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コピペルナー

東北大学に着任してから数年の間、全学教育、つまり教養の1年生相手の細胞生物学の授業を担当していました。
授業を担当するということは、受講した学生さんの成績を付ける必要があり、おそらく他の科目はいわゆる定期試験が多いだろうと思って、レポートのみで成績判定する、というスタイルを続けていました。
大学受験までの「最短で問題を解く」スタイルの勉強から、「じっくり仕上げる」ことも学んでほしいと考えたからです。
私自身、大学教養の間の生物学の勉強は、授業から何かを学んだというよりも、数通のレポートを書いたことから得たものが大きかったという理由もありました。

そのレポートは以下のようなスタイルに決めてありました。
・最低5000字
・2本以上の参考文献を読む(参考文献の挙げ方も指示)
・テーマに沿って自分で独自のタイトルを付ける
・小見出しを付ける
・「はじめに」と「あとがき」を書く
・なるべく図を載せる
・表紙にタイトル、目次、参考文献を挙げる


テーマは細胞分化、幹細胞のような基礎的なものから、遺伝子治療、エイズ、再生医療のような医学よりのものまで10個程度取り上げ、自分で例えば「神経細胞の分化について」などのタイトルを付けてもらうという具合です。
レポートのルールを説明すると、高校までにそんな長い文章をほとんど書いたことが無い学生さんが大多数なので、「5000字ぃー!?」というどよめきが聞こえます。
でも、「あとがき」を読むと「初めてこんなに長い文章を書いたが、面白かった」的な達成感を感じている学生さんも多くみられました。

レポートなら試験監督はしなくて済む訳ですが、その採点は、はっきり言って試験よりも時間がかかります。
受講生の数は100名は越していたと思うので、かなりしんどいものでした(苦笑)。
でも、毎年ものすごく良い作品が3/100くらいの確率であるので、それを読むのはとても幸せでした。
若い学生さんの荒削りながら豊かな才能に触れることができるのは、教員としての大きな喜びです。

でも、良いレポートがあれば、当然ながらそうでないものもあります。
手書きで字が汚いのは、私自身もそうなので仕方ないと思っています。
問題は、盗作や剽窃です。

ちょうど私が着任したころは日本社会のIT化が徐々に進みつつある時代だったので、PCで文章を書く時代に突入していました。
それに伴って「コピペ」で作られたレポートが増えてきたのです。

例えば「癌遺伝子」などをテーマに選ぶと、まぁ、某研究所などのサイトで調べ物をし(それ自体は悪いことではく、むしろ当然なのですが)、そのページを「そのまま」コピペってレポートにする、という訳です。

これ、実は読んでいるとすぐわかるのです。
「はじめに」や「あとがき」の書きぶりと、明らかに異なる調子の文章が間に挟まれているのですから。
で、「参考文献」として挙げたURLを手打ちして検索して行き着く場合もあるし、怪しい文章についてGoogle先生に訊いてみると御託宣があったりするのですね……。

これは、読んでいてとても悲しくなることです。

最初から「誰かのレポートを写したものは不可。本文がコピペで作られたものも不可」と言い渡してあるので、そんな盗作レポートには「これはコピペです」とコメントを添えて返します。
すると学生さんによっては「なぜ、教科書の一部を丸写ししているレポートが通って、これは駄目なのか?」と訊いてくる場合もあります。
それに対しては「教科書を写す作業は、まだ前頭葉を使っているけど、コピペはほとんど反射なので駄目です」と答えていました。

小説家になりたい方のトレーニングとして、自分の好きな作家の文章をまるごと書き写して、そのリズムや文字の使い方を体得する、ということを聞いたことがあります。
手書きでなくても、文字をタイプするのと、コピペの間には大きな差があると思います。

今日、こんな話題をブログに書いたきっかけは、「コピペルナー」というアプリがあることを知ったからです。
まぁ、イタチごっこのような気もしますが。

学生さんのレポートも科学論文も根っこは同じだと思っています。
私たちは科学に対する愛と誇りと誠実さをけっして忘れてはならないと思います。
ちなみに、この1文は東北大学の研究倫理リーフレットの言葉を下敷きにしています。
by osumi1128 | 2013-01-31 22:35 | 雑感 | Comments(2)

NHK「明日へin東北大学」収録のお知らせ

NHKの回し者ではけっしてありませんが(笑)、2月に「明日へin東北大学」収録等がありますので、まとめてお知らせしておきます。

3連続東北大学サイエンスカフェ @川内北キャンパス生協(2/11)
ちなみに、この日は「きょうの料理」、「きょうの健康」、「趣味の園芸」、「Rの法則」などなど、24もの番組収録が川内北キャンパス内で終日行われるとのこと。

NHK マイケル・サンデル 白熱教室@東北大学(2/22開催)
あの!サンデル先生が東北大学訪問です。
学生さんは是非、「君はどう思うか?」を受けて立って下さい!

ちなみに、このようなお知らせは東北大学関連公式ツイートをフォローすると、確実にプッシュされますよ♬
@TohokuUniv_Koho(東北大学広報)
@hagi_no_suke(東北大学附属図書館)
@Shuyukai(東北大学萩友会)
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by osumi1128 | 2013-01-26 12:38 | お知らせ | Comments(0)

東北大学ゆかりの女性研究者#1:原山優子先生

d0028322_8573923.jpg東北大学は1913年に日本で初めて女性の入学を認めた大学です。
初代総長の理念の一つ「門戸開放」は、すでに設立されていた東京帝国大学と京都帝国大学の次に創られる帝国大学としての独自性を打ち出すための方策であったと考えられますが、いわゆる旧制高校卒業生以外の学生にも入学資格を認めたことにより、女子高等師範学校(現御茶ノ水大学)や日本女子大学校(現日本女子大学)から輩出された女性が、初の女子学生となった次第です。
くわしくはこちら

その百周年を祝う今年は、東北大学ではいくつかの事業を展開する予定で、追ってご紹介していきますが、拙ブログでは「東北大学ゆかりの女性研究者」をシリーズで紹介していくつもりです。

その第一番目は、たまたま、昨日の東京出張の帰りの新幹線でご一緒することになった、工学研究科教授の原山優子先生です。
ご専門は技術政策関係で、昨年末までの2年あまりは、OECDに出向されておられました。
その間にレジオン・ド・ヌール勲章を受賞されておられます。
それ以前には、総合科学技術会議議員もなさっていらっしゃいました。

原山先生はパリで中等教育を受けられ、スタンフォード大にも留学されていらっしゃって、とても国際的な環境で活躍されてこられました。
お子さんは3人で世界で活躍され、すでにお孫さんもいらっしゃるのですが、優しいおばあちゃまのお顔に、何にでも興味を持つ子どものような好奇心が溢れている、とても魅力的な方で、周囲には男女問わず、原山優子ファンが多数いらっしゃいます。

昨日の新幹線の中では「定例パワーブレックファースト会をしましょう!」ということで意見が一致しました。
幸い、本部のある片平キャンパスの「レストラン萩」が朝8時から開いているので、そこならとくに予約も無く集まれるかも、ということになりました。
どんなアイディアや企画に繋がるか、とても楽しみです!

震災後の日本の復興に少しでも役に立ちたいと、OECD次長という要職から再度東北大学に戻られた原山先生の、今後のご活躍に期待しています。

【加筆】
原山先生は3月1日から総合科学技術会議の常勤議員になられました。
より大所高所から震災復興にもご活躍されることと思います。

【関連リンク】
総合科学技術会議議員名簿
橋本正洋氏第32回 社会人博士の取り方-その3 - イノベーション戦略と知財
第6回東北大学男女共同参画シンポジウム「イノベーションを生みだす男女共同参画」
拙ブログ:OECDに行ってきた
東北大学ゆかりの女性研究者その2:水野紀子先生(法学研究科長)
by osumi1128 | 2013-01-23 08:59 | ロールモデル | Comments(0)

センター試験

今日明日はセンター試験。
受験生の皆さん、そして試験監督その他、運営に関わる皆様、寒い朝になりましたので、お気をつけて。

かつて共通一次試験という名前のものを受験したのは、ごく狭い世代ですね、なんてことはどうでもよいのですが、いずれにせよ、センター試験や大学入試は、大学の教職員の仕事として「マスト」です。
朝早い集合時間で、何かの粗相があったらメディアに大きく取り上げられるので気は抜けず、とくにセンター試験は受験生の便を優先するので必ず土日開催。
これを「免除」されるのは、長期療養中、長期出張中、日本語に不自由があると判断された外国人教員、入試実施本部要員などに限られています。

そもそも、こういう全国一斉に同じ日に行う大学入試のためのシステムがどうか、という問題も大きいのですが、それは別の折に論じるとして、昨日、全学の男女共同参画委員会で話題になりましたのが、「育児期の教職員にとって、センター試験業務負担が大きいこと」に、全学としてどのように対応するべきか、ということでした。
例えば、東北大学には「川内けやき保育園」という学内保育園がありますが、こちらは通常、日曜日は保育を行なっていませんので、センター試験のある日曜日を開園日にしてもらうのはどうか、という対応がありえます(さらに、おそらく朝8時よりも前から預かってもらわないと集合時間に間に合わないかもしれません)。
あるいは、育児や介護の負担が大きい教職員(男女限らず)は、センター試験業務免除扱いにし、その分の負担は皆で追う、という考え方もあります。
後者は「だから子育て期の女性が増えると困るのよね……」という妬みなどを生みやすいこともありえますが、次世代は社会全体で育むという意識を醸成させることは、少子化が進行する日本において重要だと思います。

先日訪問したマックス・プランク進化人類学研究所でディレクターをしているぺーボ先生は、1955年生まれですが、昨年秋にちょうど女の子が生まれたところで、そもそも日本にお招きしようと思ったら「子どもが生まれるので、今年は無理」と言われたのですが、奥さんも同じ研究所の他のラボで研究員をしているので、いわゆる共働きです。
先日もディナーの前に「ちょっと先に息子を寝かしつけなければいけないから、いったん自宅に帰るので、じゃぁ、7時15分に待ち合わせね」とのことでした。
男性の育児参加は少子化阻止のための第一歩なんじゃないかな、と思います。
(ちなみに、ぺーボ先生の父上がプロスタグランジンの発見でノーベル賞を取られたSune Karl Bergströmだったというのは、比較的最近に知りました……)
by osumi1128 | 2013-01-19 08:35 | 雑感 | Comments(0)

メール会議は難しい

昨日、医学部キャンパスで行われた朝7時からの会議では、130ページ以上になる紙の資料が配られて、3時間にわたっての報告や討議が行われました。
資料の準備をされた方々、いつもながら、本当にご苦労様でした。
現在、大学本部の会議は電子ドキュメントシステムを使って、かなりペーパーレスが進行していますが、これはこれで、システムの不具合が生じることもあったりします。
私は手書きでメモを取るので、議事次第の1枚程度は紙がある方が有難いのですが、そのメモをiPhoneで撮影して、その画像をEvernoteに放り込んでいます。
もしくは、そのときに思いついたTo Doを実行した時点で処分。
それでも、インプットとアウトプットがバランスしてしまっていて、オフィスのテーブルの書類の山が減らないですね……(苦笑)。

医学部内のいろいろなお知らせはEASTというイントラネット経由が一般的になりました。
この改革は5年前くらいからでしょうか……。
情報の発信元からエンドユーザに直接メールで情報が届き、そのリンク先からさらに情報を得るという時代です。
いろいろなやりとりが電子メールベースになり、さらにカジュアルなコミュニケーションツールとして、TwitterやFacebookも浸透しつつあります。

イントラネットのシステムまで大きくないグループ内の情報伝達では、「メーリングリスト」を用いることも便利ですね。
うちのラボでも、全体MLやスタッフMLなどを、周知徹底をはかるのに利用しています。
広報室では、週一で打合せの会議を1時間弱行いますが、その他は基本的にMLやメールでのやりとりで仕事を進めています。
これらが機能しているのは、でも、「普段、顔を合わせていて、気心が知れている」からだと思います。

忙しい皆さんが一同に会しての会議は、なかなか設定しにくいので、この10年くらいの間に「メール審議」や「メール会議」が多くなりました。
ですが、メール会議では何かの合意形成をするには難しいなぁと感じる今日このごろです。
丁寧に書いたつもりでも、行間の読み方は人によって違います。
対面で誰かに意思伝達するときには、テキスト化されないさまざまな情報が、声のトーン、間合い、表情、身振り手振り等で伝わっているのですね。
それは、あまり意識には上らないかもしれないのですが、おそらく脳内では皮質下の処理で、各自の意思決定に大きな影響を与えています。
それが、メールには含まれません。
つまり、メールはとても「非人情」なコミュニケーションツールでもあります。
また、電子情報そのものも、必要以上の情報を詰め込みやすい性質があるでしょう。

便利なツールでも、使い方は気をつけないといけないと、改めて思います。
by osumi1128 | 2013-01-18 09:05 | 雑感 | Comments(0)

久々に観た『You've Got Mail!』から思う本の未来

今回のドイツ出張は訪問先で航空券を手配して頂いたので、当然のことながらルフトハンザ航空でした。
特段の不満はありませんが、映画の揃えはあまりハリウッド系ではないことが新鮮でした。
行きは新作コメディで、舞台はイギリスのたぶんマンチェスターあたりで、不良の少年たちが主人公。
ストーリーはスコッチ・ウイスキーのオークションで一儲けする、ってことなのですが、何しろ、すべての単語にfuckingが付くので(苦笑)、聞き取りにくいことおびただしい……orz
自分の英語聞き取りがこんなに悪くなったか!と焦りました。
……が、帰りの便ではチャレンジせずに、昔の映画『You've got mail』を観て、あぁ、メグ・ライアンならわかる、とほっとしました。

1998年に公開のこの映画は、かつてラブコメの女王と言われたメグ・ライアンの、一番油の乗った頃の作品でしょうか。
この時期はAOLというプロバイダがちょうど電子メールを米国で普及させつつあり、私も一時期使っていたので、映画の中の回線を繋ぐときに「ピー・ヒョロロロー♬」という音や、映画のタイトルになっている「You've Got Mail!」というお知らせメッセージの声が、本当に懐かしい!
ちなみに、映画の中では、ほんの少しだけリアルタイムのチャットをする場面もありました。
時代を感じさせる小道具としてはさらに、スターバックスのコーヒーがありますね。
アメリカでこのグランデサイズをTo Goするのが大流行になったのも、この頃からだったのではないかと思います。

今回久しぶりに見直して思ったのは、メグ・ライアン扮するヒロインのキャサリンが経営する子供向けの絵本やグッズの「The Shop Around the Corner」というお店が、なんともコージーな感じでいいなぁ、ということでした。
子どもに絵本を読み聞かせるコーナーもあったりして、将来電子書籍が一般的になったとしても、紙の本は逆に「特別なもの」として残ってほしいと思います。
きっと、印刷された本がとてもとても高価だった時代と同じ感覚に戻るのかもしれません。
自分の好みで想定して手元に置いておく、誰かに特別な贈り物として差し上げる、そういう大切な物としてリアルな紙の本は残り続けるのではと感じました。

ちなみに、今Wikipediaさんで調べたら、The Shop Around the Cornerという名前は、さらに古い映画のタイトルだったのですね♬
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by osumi1128 | 2013-01-14 13:22 | 雑感 | Comments(0)

『園芸家12ヶ月』

今回旅のお伴に連れてきた本は『園芸家12ヶ月』(カレル・チャペック著、中公文庫)でした。
先日、「小谷元子の本棚フェア」に行った折に、小谷先生から頂いた本の1つ。
そういえば最近、明らかに読書量が落ちているのは、出張の移動の折に新幹線の中で締め切りに追われている、もしくはトラフィックが一段と増えたメール処理をしているからですね……。

カレル・チャペックはチェコの有名な作家、ということくらいしか知らなかったのですが(まぁ、なので、旧東ドイツのドレスデンとライプツィヒ訪問にはちょうど良いかなと思って持ってきた訳ですが)、思いの外、和めました。
ほんとうに他愛ないというか、園芸を趣味とする人の生態を描いているのですが、ふと、そうか、年を取って庭仕事にハマるというのは、こういうことなのかな、と想像できました。
土を掘り起こして種や苗を植えて、水をやって肥料をやって、芽が出て膨らんで花が咲いて、やがてそれが枯れて……と自然と付き合うだけで、一年はあっという間に過ぎるのですね……。

ほっとしたいときにお勧めの本です!
by osumi1128 | 2013-01-13 00:00 | 書評 | Comments(0)

ペーボ研訪問@ライプツィヒ

ドレスデンの後に、同じくマックス・プランク傘下であるライプツィヒの進化人類学研究所を訪問し、Svante Pääbo先生のところで、やはりセミナーとディスカッションをしてきました。
ネアンデルタール人のゲノム解析や、FOXP2という言語に関わるということから同定された遺伝子が、ヒトの進化において重要な働きをしているという研究をされている方です。
この方も天才だなぁと前から思っているのですが、研究室の雰囲気も実際、とてもクリエイティブでした。
写真を撮りそこねたのが惜しまれるのですが、彼のオフィスに掛けられた彼の肖像画は、ラボメンバーが一つ一つの区画を描いたという合作です。
「別々の人が描いて、でも全体として様になっているのが面白いでしょう」と言っておられました。
雑誌閲覧やディスカッション用の眺めの良いソファのコーナーの棚に、不思議な帽子(追って画像アップします)が陳列されており「これは何ですか?」と訊いてみると、学位を取得する方のそれぞれのお祝いに「博士の帽子」を皆で創作したものとのこと。
「ドイツでは学位授与式のようなフォーマルなイベントが無いのが、ちょっとつまらないと思って……」とペーボ先生。
こういう遊び心はいいですよね♬
ポスドクの方も比較的長く過ごす方が多いようで、まぁ、それは研究所のディレクターでもある彼が頑張って資金調達しているのだと思いますが、全体的にゆったりした雰囲気を感じました。

当初の目的であった共同研究には今回は至りませんでしたが、もう少しこちらのエヴィデンスを固めて、また提案してみようと思いました。
ラボメンバーとのディスカッションでは、こちらから良いアドヴァイスをすることができたので、まぁ、先方持ちで訪問させて頂いて申し訳ないということは無かったでしょう。

それにしても、ドレスデンではラボ・セミナーの参加に加え7名(うちPI5名)、ライプツィヒではポスドク、シニア・サイエンティスト5名と話をして、頭がパンパンな状態です。
戻ってうちのラボメンバーにフィードバックしないと……。

ライプツィヒとドレスデンは、同じ旧東ドイツ領で、都市の規模も同程度。
でもそれぞれ雰囲気が違っていて面白いと思いました。
ドレスデンの方が歴史的、ライプツィヒは前衛的というのが私の印象。
ライプツィヒは街を見る時間がまったくありませんでしたが、是非またいつか訪れたいところです。

これから帰国の途につきます。
今回の訪問は今執筆している新書にうまく取り入れられるかな……。
by osumi1128 | 2013-01-12 16:28 | サイエンス | Comments(0)

ドレスデンに来ました

マックス・プランク研究所はドイツ各地(最近は他の国にも)あるのですが、今回はドレスデンとライプツィヒを訪問します。
今日はラボセミナーに参加させて頂いて、Wieland Huttner研のunpublished dataをご披露頂きました。
電子顕微鏡学的解析なども含む細胞生物学にきちんと立脚した神系発生の研究を展開されています。
最近では脳の進化に関係するテーマも。

本日は少し時間が取れたので、念願だったドレスデン美術館群のうち、アルテ・マイスター(古典美術館)を訪問できました。
フェルメールの2作品、「取り持ち女」「窓辺で手紙を読む女」が自分にとっての一番のお目当てだったのですが、ここを訪れる方々の一番人気はラファエルの「システィーナの聖母」のようですね。
(フェルメールの作品は絵葉書にもなっていません……泣)
イタリア絵画ではコレッジョがたくさん、ボッティチェッリもいくつか。
ルーベンスやファン・ダイクも多数の作品を収蔵していることは、来てみて初めて知りました。

ドレスデンは街自体も美しい観光地ですが、ロシア系と思しき観光客が多いように思いました。
(ロシア語の案内があったりするので)
もっと寒いかと思ったら、ここ数日は暖かいようです。
明日は朝からずっとPIとのディスカッションとセミナーです。
by osumi1128 | 2013-01-10 04:58 | 旅の思い出 | Comments(0)

遅ればせながら2012年を振り返る

昨年末、一昨年以上にバタバタとしておりまして、お正月休みも修士論文やら何やらで2012年を振り返る時間が取れませんでした。

1月:ムンバイ出張で風邪を引いて寝込む(もしかするとインフルエンザだったのかも)
2月:東北メディカル・メガバンク事業開始。ソウル出張。
3月:Evolang(言語の進化)など国際シンポジウム続き。脳科学グローバルCOE終了。
4月:毎週木曜日の朝練に泣く……。
5月:発生生物学・細胞生物学合同年会参加。
6月:国際幹細胞学会@横浜参加。
7月:FENS@バルセロナ参加。ガウディ建築に圧倒される。
8月:日本進化学会@八王子
9月:日本神経科学大会@名古屋
10月:祝!山中さんノーベル賞受賞報道、さらに森口報道エントリーで過去最高のアクセス数達成(苦笑)、初ニューオーリンズ出張。
11月:アルトマン先生国際生物学賞受賞記念シンポジウム@神戸
12月:日本分子生物学会@福岡(論文不正緊急フォーラム参加など)、その後、2011年と同様に論文投稿準備で年の暮れ


なんだか12月は、この数年、同じパターンのような気がします……。
2011年の振り返りはこちら
by osumi1128 | 2013-01-05 23:41 | 雑感 | Comments(0)