<   2013年 09月 ( 12 )   > この月の画像一覧

『進化医学 人の進化が生んだ疾患』

d0028322_16472379.jpg元京大総長、初代総合科学技術会議議員の井村裕夫先生から、昨年に上梓されたご高著『進化医学 人の進化が生んだ疾患』をご恵贈頂きました。
冒頭に掲げてあるのは、遺伝学者Theodosius Dobzhanskyの言葉。

"Nothing in biology makes sense except in the light of evolution."
(進化を考えない生物学には意味がない)

井村先生は「従来医学の領域では、進化学の視点はきわめて乏しかった」とし、「ダーウィン医学」というコンセプトが登場するのは1994年の『Why We Get Sick』(Randolph M Nesse & Goerge C. Williams著)や、『Evolutionary Medicine』(Mark Lappe著)が世に出てからと指摘されています。
これを受けて、井村先生はすでに2000年に『人はなぜ病気になるのかー進化医学の視点』を岩波書店から出されていますが、本書はその後の学問の進展を取り入れて、より体系的なものとなっています。
つまり、

ゲノム進化の理解なしには、生物学も医学も意味をなさない

と言うことができる時代になったということですね。

本書では、生命進化38億年の歴史の振り返りに始まり、人類への進化がどのような疾患に結びついたのか、感染と防御機構の共進化、栄養・エネルギー代謝と進化の関係、寿命の問題など、きわめて広い範囲を扱っていますが、個々の説明はとてもわかりやすく、納得のいくものです。
また、豊富な引用文献があり、読者が興味のある箇所を掘り下げることが可能です。

d0028322_16481495.jpg個人的には「進化ゲノム学」および「脳と心の進化と疾患」の章をもっとも興味深く読みました。
精神疾患発症と脂質代謝のことを指摘したDavid Horrobin博士の著書も取り上げられており、自分も興味深く読んだことを思い出しました。
これから、ゲノム情報やエピジェネティクスを取り入れた医学が進んで「先制医療」へと繋がる時代、生命科学、医学に興味のある方へ是非お薦めします!




【リンク】
『進化医学 人への進化が生んだ疾患(井村裕夫著)』
『天才と分裂病の進化論( デイヴィッド・ホロビン著)』
『日本の未来を拓く医療 ―治療医学から先制医療へ―』
by osumi1128 | 2013-09-28 16:56 | 書評 | Comments(0)

先端歯学スクール2013にて講演

本日は母校で講演してきました。
「先端歯学スクール2013」という、歯学分野の選りすぐりの大学院生を集めて、研究発表、ディスカッションなどを行い、最後に受講証や優秀発表賞を授与する、という企画です。
1時間の教育講演枠を頂いたので、医科歯科時代からの研究テーマを中心に「神経堤細胞の魅力」というタイトルで、19世紀のHisによる記載から始めて最新データと今後の展望まで講演しましたが、いくつか若い方々へのメッセージを込めました。

その1:研究は楽しい!(大変な時期もあるけど……)

楽しいと思えることを仕事にできることは大きな喜びです。
毎日が楽しい訳ではありませんが、びっくりするデータ、予想外の結果などが出てくるとワクワクします。

その2:広い視野を持とう!(無駄な時間は何も無い)

これからの鍵は融合です。
そのためには広い分野の知識や人脈が必要です。
自分の専門と関係の無いと思う話も、いつか役に立つかもしれません。

その3:自分にタグをつけよう!
業界の中で自分の顔・名前に加えて専門分野、プロフェッショナルなスキル、系譜のタグが付くように、学会などに参加する際にセルフ・プロモーションしましょう。
「専門分野と得意なスキル」を覚えてもらうためには、ある程度最初は同じ路線に固めて研究発表を行って、自分の陣地を固めるのが良いと思います。
狭い分野であればより、その分野の若手トップになれるので有利とも言えます。

その4:最先端の研究を!

科学は過去成果の延長にあることを認識し、先人に学ぶことが大切です。
昔の論文にはヒントとなる宝がたくさん隠れています。
最先端は常に「エッジ」にあります。
最初の論文は認めてもらえないかもしれませんが、本当に大事なことであれば、いつかは世界の中心になります。

その5:歯科は医学の最先端

そもそも「入れ歯(義歯)」の歴史は眼鏡より古く、紀元前にまで遡ることができ、義歯は人類最古の人工臓器です。
先進国では、この数十年の間に虫歯はかなり予防できるようになり、その治療の質も良くなり、齢をとって歯を失う人の数も減りました。
(「齢」という漢字に「歯」が含まれることは象徴的です)
つまり、歴史的に見れば医学の中でもっとも進んだ分野であるとも言えるのです。
その結果、歯科医が余り気味とも言われていますが、それは、新しい分野を開拓していないからです。
上記とも関係しますが、もっと真剣に融合研究を進めるべきだと私は思います。
口腔状態と全身状態の関係を、もっとデータ・ドリブンに解析することにより、今までわからなかったことが見えてくるかもしれません。
歯科と神経科学・脳科学の融合も、本当に「歯を失わなければ認知症になりにくい」のか、では歯を失った場合には、どのように脳を刺激すればよいのか、などのテーマの展開もあります。
「顔認知」における顎口腔部の役割、言語機能との関係などもあるでしょう。
あるいは、特定の症候群(例えばダウン症候群など)が、なぜ特有の顔貌を呈するのかも、まったくわかっていません。
要は、既存の「歯学・歯科領域」から飛び出す勇気が必要なのだと思います。
そこには、まったく新しいフロンティアがあるのではないでしょうか?

……というような意図で、煽ってみました。
講演を聴いてくれた若い方々が、新しい分野にチャレンジしてくれることを祈っています♫
by osumi1128 | 2013-09-27 23:47 | 若い方々へ | Comments(0)

大隅良典先生、ノーベル賞ノミネート!

季節の話題を。
今年もあと3ヶ月あまりになりました。
昨年の京都賞の折にご紹介しましたオートファジー研究の大隅良典先生ですが、トムソン・ロイターによれば、ノーベル賞候補者有力候補との報告です。
昨年は山中さんのノーベル賞(と、もう一人、絡んだ論文捏造)で本ブログのビジターが増えました。
さて今年はどうなるか……?

あ、ちなみに、よく聞かれますが、大隅良典先生とは家族でも親戚でもありません。
でも、よく存じ上げている方なので、もしノーベル賞を受賞されたらとても嬉しいです♬
山中さんも京都賞受賞を経てノーベル賞ですし。
もうお一人、水島昇さんは医科歯科大学のご出身で、今は東大医学部ですね。
「生の葱が苦手」というところが、友人の数学者K先生との共通項ですww
d0028322_18201338.jpg

こちらの画像はマイナビニュースから使わせて頂きました。

【リンク】
マイナビニュース:トムソン・ロイター、ノーベル賞有力候補者28名を発表 - 日本人は3名が選出
拙ブログ:祝:大隅良典先生京都賞授賞
拙ブログ:祝:大隅良典先生第28回京都賞ご受賞!
拙ブログ:祝山中さんのノーベル医学生理学賞受賞!!!!!
拙ブログ:発生・細胞合同年会に行ってきた(註:「大隅」という姓についての話題含む))
by osumi1128 | 2013-09-26 18:27 | サイエンス | Comments(0)

日本学術会議公開シンポジウム「心とからだの理解と治療に向けての新戦略 」(9/28)

毎週あちこちで学術イベント開催していますが、来週、乃木坂の日本学術会議講堂にて以下のシンポジウムが開催されます。
「心とからだの理解と治療に向けての新戦略
ー人体シミュレーションによる医療・創薬の推進ー」
日時:2013年9月28日(土) 13:30~16:45
場所:日本学術会議講堂 (東京都港区六本木 7-22-34, 東京メトロ千代田線乃木坂駅下車)
参加無料・登録不要 (直接会場へお越し下さい)
主催:日本学術会議基礎医学委員会 ・機能医科学分科会、
総合工学委員会・計算科学シミュレーションと工学設計分科会
後援:日本生理学会・日本薬理学会

最先端の神経科学、システム生物学、シミュレーション医学などのお話が満載。
是非お薦めします!
d0028322_6594199.jpg

by osumi1128 | 2013-09-21 06:59 | お知らせ | Comments(0)

古川黎明高校にて講演

スーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)指定の古川黎明高校で「科学講演」をしてきました。
SSHのアドバイザーをしている関係で、同校には何度か訪れているのですが、今回は震災後にできた新しい校舎に行ってきました。
なんと、体育館(アリーナと呼ばれています)が、校舎の中に入りこんでいて、2階から4階部分を占めているようです。
d0028322_22305575.jpg


古川黎明高校は元々は女子高校だったのですが、中高一貫共学校に変わったところです。
今回の講演は全校生徒1000名余が集まって行われました。
最初に、夏休みに他のSSH校の高校生とともにサイエンス・キャンプのイベントで英国研修をしてきた男女2名の生徒さんの報告会がありました。
d0028322_22325547.jpg

d0028322_22392376.jpg
その後、脳がどんな構築になっているのかについての講演を行いました。
カハールとゴルジの論争から始めて、最先端のところまで、なるべくリアルな画像や映像を入れた構成にし、いくつかのクイズを盛り込みました。
質問時間を長めに取ったので、いろいろな質問が出て面白かったですね。
「外部メモリも使うようになると、脳の働きはどうなりますか?」などは、まさにクラウド化していくこれからの時代のテーマとなりうるようなquestionだと思います。


d0028322_2241534.jpg
最後に、代表の女生徒さんが、予め用意してきたのではなく、ちゃんと講演を聴いた上でその内容を盛り込んで御礼の言葉を述べてくださり、花束を頂きました。
ありがとうございました。

皆さんが未来に羽ばたいてくれることを心から祈っています。
by osumi1128 | 2013-09-19 22:42 | 科学技術政策 | Comments(0)

はじめての代替現実(SR)体験!

d0028322_22145833.jpg
以前に脳カフェでもお世話になった脳科学者の藤井直敬さん(本学医学部出身)が、Substitutional Reality(SR)の体験装置を開発したことはFacebookなどで目にしており、いつか自分でも体験してみたいと思っていたのですが、ようやく念願叶いました。

東京出張に合わせて和光にある理研の脳科学センターの研究室にお邪魔して、真っ白な実験室(体験ルーム)に入り、インダストリアル・デザイナー山中俊治氏デザインのSR体験用ヘッドセット「エイリアン」の説明を受け、いざ装着!
近眼なので、眼鏡かけた上に被りました。
眼の幅もちゃんと合わせました♫
d0028322_22161963.jpg


SRは日本語に直せば「代替現実」ということになるのですが、現状のヴァーチャル・リアリティ(仮想現実)とはやり方が異なります。
作り物のヴァーチャルな世界ではなく、もっと、自分の「実体験」に限りなく近い「現実」感を体験するので、いわば、どこからが「リアル」なのかが曖昧になっていく怖さ・面白さがありますね。

例えば、目の前にヘッドセットを介して見えている藤井さんは、「今、ここに」いる藤井さんなのか、1年前にビデオ撮影された藤井さんの像を見ているのか……。
(そのために、毎回、同じ衣装でデモンストレーションされています)
過去の藤井さんに話しかけられて、それに自然に返答している私は、外から見たら楽しげに独り言を喋っている不審な人間のようかもしれません。
何人も藤井さんや、研究員の脇坂さんが現れ交差するのは、確かに私が見ている像であり、体験なのですが、どれが「ホンモノ」なのか……。
そもそも「ホンモノ」とは何なのか……。

視野の中の右半分に過去が映され、左半分に現在が見えるようなセッティングでは、まるで仮想の世界と現実が交錯しているよう。
藤井さんはこのことを「お能の世界にも通じる」と表現されていました。
視覚と聴覚はSRに置き換えられるので、肩に触れるなどの触覚だけは、リアルなものとして信じられるのですが……。

こちら、もし一定の匂いなどを同時に嗅がせたりして、記憶を強化させたら、その匂いを嗅いだときに拡張記憶がよみがえる、なんてこともできそうですね……。

今回の体験は実は下準備という意味もあり。
今度10月12日(土)に東北大学106周年ホームカミングデーの仙台セミナーというイベントで、『ジョジョの奇妙な冒険』でも有名な荒木飛呂彦先生にご登壇頂くのですが、この天才的な創造・想像の世界で繰り広げられる「スタンド(幽波紋)」を、このようなSRや、拡張現実(AR)などで表現できないか、というアイディアから、藤井さんと、AR三兄弟長男の川田十夢さんにもご協力頂くことになっているのです。
ご来場の皆さんに楽しんで頂けるイベントになればと思っています。
d0028322_22382834.jpg

帰りの新幹線では、藤井さんの近著『拡張する脳』(新潮社)を読みました。
ちょうど前半にSR装置開発の意図やプロセスなどの説明が書かれています。
さらに、常々主張しているデータシェアリングのことなども……(下記参照)。
藤井さんとはSR体験の前に、かなり面白い話もできたので、こちらの書評と合わせて、また追って書きたいと思います。
(本の装丁もとってもお洒落!)

【関連リンク】
東北大学106周年ホームカミングデーの仙台セミナー
拙ブログ:第7回脳カフェ 杜の都で脳を語る 「脳・つながる・科学 ―いま、社会の中で―」 (最終脳カフェ!)
拙ブログ:第7回脳カフェ「脳・つながる・科学 ーいま、社会の中でー」
拙ブログ:データシェアリングから見る未来
拙ブログ:データシェアリングで在野の生命科学研究者は現れるか?
by osumi1128 | 2013-09-17 22:51 | サイエンス | Comments(0)

東北大学ゆかりの女性研究者#5:中山啓子先生

このテーマの更新が遅れておりました。
本日は東北大学医学系研究科副研究科長の中山啓子先生をご紹介。
中山先生の研究室は、医学系研究科附属創生応用医学研究センター・がん医学コアセンター・細胞増殖制御学分野という名前が正式名称です。
このブログをアップするのに研究室のHPを拝見しましたが、とっても良くできています!
わかりやすいカテゴリー、きちんとした内容、しかも、最近の様子なども、ちゃんとアップデートもされているし……。

中山先生は、実は大学時代から知っていて、当時は同じテニス部の先輩後輩関係でしたが、奇しくも東北大学に異動され、今はまったく同僚、というより、この4月から副研究科長になられたので、上司にあたりますね。
プロフィールはこちら
ご主人の中山敬一先生は、啓子先生とは医科歯科の同級生で、先に九大教授になられています。

がん関係、とくに細胞増殖制御に関する一連の素晴らしいお仕事もさることながら、身近にいて思うのは、そのお人柄です。
科学者としての批判精神を持ちつつ、優しさ、細やかさ、そしてユーモアにも優れ、そのことは大学院の専攻長時代から発揮されていました。

副研究科長として、さらに研究科の発展にご尽力されることを心から願っています!
(あ、でもくれぐれも無理をされないように……)
d0028322_1742397.jpg

(画像は「医学の杜へ」のサイトから拝借しています♫)
PS: ちなみに、中山先生は「実験大好き♫」な方ですが、お料理もとても上手です。
by osumi1128 | 2013-09-16 17:46 | ロールモデル | Comments(0)

HeKKSaGOn日独6大学学長会議終了

2日に亘って行われたHeKKSaGOn日独6大学学長会議の全過程が終了しました。
6大学というのは以下になります。
ドイツ:ハイデルベルク大学、ゲッチンゲン大学、カールスルーエ工科大学
日本:京都大学、大阪大学、東北大学

地理的な位置関係で言うと、ゲッチンゲンと仙台が対応し、ハイデルベルクとカールスルーエが京都と大阪に対応する感じですね。
今回のテーマは「Challenges and perspective in promoting young researchers」でした。
今後の協力関係に関する覚書に6大学の総長、理事クラスの方々の署名が為されて会議は終了となりました。
次回は2015年の春に東北大学が主管校になって開催される予定です。
d0028322_423297.jpg


実は今回自分のトークの準備のために知ったのですが、東北大学と「月沈原(ゲッチンゲン)」にはふかーい関係がありました。
なんと、1907年創立の東北大学の第一回目の教授会は、ゲッチンゲンで開催されたというのです!
情報元はこちらの、元東北大学総長である西澤潤一先生の取材記事。
宮城の新聞:科学はどこから来たのか、そしてどこへ行くのか
大学を設立することは決まったけど、まだ学生もいない、校舎もできていない、着任予定の教授たちは欧州に留学中、ということで、「じゃぁ、ゲッチンゲンあたりでやったらいいんじゃない?」という柔軟な発想に心からエールを送ります♬
実際、明治時代後半になってもまだ、日本の「西洋化」(現代の「グローバル化」に対応)が進行中という頃だったのでしょう。

もう一つ、勉強になったのが、ゲッチンゲン大学学長がProf. Dr. Ulrike Beisiegelという女性であり、現在のゲッチンゲン市長もHelmi Behbehaniという女性
Ulrikeもゲッチンゲン大学初めての女性学長であり、Helmiも初めての女性市長ですが、現在の首相メルケル氏も女性ということから、きっとそういう時期なのでしょう。

ちょっと困ったな、と思ったのが、HeKKSaGOn(ヘキサゴン)のSaというのが「SendAi」を表すので、ドイツの皆さんが「Sendai University」と間違って認識していることが多々あるように見受けられたことです(苦笑)。
仙台大学は私立大学です(念のため)。

明日、帰国の途に就きます。
by osumi1128 | 2013-09-14 04:25 | 東北大学 | Comments(0)

XLabという企て

d0028322_1412080.jpg一昨日はMax Planck研究所でセミナー。
昨日は日独6大学学長会議初日のセレモニー参加の前に、オプショナルツアーとしてホスト校のゲッチンゲン大学の物理学の歴史資料館のようなところを訪問し(ガウスとかリヒテンベルグとか、18世紀の物理学や数学でつとに有名)、さらにXLabという、子どもたちを対象とした科学実験講習会を提供するところを見学しました。
建物2階が物理学、3階が化学、4階が生物学、5階はセミナー室や神経生理学実験室など(それぞれ、現地の言い方では1階、2階です……)。
専任の講師や技術員、事務職員の方々が総勢30名くらいで、国内外から多数の生徒さんたち(メインは高校生)に、かなり専門的な実験に、ふんだんな機器を使って取り組んでもらうという活動です。
生態学の実験でフィールドワークをして、持ち帰った試料の分析をするなどもあるそうです。
Welcome

What is the XLAB?
XLAB is an experimental laboratory and wants to be a bridge between school and university.
What does the XLAB offer?
XLAB offers year-round experimental courses in all natural sciences. The courses may be held in english.
Where is the XLAB?
The XLAB located in the center of the Göttingen University campus.
What are the target groups of the XLAB?
Individual students, school classes, teachers and students in the first semesters of their studies, from throughout Germany and all other countries.(HPより)

ご案内頂いたディレクターのProf. Eva-Maria Neherという方の熱意で出来たような組織でしたが、もともとのきっかけは、ドイツの東西融合後くらいに、自然科学系に進学する生徒が減っていったことに、政府も産業界も危機感を持ったことを背景としているとのことでした。

日本では現在、お台場の日本科学未来館などが一部その役割を担っているのかもしれませんが、もっとエンターテイメント性よりも、子どもたちに論理的な思考や観察力を付けてもらうことを主眼とした取組があるべきと思いました。
Neher先生のスライドより印象的であったフレーズです。
To hear, we forget.
To see, we remember.
To do, we understand.

リアルな体験をするということが大事ですね。

本日はHeKKSaGOnの2日目、グループに分かれての討議になります。
by osumi1128 | 2013-09-13 14:25 | 科学技術政策 | Comments(0)

ゲッチンゲンに着きました

先ほど無事にゲッチンゲンのホテルにチェックイン。
今回は「インターシティーの列車があるから」というのでフランクフルトから陸路の予定で、現地でチケット買えば良いと高をくくっていました。
で、フランクフルト空港で無事に入国審査を終え(約30分くらい並んだだけなので思ったより楽)、無事に預けたバゲッジも回収し、空港の駅を探して、自動販売機がややこしそうだったので人のいる窓口に並びました。
で、「ゲッチンゲン行き、片道で、カードで支払います」とカウンターの向こうの方に英語で伝えて、「はい、じゃぁこれで。17:12発、2番線です」と言われて、ほいほい、と歩いて2番ホームに行き、再度、印刷されたチケットを見たのですが……。

ゲ、ゲッチンゲンではない!

Dettingenという似て非なる終着点が表示されていました!

そりゃ、一瞬、安すぎる(7.60€)のでは?と思ったのだけど……。

……さぁ、久しぶりの珍道中か、とワクワクドキドキ。

ホームにいたドイツ人らしきオジサマに「すみません、切符買うの間違えてしまったみたいなんですが、Gottingenに行くにはどうしたら良いでしょうか?」と英語で訊いてみました。
「Oh! Gottingen!」という発音は、「ゲッチンゲン」よりも「ゴ(ェ)ッチンゲン」という感じで、「Ö」の発音が駄目だったようです……orz

で、そのオジサマ曰く、「とりあえずフランクフルト中央駅に行ってね。そのあとはインターシティーだから。次は17:17分発がありますね。1番線ですよ」ってことで、エッチラオッチラ、荷物を引きながらホームを移りました。

空港駅からフランクフルト中央駅に出て、いかにもヨーロッパの中央駅!という気分を味わいつつ、案内係のおばさまに「Gottingenに行きたいのですが」と伝えて、一緒に自動販売機で切符を購入。
二等車で63€でした(まぁ、そのくらいの距離ですよね)。
d0028322_3485032.jpg
コンピュータに向かって原稿直しをしていたら、あっという間に着いた気がします。
17:48発、19:41着。
駅からタクシーでホテルまで5.5€の距離。

まぁ、出発前にネットで予約をすれば、さらにディスカウントだったはずですが、飛行機遅れたらどうしよう、などとも考えたので、7.6€は勉強代ってことで。

明日から現地で3日過ごします。
by osumi1128 | 2013-09-11 03:51 | 旅の思い出 | Comments(0)