プチ親孝行

29日から30日にかけて東京の母を仙台に連れてきました。
昨年同じマンションの上の階に引っ越してからお披露目せずに、ずるずると1年以上経ってしまっていたので・・・

29日は外に食べに行こうかどうしようか迷っていましたが、件の数学科の友人が合流できるとのことで(曰く、コンビニの「カラアゲ君」(今日は1個増しの日)の予定だった夕食よりも美味しいものが食べられるのはラッキー)、食材を買い出しに。

<本日のめにう>
モッツァレラとプチトマトのアサツキ和え
ホタテのカルパッチョ
こごみのごま和え
茹でホワイトアスパラの卵黄ソース
プチリーフのサラダ
子羊のロースト、ローズマリー風味、トレビスと筍添え
チーズ(カマンベールとブルサン)


飲み物は、友人の受賞お祝いのためのヴーヴクリコとお持たせのバローロ99でした。

*****
翌日は朝寝坊してブランチを食べた後に、車で市内観光。
まずはお気に入りスポットの1つ、輪王寺というお寺のお庭を見に行く。
桜が終わってツツジや菖蒲はまだ、というちょっと中途半端な時期ではありましたが、新緑はとても綺麗。

その後メールチェックのためにラボに寄る(この辺りは娘の我が儘)。
女子学生さん2名がコーヒーを出してくれて(これだけで、すでに誰だかかなり限定されてしまってますね)、母は感激。

それから、メディアテークという市民図書館(といっても、ギャラリーがあったり、CDやDVDの貸し出しなどもあるマルチメディアな公共機関)へ。
ここも大のお気に入り、というのは、伊藤豊雄という建築家によるデザインが賞を取っているほど、モダン建築としても素晴らしいから。
目の前には定禅寺通りの欅の緑が眩しく、ほっとできる場所です。
1階では市民によるイベントが行われていましたが、ベルギービールの飲めるカフェで一休み。

車を自宅に置いて、いよいよプチ親孝行の最終段階、仙台駅で蒲鉾をお土産を買い、ホームでお見送り。
やれやれ・・・という訳でした。

その後、お茶のお友達ご夫妻が東北にドライブで来ていて、夕ご飯を合流。
国分町のお寿司屋さんで満腹。
お酒は献坤一(けんこんいち)という宮城の地酒。
それから自宅にお呼びして軽く二次会。

・・・という風に、久しぶりにオフを取ったGWでした。

本日は、ここしばらくの仕事の忙しさで研究室の自分のオフィスがあまりにも散らかったので、それを片づけたり、文献検索や、学生さんの新しい生データを見たり、という、普通の休日モードでした。
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# by osumi1128 | 2005-05-01 16:52 | Comments(0)

自著について・その1

本好き(な方)である。
これは父から受け継いでいるらしい。
専ら読む方が圧倒的だが、これまでに5冊の本を出した(チャプターのみのものは除く)。

話はだいぶ昔に遡る。
お正月に両親の仲人をされた湯浅明という先生のお宅に伺うという習慣があった。
この先生は「細胞学」(細胞生物学以前)がご専門であったが、沢山の本を著しておられた。
中学生くらいのときだったのだろうか、「積み重ねて自分の背丈になるくらい本を書きたい」というようなことを仰られたことだけ、妙に覚えている。
成る程、学者というものはそういうものか、と印象に残った。

さて、一番最初の出版物は、大学の学部時代に母親から「アルバイトする(してくれない)?」ということで書いた、『微生物学入門』という本の翻訳。
自分の担当分はとても少なく、でもまだ細々ながら売られているので、毎年微々たる印税が振り込まれる。

印税が振り込まれるロングセラーは他にもあって、『免疫染色・in situハイブリダイゼーション法』のマニュアル本がよく売れている。
これは、野地澄晴先生という方にお声がけしていただき、チャプター2つくらいに貢献した。

野地先生には研究の面でも多大なお世話になり、きっとそのことはまた別の折に書いてみようと思うが、やはり「書くこと」がお好きな方である。
助手時代に「どうしたらそんなに沢山書けるのでしょうか?」とお聞きすると、「隙間の時間でも、書けばそれだけ溜まっていくものだ」と仰った。
当時はそういう時間の使い方ができなかったが、この言葉はしっかりと心に刻み込まれた。

自分の名前が出た本のその次はずっと下って、1996年に『神経堤細胞』という本を倉谷滋さんと共著で出した。
これも、ほとんどの部分は倉谷さんが書いたようなものであるが、互いの書いた部分を校正したりして、「本を書く」という貴重な経験をさせて頂いた。

自分の意志で本を出そうと思った最初は『エッセンシャル発生生物学』である。
これはJonathan Slackという発生生物学者の書かれた教科書の翻訳である。
きっかけは、東北大学の歯学部の学生相手に「発生学」のコースを教えることになり、もう一度おさらいしようと思って、この比較的短い本を読んだことである。
発生生物学の分野ではScott Guilbertの大著があるのだが、これは百科事典的で、大学院生以上のレベルなので、もっとコンパクトなものを日本語で読めるようにすることは喜ばれるだろう、と考えて翻訳を始めた。

・・・以下続く。
(このサイトの投稿は、途中で止めておくという機能がないのが残念です。)
# by osumi1128 | 2005-04-29 12:58 | Comments(0)

びっくり!

そういえば、今日の午前中に、仕事(but研究以外)のメールのやりとりで、とある関西の研究所の女性PI(うーん、もしかして、このくらいで2名くらいに限定されてしまうのでしょうか・・・)から、「ブログ見ました」ということを聞いて、びっくり!
まったく他人には知らせていなかったのに、たどり着く人もいるのですね・・・

誰に向かってどんな風に発信するのかについては、依然模索中。
やっぱりこういう実名サイトを訪れるのは研究者が多いのでしょうかね・・・

基本的に、私はこれまで、文章というのは読む相手があって、それに合わせて書く、という主義だったので、今のところその実態が不明な、不特定多数(っていっても高々100人くらい、らしい)という相手は、どう対応したらよいか迷っています。
# by osumi1128 | 2005-04-29 01:40 | Comments(0)

銀座のワインバー

懇親会でsocial activityした後、お茶のお友達を呼び出して銀座のワインバーへ。
ここは先日とあるワイン関係の雑誌にマネージャー(ソムリエさん)が載っていたのですが、本日も連休前とあって、とても盛況。
シャンパーニュをグラスで頂いた後、ポイヤックのボトルを注文。
久しぶりに来たので、食べ物のメニューが変わっていて、シェフが変わったのかどうか聞きたかったのですが、聞きそびれてしまいました。

仕事に関係ないお友達はとっても大切だと思います。
「世間の普通」がどのあたりにあるかを教えてもらえますし、自分の仕事(研究)をどのくらい噛み砕いて説明できるかというチャレンジもあります。

それから、私の場合で言えば、普段の研究は四季は関係なく進むものですが、お茶の世界では四季折々をゆっくり味わう時間があります。
また、お稽古の世界では私は「劣等生」で通るので、普段は指図する側で気が張っているのが、そうでなくてリラックスできるというのも、良い気分転換かもしれません。
# by osumi1128 | 2005-04-29 01:29 | Comments(1)

吉田直哉さんのスピーチ

ご縁があって、財団法人癌研究所の有明移転開所式に参加しました。

日本の癌研究を支えてきた拠点の一つである癌研究所が、大塚から有明にお引越しして、お披露目の会が開かれました。
癌研究で著名な先生方が、吉田肉腫で知られる吉田富三先生のお名前を冠した講堂で記念のスピーチされましたが、吉田先生のご子息である直哉さんのお話がとてもtouchyだったので、ここに記します。

吉田直哉さんは元NHKのプロデューサーですが、10年ほど前に食道癌の手術をされました。
もちろん、当時大塚にあった癌研究会の病院です。
消化器系の癌は上部ほど予後が良くないというのは一般的な見解なのですが、直哉氏は見事に立ち直られました。
オペ後8年くらいは声も出ない(食道は声帯に近く、オペによって神経にダメージがあるため)状態だったということは、直哉氏のエッセイから存じ上げていましたが、今日は見事に講演されていました。

エッセイによれば、「癌研究者の吉田富蔵の息子である自分が、癌で死ぬわけにはいかない」という強い意志を持って闘病に立ち向かわれたということでした。
それだけでも感動的なことなのですが、感銘を受けたのはその暖かいスピーチの内容でした。

「・・・当時、大塚の病院の病室からは、研究所がよく見えました。寝付けない夜に、ふと見ると、研究所で白衣を着た人達が忙しそうにしている様子が伺えました。もちろん遠いので、何をしているか、何を話しているかは分かりません。でも、そんな風に夜中まで研究所で働いている人達を見ると、そういう研究をしている人達が側にいる病院に入院できて、本当に良かったと思いました。・・・」

こういう話に素直に感動してくれる研究者がいることを私は切に望みます。
# by osumi1128 | 2005-04-29 01:17 | Comments(0)

猿橋賞おめでとう!

昨日の新聞各紙に掲載されていたと思いますが、今年の猿橋賞を受賞されたのは、仙台のワイン友達で、高校の先輩です。
(1週間前にも家でご一緒でした)
こういうことがプライバシーの暴露、ってことなのですが、嬉しいお話なので、やっぱりここに記しておきます。

本当は彼女のエピソードについて、一杯書きたいことがあるのですが、きっと怒られるだろうからやめておきます。
よく集まる友人での会話から、数学科というのはかなり「文系」的であるということになっています。
一番ウエットなのが私たちのようなバイオ系で、同じ「理系」に分類されても、生活パターンや思考回路がかなり異なるようです。
端的に表れるのが、煮物をしてお鍋を・・・
(・・・ということをバラしてはいけないと戒めたのでした)
でも、新聞に載ったような人は「公人」として扱ってもよいのかな?
# by osumi1128 | 2005-04-27 19:47 | Comments(0)

開かれた科学者コミュニティーに

再出発第一弾として、ちょっとしたエッセイを載せておきます。
とあるサイトに文章を頼まれたのですが、これはボツにした原稿です。
いずれ機会があれば、もう少し膨らませた文章にしたいと思っています。

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20世紀までの科学は「智としての科学」あるいは「知識のための科学」として目覚ましい発展を遂げた。しかしながら20世紀の科学はまた、環境汚染、食品安全の不安、社会ストレスの増加等の負の遺産を我々に残すことになった。同時に、それぞれの分野は細分化され、より専門化していき、科学者の間でさえ分野を超えた理解が困難に成りつつある。

21世紀に求められているのは「社会のための科学」である。日本の科学者コミュニティーはこの点を今以上に考慮すべきではないだろうか。「智としての科学」が科学の本質であり、それこそが科学の継続的な発展に重要なことは言うまでもない。また「社会のための科学」は、単純に「すぐ産業応用される科学」を意味する訳ではない。だが、科学者一人ひとりが立ち止まって、社会の中の自分の立ち位置を振り返り、社会に対してどのように貢献できるか考える余裕が必要だと思う。

科学者集団である研究機関や学会等は、社会に対して適切かつフレンドリーな情報発信をすることを心がけるべきである。ちょうど美術館や博物館にキュレーターが配置されているように、科学分野においてもホットな情報や研究の面白さを分かり易く噛み砕いて説明できる人材を多数養成し、そのような機会を提供する場を設けることが望まれる。小中高校の理科教師のために先端的科学分野の講義や簡単な実習を組むことも、さらに次世代の科学を支える上で必須であろう。科学者と企業人や市民が連携したNPOなどを通じての活動も考えられる。もはや科学者は象牙の塔に隠っている時代ではない。「社会のための科学」は市民との相互理解と協調によってこそ成り立つ。
# by osumi1128 | 2005-04-27 12:59 | Comments(1)

再出発

金曜日に徳島で学会、土曜日は都立大の先生のところでお茶のお稽古、日曜日は梅ヶ丘でお茶会、月曜日は午前中に慶応大学で2コマ講義、午後は如水会館で会議。

だからという訳よりも、考えることがあって、投稿をお休みしていました。

考えていたのは、どんなペースでどんな内容を載せるかということです。

まず、仕事やその他の用事に食い込まないようにしながら、毎日それなりの投稿をするのは難しいということがわかった。
自分のための忘備録ならともかく、人様にお見せする文章なのだから、あまりにも意味のないことを書いても仕方ないだろう。
それよりも、プライバシーに関して、どこまで書いたものだろうか?
私自身のことは自分で責任取るとしても、書いて欲しくない友人もいるかもしれない。
逆に自分では構わないと思っていても、私に関わるプライバシーが曝されることで、嫌な気持ちになる人もいるかもしれない。
このサイトは匿名のブログではないが、週刊誌に載っていたように、「ストーカー」などに狙われたりしないだろうか?
(自意識過剰??? でも、近所のコンビニで何を買っているかなどは見られたくない)

最初始めたときは、「研究者からの発信」「仙台を知ってもらいたい」というようなことを考えていたのですが、ちょっと大逸れていたかもしれません。
・・・という訳で、再出発。
# by osumi1128 | 2005-04-27 12:51 | Comments(0)

お花見画像

午前中は内閣府に初めて行きました。
霞ヶ関から国会議事堂の辺りは独特の雰囲気がありますね。
私の好きな東京の景色の景色の1つは三宅坂の最高裁判所の辺りで、夜桜がライトアップされると本当に風情があります。

午後に仙台に戻ってきました。
研究室のお花見の画像をアップします。
こういう画像を勝手にブログに載せて、肖像権は問題になるのでしょうか?

仙台ですと夜のお花見はちょっと寒いです。
もちろん、西公園や榴ヶ岡(つつじがおか)では屋台なども出て夜も大賑わいなのですが。
昼間のお酒は少量でも酔っぱらうので経済的です(笑)。

明日から徳島の学会に行くので、もしかすると投稿できないかもしれません。
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# by osumi1128 | 2005-04-21 19:39 | Comments(3)

東京出張

08:15発のはやてに乗って東京に来て午前中は会議。
雨だったので、仙台より暖かいかと思ったらさにあらず。

会議ご一緒だった東大女性教授と半蔵門の駅近くでランチ。
タラコのペペロンチーノ、味はまあ、普通ってところ。

夕方もう一つの用事があったので、時間つぶしに丸善本店を覗きにいく。
昨年、日本橋から東京駅北口のオアゾの中に移ってきて、とても便利になった。
新しい店舗はwoodyな感じで私は好きなのだけど、男性は概ね「狭い」という意見。
確かにエスカレータが一人分の幅だし、本のディスプレイもゆとりがないかも。

本屋さんとか図書館とか、本が一杯あるところに無償にaffinityを感じる。
古本屋さんの紙の匂いも好き。
読みたいだけ本を読む時間があったらいいのにと思うけど、今は到底無理。

3月末に刊行した自分の本が売れているかどうか、ちょっと気になる。
平積みで残り2冊だったから、まあまあかな。

今読んでいるのはスティーブン・ピンカーのBlank slateの翻訳本。
ずっと前に英語の分厚いのをとある外国人研究者がお土産に下さって、読み始めたのだけど、ちょっと挫折していたところ、翻訳が出たので買ってしまった。
安きに流れるってことですね。
ピンカーは心理学者で、視覚認知と言語獲得が専門だけど、ものすごい数の文献が引用されていて、本物の学者っていうのはこうでなければ・・・と改めて感心した。

さらに時間つぶしに東京駅地下のWine & Dineでワインを見て、ワイナートを立ち読み。

それから、明日午前中の会議の打ち合わせをしてから、新宿の実家へ。
・・・というわけで、実家のコンピュータからの投稿でした。
# by osumi1128 | 2005-04-20 23:28 | Comments(2)