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書評『科学技術は日本を救うのか 「第4の価値」を目指して』(北澤宏一著、DIS+COVERサイエンス)

昨年11月末の「事業仕分け」の第二弾が行われています。
「税金を使って行われている事業に無駄が無いかを国民目線で見直す」という目的は良いと思いますが、そのやり方には疑問が感じられます。
とくに、科学・技術関係など、その中身をよく理解されていない方が、膨大な資料を短時間で熟読したとしても、判断が困難なことは多いのではないかと危惧します。
とはいえ、昨年の衆議院選挙で国民の圧倒的支持を得て現政権が誕生した訳ですから、ヨチヨチ歩きの子供を見守る度量も必要でしょう。
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さて、本日は久しぶりに書評を一つ。
『科学技術は日本を救うのか 「第4の価値」を目指して』(北澤宏一著、DIS+COVERサイエンス)を出版社のディスカバー・トゥエンティワンのF様からご恵贈頂きました。
同時に『科学との正しい付き合い方 疑うことからはじめよう』(内田麻理香著)『予定不調和 サイエンスがひらく、もう一つの世界』(長神風二著)も著者から謹呈頂いていますが、こちらはまた後ほどに。

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by osumi1128 | 2010-04-28 01:31 | 書評 | Comments(1)

十和田市現代美術館オープニングに行ってきました【リンク先さらに追加】

先日、会議のついでに1時間ほどでマネとモダン・パリ@三菱一号館美術館を見てきましたが、本日は青森県の十和田市現代美術館のArts Towadaグランドプロジェクトがグランドオープンということで、意を決して(笑)行ってきました。

7:47発の臨時電車のはやて号に乗って北へ1時間余、八戸で下車してその後はタクシー(バスの時間が合わなかったためー泣)。
十和田は初めて訪れましたが、八戸からの道伝いに田んぼが平らに広がっていて、日本の原風景を見るようでした。
十和田市内に近づくと、あるある…、商店街に例の赤い水玉模様が……。
そうです、草間彌生の企画展が町を挙げてのアートイベントになっているのです!

10時からのオープニング式典は、お天気も良く美術館向かいのアート広場(こちらにも草間オブジェが多数)で行われました。
いくつかのスピーチの後、草間氏はじめアーティストの方々、十和田市長さん、10年越しの計画に携わってこられた森美術館館長、武蔵美の名誉教授、その他、議員さんや商店街の役員の方々によるテープカット。
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by osumi1128 | 2010-04-25 00:13 | アート | Comments(1)

第26回日本国際賞授賞式ほか

昨日4月21日に第26回日本国際賞授賞式と祝宴がありました。
天皇皇后両陛下および衆議院議長、参議院議長、最高裁判所長官のご臨席、ドレスコードはブラックタイという大変フォーマルなセレモニーです。
日本国際賞は松下幸之助氏が「日本政府の国際社会への恩返しの意味で、日本にノーベル賞並みの世界的な賞を作ってはどうか、との構想に、”畢生(ひっせい)の志”のもとに寄付をもって応え、実現したもの(財団HPより)」です。
この賞を授与する財団法人 国際科学技術財団は1982年に設立され、日本国際賞による顕彰事業のほかに、若手科学者の育成のための研究助成事業や、一般の方々を対象とした”やさしい科学技術セミナー”の開催など科学技術のさらなる発展に貢献するための活動をしています(財団HPより)。
今回は、ハードディスクの大容量化を実現させた岩崎博士と生物地球化学の第一人者ヴィトーセク博士が受賞されました。
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岩崎先生の発明はいわゆる「垂直記録」を可能にする技術で、今やハードディスクのほぼ100%が水平方式から垂直方式に変わったということですので、絶大な影響力ですね。
ヴィトーセク博士の方は、環境保全における窒素循環等がご専門とのことで、CO2の増加よりも人為的な有機窒素の増加の方が、より短期的にも地球環境に影響を与えているということでした。

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by osumi1128 | 2010-04-22 21:59 | サイエンス | Comments(0)

聴きに行きました「少年スギモトはいかにしてHiroshi Sugimotoとなったか」

桜も咲き始めたというのに、本日の仙台は朝起きたら白くって、雪が降ってました。
その後、降ったり止んだり、だんだん雨に変わって、それももう少しのことでしょう。
さすがに白かった地面もすぐに地肌が見えてくるのは、やはり春。

朝から配水管清掃&消火設備点検を受けて、出張のモロモロを片付けたりして、一息つくのに『和楽』の3月号を読み直したら、「フランソワーズ・ジロー」について書かれた記事に目がとまりました。
ちょうど日本で展覧会があるのに合わせて書かれたものだったのですが。ピカソの愛人で2人の子供の母でもあった彼女が2回目に結婚した相手がなんとジョナス・ソークだと“さりげなく”書かれていました。

ちょ、ちょっと待って下さいよ、あのJonas Salkですよ。
「小児麻痺のワクチン開発」で有名なのかもしれないけど、それよりも、サンディエゴにソーク研究所という、ノーベル賞受賞者もたくさん輩出した研究所を設立した方ですよ。
生命科学系の研究者だったら、ソーク研究所に留学した方々や在籍する方が発表スライドの最初や最後に必ず使うのを一度は目にしているであろう、あの美しいシンメトリーな建物は、ルイス・カーンの設計ですよ!

つまり、ピカソの40歳年下で10年の間ミューズとして影響を与えたフランソワーズ・ジローが、サンディエゴに移ってジョナス・ソークに出会ったことによって、研究所の建物も素晴らしくなって、良い研究環境が生まれて……。
ソークには友人がたくさんいて、彼らの中には生前のジョナスに会ったことがある人もいるから、さらにフランソワーズ・ジローを介してピカソに繋がるとすると、ワタシから4人でピカソってことね。
やっぱりsmall world理論は正しいです。いっきにピカソとの心的距離が縮まりました(笑)。

さて、中国出張で先送りになっていたのですが、先週仕事の後に滑り込むことができたトークイベント「少年スギモトはいかにしてHiroshi Sugimotoとなったか」の感想などを。
(かなり長文になりました……)

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by osumi1128 | 2010-04-17 13:03 | アート | Comments(0)

変わる大学キャンパス:工学部の"BOOOK"に行ってきました!

本日は2限目に川内キャンパスにて1年生相手に全学教育「体と健康」の2コマ目。
午後は工学部で修士の学生さんを対象とした「生物の構造と機能」で1コマ。
大学の教員であることを実感する4月です。

川内の新しくなった生協食堂でご飯を食べようと思ったら長蛇の列(まだ4月ですから……ww)。
これらの学生さん達は昼休み時間内にご飯にありつけるのだろうか???
仕方なく工学部に移動して、Daily Yamazakiで簡単に食べられるものを買って(「脳に良い栄養とは?」という講義をしたばかりなのに!ー笑)、ご担当のY先生のところに寄ってコーヒーを御馳走になって講義に臨みました。
Y先生が可哀想に思って下さって(苦笑)、講義の後に工学部キャンパス中心に新しくできたブックカフェ「BOOOK(ブーク)」にご案内下さいました。
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by osumi1128 | 2010-04-17 00:34 | 東北大学 | Comments(1)

冷泉港亞州Francis Crick Symposium on Neuroscience【追記あり】

月曜日に上海経由で蘇州に行き、本日、総合科学技術会議基本政策専門調査会出席のために帰国しました。
向こうでは(いつもながら)ブログにアクセスできませんでしたので、とりいそぎアップします。

今回の国際会議はCold Spring Harbor Laboratory Meetingの中国版、Francis Crick Symposium on Neuroscienceへの参加です。
中国のうなぎ登りの経済力に物を言わせて、Cold Spring Harbor Meetingの中国オフィスを「冷泉港亞州」として、ここ蘇州のホテル&会議場の中に設置していたことを、こちらに来て初めて知りました。
施設は今年の1月に開設されたばかりで、建物やインテリア等のデザインはシティー・モダンなスタイリッシュな感じです。
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会議場には本家にある「二重らせんオブジェ」や「タンパク質立体構造オブジェ」のコピーもあります(笑)。
本家のオブジェはこちらを参照
本家の方はちゃんとしたアートだけど、コピーはアートの域には達してませんね。

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by osumi1128 | 2010-04-15 22:25 | 科学技術政策 | Comments(0)

新学期初授業、国立成育医療研究センターにて講演など

12年前に東北大学に赴任して最初に担当した授業は、全学教育(いわゆる教養教育)の「生命科学B」という枠で、「細胞生物学」を教えていました。
一番最初は1セメスター、つまり、新入生が最初に受けるコースだったのですが、その後すぐに2セメになり、夏休みを超えると学生さんの様子が一変するのが面白かったですね。
なんといっても4月はフレッシュで楽しいです。

今年は先週の金曜日に「体と健康」のオムニバス形式のものの担当として、2コマ(2週)講義をすることになったので、第一回目は「脳の発生・発達」について話をしました。
1年生相手の場合には、使う言葉としては「一般の方向け」に近いのですが、「皆さんは、これからそれぞれ専門的な素養を身につけていくべき方々ですよ。分からないところは自分で学びましょうね。大学は学生さんも教員も、共に学ぶ場ですよ」というメッセージを込めています。
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by osumi1128 | 2010-04-11 16:08 | 雑感 | Comments(1)

雑誌『四季の味』に思う春

大学の新学期がスタートです。
よく「大学の先生は、春休みや長い夏休みがあっていいですね」と言われることがありますが、文系の先生は優雅にそんな暮らしをされていらっしゃるかもしれませんが、実験系の理系はそんなことはありません。
でも、初々しい学生が、どこからともなく沸きだしたようなキャンパスの情景は、いかにも新学期を感じさせます。

一昨日が学部の入学式、本日はそれぞれオリエンテーションの日で、医学部では教員2名が4名の学生さんの担当アドバイザーになる、という制度を続けており、お昼にお弁当を一緒に頂きました。
4人のうち1名は高校の後輩だったのですが、それが30期も下ということで、溜息が出ちゃいました…(苦笑)。

東北大学脳科学グローバルCOEも新入RAやPDの方々向けのオリエンテーションを行ったところ。
これからまた宜しくお願いします。

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by osumi1128 | 2010-04-08 23:28 | 雑感 | Comments(1)

Twitter Lecture:プレゼンのコツ(その2)

昨日は久しぶりにお茶のお稽古に行き、4月の「伏せ釜」を使ってのお薄点前をしてきました。
お軸は大徳寺のお坊さんによる「関 南北東西 通活路」という禅語。
新学期に相応しい言葉ですね。

夜はこの春に教授に就任された女性研究者お二人のお祝い会があって、男性3名、女性6名という華やかな(笑)お食事となりました。
Kさん、Sさん、ご活躍に期待しています。
Iさん、素敵なレストランでの会のセッティングをご苦労様でした。
とっても美味しかったです。
きっと亡くなったFさんも天国で喜んでくれていると思います。

*****
さて、日は変わって本日、時間が取れましたので、1ヶ月ぶりに「プレゼンのコツ」の後半をTwitter Lectureとして行いました。
ちなみに、3月頭に行った第一弾はこちら

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by osumi1128 | 2010-04-05 00:04 | 雑感 | Comments(1)

クイーンズランド大学訪問の追記

たった一日しか違わないのだけど、昨日は3月31日で年度末、本日は4月1日で年度初め。
気分も改まりますね。

昨日は、事務職員のうちの1名が退職するということもあって、女性スタッフがランチパーティーを催してました。紙の輪飾りは、なんと三越の包装紙!
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その他、広報室関係、GCOE関係でも年度末で退職された方がありました。
皆様、本当にお世話になりました。
>Cさん、綺麗なフラワーアレンジメントを有難うございました。

さて、遅くなってしまったのですが、Queensland Brain Instituteを訪問した際のレポートです。

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by osumi1128 | 2010-04-01 23:57 | 旅の思い出 | Comments(1)