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祝江藤研35周年

先日、元ボスの古希のお祝い兼、研究室の35周年のお祝い会があった。
元ボスは留学後に新たに設立された研究室の初代教授に就任し(引き算すると4235歳ですね)、私が博士の大学院生として門を叩いたのは最初の立ち上げが終わった段階だった。
教授も個性的だったが、集まった人間達もとてつもなく個性的で、研究室としてはかなりバラバラ感があったにも関わらず、今回のお祝い会には一番遠くは広島からも参加者があったのは人徳と言えよう。
もう一つ、実年齢不肖の方がやたら多いのも特徴かもしれない。

教授より年上の方はご招待していない内輪の会だったので、スピーチも皆、言いたい放題。
2つ上の先輩が「最初に面接に行ったときに(以下、ここでは書けませんww)……」という話をされたので、それを受けて「私が面接に行ったときには、『大隅君、女性は男性の2倍の業績があって同等と見なされるので覚悟しなさい』と言われた」というエピソードを。
今時、そんな発言をしたらアカハラ・セクハラで訴えられるかもしれないが、当時は「ふぅん、2倍は物理的に無理だなぁ……。目標設定を1.5倍にするか」と真面目に考えていた。
すんなりそう思ったのは時代背景もあるが、「それは、医歯薬系が<儒教文化>だからですよ」って、先日、素粒子関係のご研究をされて東北大を退官される女性教授に言われたのだが、そういうことだったのか。
ともあれ、現在生き残っているのは、教授の言葉のお陰で突っ走ってきたからかもしれず、感謝すべきと思っている。
弟子の中でもっともあれこれ直接文句を言ってきたが、いろいろなことを学ばせて頂いた。

先生、有難うございました。
これからもお元気で!
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by osumi1128 | 2011-10-30 09:26 | 雑感 | Comments(0)

日野原先生が百歳を迎えられて

聖路加病院の院長をされておられた日野原重明先生とは直接の面識は無いが、お写真を拝見する限り、いつまでもお元気だなぁ、と感心していたら、なんと今月4日で満100歳!
asahi.comに「100歳 私の証 あるがまゝ行く」という連載カラムを執筆してらして、先日「100歳のバーを超えて」という記事が掲載されていた。
 プラトンは人間の持つべき大切なもの、元徳を次のようにあげています。

 第1は知恵、第2は勇気、第3は節制、そして第4は正義。このうち第2の、勇気を持った行動こそ、これからの私の人生を強く導くものだと思います。青年が持つような熱い情熱のこもった行動力を持ち続けること、それが私の最大の願いです。この決意を読者の皆さんにも伝えたいと思います。

100歳を超えてなお「勇気を持った行動」ということを第一に挙げられるというのは、並々のことではない。
もちろん、そのためにはいろいろと気を遣っておられることも確か。
もともと体が弱かったことも影響しているのかもしれない。
同上カラム:長寿と食事の関係を考える
同上カラム:体を動かして若返ろう
なお、友人の数学科のK先生は「200歳まで生きる」予定とのことです。
by osumi1128 | 2011-10-24 23:39 | 雑感 | Comments(0)

敗戦処理のしかた:風評被害に立ち向かうこと

昨日付のasahi.comに「東北の大学、志望者減 福島大29%・東北大13%…」という記事が載り、大学の広報戦略委員の間でメール上で対策を議論した。
東北大学のキャンパスは仙台市でも津波はまったく被っていないので、さすがに7ヶ月経って「あのときは大変だったね……」モードだし、放射能レベルは、心ある方がずっと記録をとり続けて下さっているのだが、世界平均の半分。
なので、「志願者が1割減る」ことに対しても、一般的には鈍感だと思う。
だが、大学というのは人材を育てるところなので、志の高い方が多数応募して頂く中で入学者を厳選するのが理想だから、志願者減少は由々しき問題。
上記のasahi.comの記事は河合塾の集計で、はてさて大学院生や留学生の場合にはどうなるか……。

……なんてことを思っていたら、さらにこんな記事を教えて頂いた。
FUKUSHIMAの本質を問う【3】“父親不在”が招いた風評被害の拡大
技術産業コンサルタントの川口盛之助氏に聞く


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by osumi1128 | 2011-10-19 22:41 | 科学 コミュニケーション | Comments(0)

岡本先生の『種の起源』初版本【ちょこちょこ加筆】

本日、東京にて用務があったので参加できなかったのだが、東北大学附属図書館の百周年記念式典が開かれた。
本当は4月に行うはずだったと思うのだけど、震災の影響で順延されたもの。
この式典に合わせて、ダーウィンの『種の起源』の初版本(最初に刷られた1250部のうちの1冊)の贈呈式も行われた。

この稀覯書を贈呈されたのは、東北大学医学部名誉教授の岡本宏先生
贈呈式でのスピーチ用のPowerPointに載せるために、先日、広報室で本の撮影を行うことになり、たいへん光栄なことに立ち会うことができた。
(この画像はiPhoneにて撮影したスナップです)
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by osumi1128 | 2011-10-15 22:22 | 東北大学 | Comments(0)

仙台金融経済懇話会にて講演

大学は科研費のシーズンまっさかり。
「書きましたか?」「いやー、今、四苦八苦です……」「書いても当たるかわからないけど、書かないと当たりませんからね……」
というような会話がキャンパス内のそこここで。

いつも、もう少し前から構想を練っていれば……と思うことしきり。
まぁ、時間が10倍あったからといって、10倍良い申請書が書けるという訳でもない。
締切近づいてからのフル稼働というのも、あるいみ密度の濃い時間の使い方といえる(←言い訳?)。

そんな中、東日本放送の伊藤社長からのお声がけで、仙台金融経済懇話会というところでお話をさせて頂いた。
参加されているのは仙台へ出向された企業や行政等の方々。
「いくつになっても神経細胞は作られる」というテーマのお話で、今回はまぁ、50代以上の方々が多かったので、それなりに関心も高かったせいか「参加者、多かったですよ!」とのことだった。

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by osumi1128 | 2011-10-13 22:52 | 雑感 | Comments(0)

Stay foolish, stay stupid

東京出張からの帰りの新幹線。
スティーブ・ジョブズのことが頭から離れない。

スタンフォード大学卒業式の記念スピーチの結びの言葉「Stay hungry, stay foolish(ハングリーであれ、バカであれ)」は、サイエンティストを目指す人には必要な資質だ。
新しいことを貪欲に追求すること、バカのようにしつこくあれこれ試すことから、ブレイクスルーは生まれる。

表面的な効率を求めても駄目なのだが、ビギナーはいろいろなことをはしょろうとする。
「コントロールは取った?」「条件は振ってみた?」と訊いてようやく、サイエンスのお作法が何かを理解することになる。
「あれこれ試す」学生さんでも、ちょっと自分の立てた予想通りの結果が得られないと、すぐに諦めてしまう人が多い。
「転んでもただでは起きない」のが大事で、「他に何か無いか?」を見つけられる目が重要。
「予測通りの結果」はそこそこで、「予想外の結果」の方が、たいていの場合もっと面白いのだから。

ジョブズの言葉と同じコンテクストのこちらのエッセイ、一読をお勧めする。
The importance of stupidity in scientific research
Martin A. Schwartz
J Cell Sci, 2007

by osumi1128 | 2011-10-12 14:25 | 雑感 | Comments(0)

スティーブ ジョブズのスタイル【動画リンク先追記】

休日に仕事場に出るときは、ジーンズも多いが、涼しくなってきたので黒いタートルネックのカットソーと合わせた。
ちょっとデジャヴな気がして、あ、これ、なんだっけ?と一瞬考えて、あぁ、ジョブズの定番じゃない、と気付いた。

世界に艦たるアップルのCEOが自ら新製品の発表を行う際に、そんなカジュアルなスタイルというのが、まさにカッコいい! というイメージに繋がっていたと思うのだが、ジョブズが亡くなっていくつかの昔の動画を見て、若い頃には(普通に)スーツだったりしたのが、逆に衝撃だった。
まぁ、自分も30代は学会発表に何を着ていくか悩んだこともあるけど、確かに今の方が肩の力が抜けている。
着心地が良くて、安心感があるのが、たぶん、プレゼンするにも一番。
でも、いつだったか、ジーンズにジャケットだったら、大隅さん、ずいぶんカジュアルですね、と言われたから、日本では時と場合を選んだ方が良いかな。

自分なりの定番スタイルを確立することは、きっと大事。
もちろん、中身が先のことだけどね。

【動画リンク】
Wired Japanese Edition: プレゼンで見るジョブズ氏の軌跡
こちらにいくつか挙げられている動画から、さらにいろいろリンクできるはずです。
by osumi1128 | 2011-10-10 12:32 | 雑感 | Comments(0)

絵日記みたいなもの……?

Moleskin(モレスキン)という手帖を使い始めたのは数年前からで、セミナーのノートとしてスクエア(方眼)のものから始まり、シティーノートや小さなダイアリーもちょっと試したりしてみたが、ごく最近になって、無地のLサイズノートに嵌っている。
実はスクエアと間違えて購入してしまい、はて、どうしようと考えていたのだが、『モレスキン 「伝説のノート」活用術~記録・発想・個性を刺激する75の使い方』『モレスキン 人生を入れる61の使い方』を読んでしまい、そうか、日々のちょっとしたものをスクラップしてみよう、と思って、食事をした処のショップカードや何かを買ったときのレシートを貼り付けて、そこに感想などを書き込んでみたら……はまってしまいました!
なんというか、ほら、夏休みの絵日記帳みたいな感じです。
きっと好きじゃない方もいるかもしれないけど、私は結構、好きだったので。

そしてさらに、デジカメの画像をちっちゃくプリントすることができるポラロイドのPoGoというモバイルプリンタを見つけてしまい、プリントして貼り付けると、こんなかんじになるのです……。
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ブログもMobileMeも好きですが、こんなアナログなやり方が妙に心を癒しますね。

モレスキンのノート
モレスキンノートの使い方
by osumi1128 | 2011-10-07 08:03 | 雑感 | Comments(0)

新刊本お知らせ「科学者の本棚」

アップルの元CEOスティーブ・ジョブズ氏が亡くなった。
かの有名なスタンフォード大学d0028322_23221195.jpg卒業式でのスピーチについて、拙ブログで取り上げたのが2008年のこと。
このスピーチの中では「膵臓癌と診断されたが、その中ではラッキーなことに治療可能なものだった」と述べていたのだけど……。
心からご冥福をお祈りしたい。

さて、岩波書店の『科学』という雑誌は今年で創刊80年という歴史と伝統あるものなのだが、ときどき執筆させて頂くことがある。
今回その「私の一冊」というお勧め本のエッセイを64人分まとめた「科学者の本棚――『鉄腕アトム』から『ユークリッド原論』まで 」という本が出版された。
オビの文章を転載しておきます。
科学の本は、時空を超えて
胸躍らせたSF、擦り切れるまで使った教科書……
64人の科学者らが思い思いに語る
時をへてなお色あせない「私の一冊」。

拙著の本棚
by osumi1128 | 2011-10-06 23:26 | 書評 | Comments(0)

マンゴーのヨーグルト漬け

ドライマンゴーが好きでよく買うのですが、先日、その袋の裏にレシピが書いてあり、ヨーグルトに漬け込むと美味しい、というので、やってみました。
はっきり言って、ものすごく美味しいです\(^o^)/
一晩より2晩くらい漬け込むと、マンゴーは生のように戻され、ヨーグルトからは水分が抜けて、クリームのようなテクスチャーに‼
是非お試し下さい。
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by osumi1128 | 2011-10-02 18:43 | 味わう | Comments(0)