<   2013年 05月 ( 11 )   > この月の画像一覧

ノルウェーから学べること

先日告知しましたイベントに参加しました。
自分のミッションは「東北大学の男女共同参画についてご紹介」だったのですが、男女共同参画の先進国のノルウェーから改めて学ぶところ大と感じた2時間余でした。

教育・研究担当副大臣のお話の要点としては以下のようなことを話されました。
・ノルウェーにとって未来の資源は石油ではなく「人」
・男女共同参画を推進することが国の経済の発展にも重要
・今年、ちょうど女性参政権が認められて百年で、政府関係ポストではほぼ男女半々になったが、企業幹部の女性比率はまだ20%と低い
・保育園整備により出生率が大きく改善した(ちなみに、保育園はむしろ<教育>の位置づけであり、子どもはそれを享受する<権利>を持つという意識)


日本へのアドバイスとしては……
・日本のような高学歴の国で女性が活用されていないのはもったいない
・長時間労働がワークシェアリングを妨げ、男女共同参画推進にも障害となっているのではないか
・男女共同参画の問題は人生の質の問題。男性を巻き込むこと。そのロールモデルが必要(ノルウェーの首相は在職中に三ヶ月育児休暇を取った)


いちばん心に残ったメッセージは以下です。
これは、昨年2012年の国際女性会議においてノルウェー元首相の講演の中にもありました。
男女共同参画は、第一に人権であり、第二に民主主義であり、第三にただの常識なのです。
Gender equality is primarily the human right, and the democratic policy, and just a common sense.

ご紹介した東北大学サイエンス・エンジェル制度については、「とても素晴らしい仕組みなので、ぜひノルウェーでも取り入れたい」と仰って頂ました。
画像は、仙台市在住の女子学生・大学院生3名と、副大臣とのパネルディスカッションの様子です。
d0028322_23341569.jpg

副大臣とのツーショット
d0028322_14555961.jpg

【リンク先】
東北大学女性研究者育成支援推進室フォトアルバム
by osumi1128 | 2013-05-30 23:37 | 若い方々へ | Comments(0)

講演告知:「未来をつくる学生たちへ」(5/30)

仙台市はノルウェーと深いかかわりがあるのですが(下記リンク先参照)、今週、以下のようなイベントが開催され講演を行います。
“男女平等のまち・せんだい”を目指して
ノルウェー王国教育・研究副大臣来仙記念トークイベント
「未来をつくる学生たちへ~ノルウェーからのメッセージ~」

日時:2013年5月30日(木)14時~16時(受付 13時半~)
会場:せんだいメディアテーク オープンスクエア(1F)
   仙台市青葉区春日町2-1
主催:仙台市、東北大学女性研究者育成支援推進室、公益財団法人せんだい男女共同参画財団
協力:ノルウェー王国大使館
*日英逐次通訳付、入場無料、申込不要(直接会場にお越しください)

プログラム
●「女子学生入学100周年を迎えて」 国立大学法人東北大学 大隅典子教授(総長特別補佐、女性研究者育成支援推進室副室長)
●講演「男女平等先進国ノルウェー王国における教育」 ラグンヒル・セッツオース教育・研究副大臣
●トークセッション「未来をつくる若者と語る」 

問合せ:仙台市男女共同参画推進センター エル・ソーラ仙台
Tel. 022-268-8044

トークセッションでは、今年任命されたばかりの東北大学サイエンス・エンジェルも参加。
不肖大隅は父がノルウェー王国功労勲章を頂いているので、この機会にお話させて頂けることをとても嬉しく思っています。

【関連リンク】
NPOノルウェーに学ぶ会
仙台市プレスリリース:「東日本大震災復興のための女性リーダーシップ基金」を設置するためノルウェー王国と協定を締結
拙ブログ:第7回東北大学男女共同参画シンポジウムにおける駐日ノルウェー大使基調講演の件

準備中のスライド表紙には東北大学男女共同参画に関わる3つのロゴマークを載せました。
デザインはみな佐藤洋子さんです♫
d0028322_21552845.jpg

by osumi1128 | 2013-05-28 22:14 | 東北大学 | Comments(0)

東北大学縁の女性リーダー:#1奥山恵美子仙台市長

今年はリケジョ100周年なので、東北大学縁の「女性科学者」シリーズを書いていましたが、今朝の車の中で聴いていたDateFMの番組に奥山恵美子仙台市長がお出ましだったので、ちょっと横道に逸れて取り上げたいと思います。

奥山恵美子市長は秋田のご出身ですが東北大学経済学部の卒業生です。
仙台市役所に就職され、生涯学習課長、女性企画課長を経た後、確かせんだいメディアテークの初代館長を務められました。
その後、市民局次長、教育長を歴任、副市長も務めた後に、2009年の選挙で当選され、政令指定都市初の女性市長になられて現在に至ります。

任期半ばにちょうど東日本大震災となりましたが、市役所に長く勤務されてこられた奥山様は、粛々と復旧、復興のための行政を進めてこられました。
落下傘市長ではなかったことは、仙台市の復興にとって幸いだったと思います。

今朝のラジオ番組「繋ごう明日へ」では、仙台市のコンベンション誘致計画について触れておられて、「種々の学会・国際会議等の中心となる東北大学との連携についても協定を結びました」と話されていました。
実際、仙台にはもう一回り大きなコンベンション・センターが必要なのですが、旧スポーツセンター跡地に2015年には完成予定と聞いています。
それに合わせて、ホテルなども建て替わりの時期になりそうですね。

8月8日の東北大学女子学生入学百周年記念シンポジウムのご来賓としてお呼びしたのですが、ちょうど次の選挙間近とあって、実現できませんでした。
若い方々へのメッセージだけでも頂くようにしたいと思っています。
d0028322_1865281.jpg

by osumi1128 | 2013-05-25 18:09 | ロールモデル | Comments(2)

分子生物学会理事長としてのメッセージ

イベント告知が続きましたので、ちょっと読み物を。
分子生物学会会員の皆様にはすでに会員一斉メールでお伝えしたものですが、このたび、英文にも直したものをHPに掲載して頂きました。
今年1月の理事長就任時のものと、四半世紀の間に競争的環境が厳しくなった中で、研究する喜びを忘れたくない、という自分への戒めも込めて書いた春の号と合わせてリンク先を示します。
ご笑覧あれ。

理事長メッセージ:新春号(1月)
理事長メッセージ:春号(4月)

Message from the 18th President (2013/1)
Message from the 18th President (2013/4)

*****
……と言いつつ、今週土曜日、東北大学大学院医学系研究科大学院説明会開催です!
仙台まで来られない方はUstreamでどうぞ!
by osumi1128 | 2013-05-21 19:55 | 若い方々へ | Comments(0)

東北メディカル・メガバンク地域セミナー(5/24)【講演PPT抜粋DL先追加】

今週金曜日、以下のような話題で東北メディカル・メガバンクの地域住民向け小規模セミナーでお話します。
これまで自分が行ったセミナーの中で、もっともToMMo色なのですが(笑)、もっともわかりやすいという自負があります。
詳細はこちら

【追記】
無事に講演を終えました。
参加者は30名程度。だいたい予測通りです。
「遺伝子の働き方が環境によって変わるのであれば、刻々と変わるライフログの情報も必要だし、それぞれの組織での遺伝子の働き方も変わるとして、ゲノム・コホートで行う血液DNA試料では、そこまでわからないのでは?」
「遺伝子変異の情報がわかるようになると、変異をもった人を排除するような方向に社会が進んだりしないか?」
など、かなり高度なご質問も頂きました。
資料はこちらのResearchmapからDLできます。
d0028322_20561945.jpg

by osumi1128 | 2013-05-19 20:59 | 東北大学 | Comments(2)

Neuro2013サテライト・シンポジウム:ポスター演題募集締め切り(5/20)

神経科学合同大会Neuro2013の前日にサテライト・シンポジウムを開催します。
トピックは脳の発生と進化について。
新学術領域の山森班のサポートにより参加費無料です。
ポスター演題募集中(締め切り5/20)!
d0028322_10192297.jpg

by osumi1128 | 2013-05-17 10:19 | サイエンス | Comments(0)

アンジーの決断&ボランティア採血for東北メディカル・メガバンク事業

CNNインターナショナル・オンライン他でハリウッド・スターのアンジェリーナ・ジョリーが自分のゲノム情報を元に予防的な乳房切除術を行う決心をしたというニュースを見ました。
Angelina Jolie undergoes double mastectomy(動画付き)
Actress Angelina Jolie Shares Story Of Her Double Mastectomy
これは、乳癌のリスクに関わる遺伝子に関して、アンジェリーナ・ジョリーの遺伝子型は普通の方よりも高いリスクがあるという情報にもとづきます。
(一般的な発症率が6%程度なのに対して、87%)
さらに、彼女の母親が卵巣癌で無くなったという家族歴も、彼女に重い決断をさせたのでしょう。

今年はヒト・ゲノム解読から10年です。
遺伝子情報の利用も現実的な段階に入り始めたということですね。

さて、この春からいよいよ東北メディカル・メガバンク事業で、ゲノム・コホート事業が開始されますが、最初の遺伝情報解析系立ちあげのための予備実験用に、教員ボランティアの採血をしていただきました。
現時点では自分のDNA情報を戻してもらえる訳ではありませんが、私自身もこの事業に参画するモチベーションを共有したいと思っています。
未来の個別化医療のための「正義への企て」に参加するのです。

ちなみに、今月末、東北メディカル・メガバンク機構主催イベント、「<DNA>だけであなたの運命、どこまでわかる?」に登壇します。
【日時】:平成25年5月24日(金) 18:30-19:45 
参加無料・申し込み不要
【会場】:フォレスト仙台 第7会議室
     (仙台市青葉区柏木1-2-45) 
【プログラム】
講演
  「わたしたちの未来はDNAでどこまで決まるのか? 〜環境が遺伝子のはたらき方を変える〜」
   大隅典子(医学系研究科教授)
対談&フリーディスカッション
  「DNAと環境・健康」大隅典子+長神風二(東北メディカル・メガバンク機構教授)


【参考リンク】東北メディカル・メガバンク事業HP
d0028322_2225147.jpg

by osumi1128 | 2013-05-14 22:18 | 東北大学 | Comments(1)

日本腎臓学会の男女共同参画企画で講演しました

昨日は日本腎臓学会の学術総会2日目、ランチョンの後、招待講演の直前という枠に30分でメインホールでの講演を行いました。
「他のセッションと重ならないところで男女共同参画企画を入れたい」という委員会の先生方の強いお気持ちがあって実現したことと伺っています。
ちなみに、男女共同参画委員会の委員長の内田啓子先生(東京女子医科大学教授)は、元神宮でラケットを振っていた仲間であり(超強かった!)、そのご主人とは私は大学の同級生という関係でもあります。

「学会活動における男女共同参画:みんなにとってメリットは?」
日時:5月11日(土曜日)13時30分~14時
会場:第1会場(ホールC)
司会:内田 啓子(男女共同参画委員会)
演者:大隅 典子(東北大学大学院医学系研究科創生応用医学研究センター・脳神経科学コアセンター発生発達神経科学分野 / 東北大学女性研究者育成支援推進室)


昨年の企画が黒川清先生X桃井真理子先生というビッグな対談でしたので、私の方はデータを示すことによって「無意識のバイアス」に気づいてほしいという意図で作りました。

おかげさまで、講演の後になればなるほど(笑)人が集まって何よりでした♫
招待講演の外国人の先生方3名は、私の日本語講演の間も席におられたのですが、かなりビジュアルなパワポで、英語のものもいくつかあったので、ジョークの部分でちゃんと笑って頂けました。
今年は節目の年、ということで1913年の東北大学入学女子学生の顔写真と女子学生百周年記念ロゴマークも、しっかりお持ち帰り頂けたものと思います。

委員会の先生からすぐに御礼メールを頂いて嬉しかったので(勝手に)貼り付けておきます。
ほんの30分でしたが、腎臓学会においで頂いてありがとうございました。もっといろいろなことを伺いたかったという男性教授のコメントがありましたがこれは誰しも思われた(私も)ようですし、ご講演の要旨の印刷物はありませんかとおいでになっ た某国立大の50歳前後の男性など、これまでで最も事後の反応が多かったご講演でした。


という訳なので、講演PPTファイルをResearchmapの方にアップしておきます。
どうぞご自由にお使いください。
イントロ次のスライドは、慈恵医大の横尾先生との共著のPNAS論文で、私のpublication listの中で今のところ唯一kidneyを扱ったものです♫

ご準備頂きました関係各位に心から御礼申し上げます。

関連して、先ごろGenes to Cells誌に掲載された日本人女性研究者のvisibilityに関する本間美和子先生らの論文と、それを引用しているScience誌へのLetterのリンク先も記しておきます。

Maximizing the Potential of Scientists in Japan
- Promoting equal participation for women scientists through leadership development
Homma MK, Motohashi R, Ohtsubo H.
Genes to Cells(まだアップロードされていないのでリンク先は追って)

Science. 2013 Apr 26;340(6131):428-30. doi: 10.1126/science.340.6131.428-b.
Japan's lagging gender equality.
Homma MK, Motohashi R, Ohtsubo H.

PMID: 23620034 [PubMed - indexed for MEDLINE]

【追記】
拙ブログを読まれた黒川清先生が、ロレアルーユネスコ女性科学者奨励賞特別賞授賞式の画像にご自身が写っていないと御指摘下さいまして、講演スライドPDFを差し替えました♬
by osumi1128 | 2013-05-12 09:40 | オピニオン | Comments(0)

留学は何のため?:NIH-Tohoku-JSPS国際シンポジウムのワークショップから

5月9日、10日、NIH-Tohoku-JSPS国際シンポジウムが開催されました。
河北新報:学術交流より密接に 東北大とNIH、仙台でシンポ
東北大学からNIHに留学された先生も多く、震災直後からいろいろなご支援を受けました。
今後のさらなる連携のための覚書を交わし、5つのセッションの講演とポスターセッションの間、2日目のランチタイムにキャリア・デベロップメントのためのワークショップ(WS)が開催され、パネリストとして登壇しました。

ちなみに、WSを企画された井樋先生もNIHへの留学をされた方で、もうひとりNIHからのオーガナイザーの外山玲子先生は発生生物学がご専門ですが、キャリア・デベロップメントの部署のご所属です(実は高校の先輩でした〜世間は狭い)。

種々の統計がありますが、海外に留学する日本人研究者が減少しています(文科省発表によれば、ピークの平成16年に比して、直近データの平成22年は30%減少で5万8060人)。
ここで見過ごされがちな点は、この10年くらいの間、米国への留学が激減しており、中国・韓国への行き先シフトが見られることです(留学全体には文系も含まれます)。
これは、日本企業の取引先が米国からアジアにシフトしたことも反映していますし、米国でのフェローシップが獲得しにくくなったことも影響しているかもしれません。
また、フェローシップに「アジア枠」があったとすると(very likely)、その中を中国、韓国と食い合って減ったという可能性があるように思います。

ともあれ、ハーバード大などの日本人留学生は激減で、NIHも同様。
関係者もそのことを苦慮しており、今回のWSの議論の入り口として、留学に関するアンケート結果が、東北大学側およびNIH側から示されました。

そもそも「留学」っていう言葉は不思議ですね。
英語はstudy abroadかwork abroadでなのでしょうが、日本でこの言葉はポジション的には圧倒的に後者のケースで使われているのですが、実際には「海外の<進んだ成果>を日本に持ち帰る」ことを念頭に置いてきたので、文部省(当時)在外研究員もそういう意味では「お勉強しに」行った訳です。

でも、時代はもう世界に追いつくことを目指した「坂の上の雲」ではなくなりました。
生命科学の分野においても、日本国内の方が良い設備だったり、良い研究環境であるところもいろいろあります。
なので、私は単に「若者の内向き志向」だけが原因とは思いません。

また、アンケートでは医学系(いわゆる医師免許、歯科医師免許を持っている人)と非医学系(PhDやnon-MDと呼ばれる人)の間で「帰るアテがあるか」の違いがあって、non-MDの人たちには「日本から離れると戻ってこれるか不安」と思う人が多いようです。
このあたりは、私の世代だと日本にポスドク相当の職があまり無い時代だったので、大学院を出て助手(当時)にならない場合には必然的に海外に出ることになり、また「一発当てなければ帰ってこれない」と思っていた人たちも多かったように思います。

パネル・ディスカッションに登壇した中の一人は、医学部5年生の男子学生さんだったのですが、彼は医学部卒業後に米国の大学院進学を希望しています。
その彼の発言が象徴的だったので記しておきます。
海外の大学院は給料が出ますよね。それに結局、このアンケートの回答からは、大学院修了後に留学する意味がほとんど無いように思えます。語学の習得や外国人の友人を作る、異分野や異なる文化の理解など、あってもいいけど、別に直接的に研究に役立つ訳ではないですよね?(テープ起こしではないので正確ではありませんが、このような意味のことをはなしました)

まぁ、そのあたり、回答した方の自由記載に「ノーベル賞学者の研究室という環境で数年過ごしたことは大きな価値があった」というようなものでもあれば、きっと印象も違ったのかもしれませんし、明らかに立身出世を目指して米国に行く中国の方たちに比べたら、平均的な日本人留学生は「ぬるい」意識のままで外に出ているのかもしれません。
また、多くの留学経験者は、単なる語学研修などで短期に滞在することと、文化や習慣の違いに戸惑い苛つきながらも克服して得られるものを感じておられるでしょうし、よりエスタブリッシュされている方には論文出版などにおいて人的交流の持つパワーを活かしておられると思います。
もちろん、より若い時代に海外に出る意味はありますし、でも、いくつになっても得られる経験はあると思います。
ちなみに、日本で初めての女子大学生の一人、丹下ウメが留学したのは40代後半であり、ジョンズ・ホプキンス大学で学位を取得したのは54歳のことです。

留学のスタイルも20年前とは異なっています。
海外にいてもインターネットを介して日本と繋がることができますし、そもそも日本にいても海外の情報が簡単に手に入る時代です。
かつては留学するまで外国に出た経験が無かった人が多かったかもしれませんが、今は家族での海外旅行の経験も豊富だったり、高校生の修学旅行先がオーストラリアだったりします。
昔よりも時間の流れが早くなっていることを思えば、3年新しいラボで一仕事するよりも、海外の共同研究先で3ヶ月でデータを出してくる、という短期留学の方が現代に相応しいかもしれません。

パネル討論後に、同僚の教授が言われたのは「日本人って結局<引っ込み思案>なんじゃないでしょうか?」ということでした。
私はそれに加えて「みんないっしょ」が好きなんだと思います。
自分の回りの友人で3人「えー、留学なんて行ったら戻ってこれないよー」と言う人がいたら、「そっか、じゃぁやっぱり国内でポジションを探そう」になるというメンタリティ。
「じゃぁ、私は違うキャリアパスを歩もう」にならないのは、みんな一緒にお手々繋いでゴールイン、という刷り込みがあるのでしょうか……。

私自身はいわゆる留学の経験が無く、その分、海外とのコネクションを作るための努力は人一倍したつもりですし、ラボのジャーナル・クラブとプログレス・ミーティングは英語で行なっています。
そのせいか、初代の大学院生含め、欧米に行った元学生さんは5名。
NIHに留学した人はグリーンカードを取って今はFDAに勤務しています。
助手(当時)の後に留学した方は、関西の大学で准教授ですね。
現在の学生さんも、留学に興味のある人も、「外国は嫌い」という人もいろいろです。

私自身はより広くキャリア・デベロップメントの上で「メンター」の重要性を指摘したのですが、この件は別立てのエントリーにします。
by osumi1128 | 2013-05-11 20:11 | 若い方々へ | Comments(0)

NIH-Tohoku-JSPS国際シンポジウム(5/9-10)

今週後半に国際シンポジウムが開催されます。
東日本大震災の際、東北大学は長年に渡る交流があるアメリカ国立保健研究所(National Institutes of Health、以下NIH)から大きな支援を受けました。この震災後の研究交流・支援をきっかけとして、東北大学とNIHとの間で、医学研究領域での幅広い研究交流をより一層推し進めていくことが計画されています。また、両機関ともに、国際的な研究交流を通じて東北地方で高いレベルのバイオメディカル研究を進めていくことで、東日本大震災の被災地の復興に貢献することを強く望んでいます。東北大学とNIHにおける、さらなる研究協力の第一歩として、下記の日程で国際シンポジウムを開催いたします。初日(5月9日)には、東北大学里見進総長とNIH副所長Michael Gottesman博士の間での調印式の後、東北大学が取り組む震災復興の「これまで」と「これから」が議論されます。続いて2日目(5月10日)にかけて、東北大学とNIHの研究者による第一線の研究が発表されます。最終日(5月11日)には、被災地(石巻)への訪問が予定されています。なお、講演・発表は英語で行われます。(このシンポジウムは日本学術振興会(JSPS)からの援助を受けています)
    日時:平成25年5月9日(木)−11日(土)
    場所:艮陵会館 記念ホール
    入場無料 (当日参加可能)

10日ランチタイムのキャリア・パス・デベロップメントのパネル討論に登壇します。
関連して、同日、ポスターセッション終了後にSmall group meetingを艮陵会館会議室にて開催します。
ピザと飲み物で留学やポストをどのようにゲットするかなどについて、興味のある方はどうぞ気軽にご参加ください(実費程度徴収予定です……)。

詳細はこちら
d0028322_743450.jpg

by osumi1128 | 2013-05-08 07:41 | 東北大学 | Comments(0)