
特番なのでゲストがゴージャス(?)になったためか、画面の変化があまりにも早いCG系のコーナーがなかったせいか、結構楽しみました。
知り合いのお嬢さんはよく見ているとのこと。
見逃した方は再放送をどうぞ!
番組名:「夏休みだから、すイエんサー!スペシャル」

放送日時:2009年8月20日(木)19:30〜20:43
        NHK総合テレビにて(73分)

   (再)8月29日(土)14:30〜 教育テレビ
                <広島、島根、山口は別番組>
      8月30日(日)16:45〜 総合テレビ
                <大阪圏、愛媛は別番組>

出演:MC  品川庄司 大島麻衣
   ゲスト 中村玉緒 渡辺徹 清水ミチコ
   語り  伊吹吾郎 江崎史恵アナ
   リポート AKB48

テーマ:「茶柱を100%立てたい!」
    「お化け屋敷の恐怖を克服したい!」
    「車掌さんの声ってなんでヘンなの?」


*****
【追記】
番組を見てから、再度、聖ドミニコでのことを思い出していました。
高校の理科の先生は「(卒業後就職するので)これが最後の理科の授業」である少女達もクラスにいる場合、何をどのように伝えるのか、と仰ってました。
この感覚は、専門領域にどっぷり浸かっていると忘れてしまうことですね……。

子供のうちから理数系の才能をどのように伸ばすかも、日本として取り組むべき問題ですし、全体の科学リテラシーをどのように向上させるかも、等しく重要なことだと再認識した次第です。
by osumi1128 | 2009-08-20 21:09 | お知らせ | Comments(0)

ラボフォトギャラリー

昨日、本日と東京での用務がいくつか。
そのうちの一つは学術振興会が支援している先端科学シンポジウムFrontier of Science(FoS)という国際交流事業の“同窓会”を設立するための準備の打合せでした。
3回ほど参加しましたが、数学から物理から社会科学まで含まれる学際的なシンポジウムでもあり、2泊くらいの合宿でしたが、なかなかハードでした。
日本語で聞いても辛いのに、もちろん英語だし……。
「専門用語は極力使わない、使うときは定義をはっきり説明する」というのがルールになっていますが、やっぱり「喩え」が上手な方とそうでないスピーカーでは聴衆の理解レベルに差が生まれます。
一応45歳以下という年齢制限があるのも、同世代の交流という意味で価値が高いです。
せっかくのネットワークをさらに拡大しましょう、というのが同窓会の大きな主旨になります。

*****
研究室のHPにフォトギャラリーを追加しました。
第2回サマーリトリート
医学部5号館BBQパーティー
どうぞご笑覧下さい。
by osumi1128 | 2009-08-19 23:28 | 東北大学 | Comments(0)

豆deラガー

一応、本日までが夏休み。
その間にお宿題をいくつか片付けました。
最大の懸案事項であった(通称)「神経発生本」の図をどうするか、について、こちらの案を編集サイドに送ったので、とりあえずは一段落。
「脳科学ライブラリー」(津本忠治編集)というシリーズの中の1巻になる予定の本で、ちなみに、第1巻の『脳と精神疾患』(加藤忠史著)は2刷になりました、というプレッシャーをかけられました(笑)。
各章4つから9つくらいの図を引用したり、自分で描いたものから選んだりの作業は、10章分となると、それなりに物理的な時間がかかりました。
自分一人で書いているのですから、もう少しなんとかなりそうなものなのに(分担執筆だと必ず締切を守らない方がいるので、ずるずると遅れていく)、予定よりもかなり遅くなりました。ごめんなさいm(__)m
こちらを仕上げないと、他の執筆予定が詰まってしまいますので。
原著論文執筆は研究者としていつでも最優先事項なのですが、他の書き物は土日だったり少し長めのお休みがないと、なかなか書けません……。

*****
そのご褒美、というつもりで(笑)、二日続けて自宅で会食をしました。
日曜日の方にお招きした仙台市のTさんがお土産に持ち込まれた地ビール「豆deラガー」です。
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この名前の謂われは、原料に大豆も使われているのと、「まめでらが?」という秋田県の方言(お達者ですか? 元気ですか?)にかけているとのこと。
ちなみに発音は「尻上がり」で、フランス語っぽい感じです(笑)。
(deも入っていますし……)。
画像が手ブレってますので、こちらのサイトもご参照あれ。
なかなか美味しいラガーでした。

月曜日は、リヨンからインターンシップに来ている学生さんをメインゲストとして、国際交流課の方やうちの中国人ポスドクさん、学生さんなどをお呼びして、インターナショナルな会。
そういえば先日、第4期科学技術基本計画の委員会の席上で、主査の野依先生が「<国際化>云々と言うが、XX省の方々、自宅に外国人を招いて夕食会などをしたことがありますか? そういうレベルから積み上げられるべき」という主旨の発言をされていました。

私自身も外国の親しい研究者のところを訪問すると、数日いれば一日はご自宅でのディナーに呼ばれます。
しかも、普通の平日だったりすることもあります。
通勤時間が1時間以上かかると無理でしょうが、車で15分程度の職住近接なら十分可能。
作るものも、せいぜい3コース(前菜、メイン、付け合わせ)くらいだし。
うちの実家でもやはり、短期であれ長期であれ、仕事で来ている外国の方をお招きしてディナーを振る舞うことは年に何回かありました。
もしかすると世代による差もあるかもしれませんが、自宅にお招きすることは、レストランでの食事よりも、より親しさを示すように感じます。

……おっと、本日は「味わう」をテーマにしていたのでした。

昨晩、Sさんがお持ちより下さったクミンシード風味のヨーグルトに胡瓜が入ったものって、何ていうお料理なのかしらん?
たぶん、モロッコとかあのあたりのものだと思います。
夏の夜にぴったりでした。
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T先生がお持ち込みになったPimm'sのソーダ割りも、暑い夏の終わりに相応しい飲み物でしたね。
ごめんなさい。後ピンです(苦笑)。胡瓜のスライスが入っています。
イギリス人も夏に生ぬるいビールは美味しくないと分かるのでしょう。
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画像はとあるネットショップからのパクリです。
by osumi1128 | 2009-08-18 01:29 | 味わう | Comments(0)

基礎研究をもっと身近に

昨日、とある申請書書きの筆が進まなくなったので諦め、帰ろうとしたところにエレベーターで一緒になったラボメンバー二人と「ご飯でもどうですか?」ということになり、家まで歩いて帰ろうという計画は簡単に挫折(笑)。
行ってみたかったお店はお盆休みだったので、またしても近所ということからクレムへ。
1階入り口近くでエキストラ・コールドのハイネケンを飲んでいると……。
「あれ? Y先生(@TWMU)、今日は仙台だったのですか? 何のお仕事?」
「いえ、休暇です」
「まー、わざわざ。で、良かったらご一緒に如何ですか?」
ってことで、お連れの方もいらしたのですが合流。
Aggregationが大きくなるような感じ。
青葉通りに面しているので、トラップされやすい雰囲気なのですが、まさか東京在住の方まで巻き込むとは。

……で、エンターテイニングなY先生との会話を楽しみつつ、小皿料理をつつきつつ、スパークリングワインをおかわりしつつ、夜は更けていったのでした。
自戒を込めて、帰りは歩き。といってもたいした距離ではないのですが。

そんな訳で、本日はまだクリエイティブなことをする活力に欠けるので、ウォーミングアップのためにブログのエントリーを。

*****
6月に主催したCREST国際シンポジウム「Neurogenesis2009」のmeeting reportがSchizophrenia Research ForumのNewsとして掲載されました。
このサイトはNPOによって運営されているのですが、2006年にCold Spring Harborの統合失調症に関するworkshopに参加した際に知り合った方が中心となっています。
以下、当時のエントリーからの抜粋。
参加者は5-6倍の競争だったらしいが、職業や国の多様性があるように選ばれている。
ちなみに、男女比はほぼ半々。
上記で触れたSchizophrenia Research Forumというnon-profit websiteを運営しているeditor氏は参加者プロフィールによれば、Dukeで大学院の間、視覚系の解剖学を勉強し、その後、発達心理学の研究に従事したあと、科学ジャーナリストとして10年のキャリアがある。
今回立ち上げたサイトはschizophrenia等に関する研究のディスカッションをオンラインで行うとともに、さまざまなリソース(抗体や発現ベクター等)に関しての情報提供も行うらしい。
おそらく、その辺りで企業からの寄付を取り付けて運営するのだろう。


このときに立ち上げたサイトが動いているということですね。
ちょっと長いですが、ミッションを引用しておきましょう。
Mission

The mission of the SRF is to help in the search for causes, treatments, and understanding of the devastating disease of schizophrenia. Our goal is to foster collaboration among researchers by providing an international online forum where ideas, research news, and data can be presented and discussed. The website is intended to bring together scientists working specifically on schizophrenia, scientists researching related diseases, and basic scientists whose work can shed light on these diseases. In this way, we hope that the Schizophrenia Research Forum will be a catalyst for creative thinking in the quest to understand a deeply complex disease.

It is our goal to create and maintain up-to-date content of the highest quality. The website is free of charge to users, independent of industry sponsorship, and open to the public. Though geared toward researchers, we welcome other visitors—people with mental illnesses, families, the media, and others who need accurate information on research into schizophrenia. We do, however, require that users who wish to post comments and other materials be registered members. All such materials are subject to approval by the editorial team. As a "forum," we encourage participation and welcome feedback from the community.

トップページを見て頂くと、今回のmeeting reportのようなnewsの他、Spotlightとして最近1週間の関連論文が自動検索されてまとめたコーナーなどがあり便利です。
さらに、それらの論文に対して投票したりコメントを付けられるようになっていてインタラクティブ。
Current Hypothesesなんてところに自説を載せることも可能。
一応、サイトの管理者の承認による掲載ですが、意見の異なる査読者に落とされるということはない訳です。

意見は研究者の間だけで交わされるのではなく、コミュニティーに開かれています。
で、統合失調症に関連するとして論文に掲載された遺伝子一覧などを、一般市民の方も簡単に見ることが可能なのです。
あるいは、現在治験が行われている薬についての情報などにもアクセスできます。
こんな仕組みも基礎研究をもっと身近にするために必要なことだと思います。
サイエンスカフェや出前授業だけが科学コミュニケーションではありません。

このサイトの運営には10数名ほどのメンバーが関わっているようですが、PhDを持ったサイエンス・ライターの方、ウェブ・デザイナー、イベント・コーディネーターなど多彩な顔ぶれ。
きっと、アメリカでこういう組織が作りやすいのは、「多様なバックグラウンドの人間が集まって何かをする」ことに馴れているからなのでしょう。
対して日本では「お馴染みのメンバーが集まる」傾向が強いので、新たな組織を作ろうとすると難しいし、無駄も多くなる……。

ちなみに、Schizophrenia Research Forumは、先行していたAlzheimer Research Forumのやり方を踏襲したもののようです。
その他、例えば大学の中に作られた研究所が運営している自閉症のサイトなども、研究サイドからのアウトリーチですし、逆に、患者団体が主催するサイトにおいても、きちんと最先端研究情報がフォローされます。

あらためてこうやっていくつかのサイトを調べてみると、やはり情報発信においてはライティングが重要なのだと思います。
「科学技術立国」というキャッチフレーズを掲げている日本のプレゼンスを高めるには、ますます英語のテキストを発信し続けなければならないのに、そういう人材があまりにも乏しいことに悲しくなります。
日本語での情報発信も足りなさすぎます。
最先端の研究成果が市民に届かない。
専門教育前倒しもよくないですが、高校1年で理系文系を分けるなんてことも、「理系なら国語や英語は苦手でもよい」「文系なら数学を知らなくても良い」という偏りを生み、将来的に社会にでるときに「糊しろ」が少なすぎて共同作業がやりにくくなってしまうのだと思います。
by osumi1128 | 2009-08-15 11:28 | 科学技術政策 | Comments(0)