お茶の水女子大学に行ってきた:第2回理系女性教育開発共同機構 シンポジウム

愛媛からの帰路、土曜日は別シンポジウムで講演とパネル・ディスカッションに参加してきました。主催のお茶の水女子大学では、平成27年度より奈良女子大学と連携し、「女性教育開発共同機構(CORE of STEM: Collaborative Organization for Research in Women's Education of Science, Technology, Engineering, and Mathematics」という仕組みを作り、とくに女子生徒・学生の理系教育推進んのための取組みを行っています。お茶の水女子大学では、保護者や子ども向けに「リケジョ・未来シンポジウム」という、さまざまなリケジョ(理系のキャリアを持つ女性)のロールモデルを提示するイベントも開催されています。今回、学長の室伏きみ子先生からお声がけ頂きましたが、自分の講演の冒頭では、お茶の水女子大学と東北大学の繋がりとして、日本で最初の女子学生3名のうちの一人、黒田チカ先生は、東京女子高等師範学校(お茶女の前身)の卒業生であったことをお話しました。拙翻訳本『なぜ理系に進む女性は少ないのか?』からの引用含めて、種々のエピソードを盛り込みつつ、全体のメッセージとしては「大人の無意識のジェンダーバイアスを変えることが重要」ということをお伝えしたつもりです。
d0028322_07521567.jpg
黒田チカ含む日本で最初のリケジョについては、下記をご参照下さい♬
東北大学女子学生入学百周年記念事業:女子学生の歴史

画像は、開会のご挨拶をされる室伏先生と本の表紙(西村書店さんのHPより)
d0028322_07480127.jpg
今回のシンポジウムでは、教育学の専門家として愛媛大学の隅田学先生と、国立教育政策研究所の銀島文先生からのお話を伺うことができ、たいへん勉強になりました。隅田先生とは、JSTの理系教育に関する委員会で以前に御一緒したことがありましたが、今回は、女子生徒が若いうちに高い理数系能力を発揮すること(逆に言うと、それが活かされていないことになります……)などのデータを拝見できたのがありがたかったです。

d0028322_07481063.jpg

銀島先生は、2012年のPISAのデータをご紹介頂き、15歳児における理数系のスコアの男女差が前回よりも広がったことを知りました。また、最新の国別のデータを見ると、上海やシンガポールの教育レベルが高まっていることがよくわかりますね……。

詳しくはこちら
残念ながら、講演に使われた男女別国別の資料はこちらには含まれていないようなので、後で銀島先生から取り寄せたいと思います。

パネル・ディスカッション、その後の懇親会でも種々のご意見を伺うことができ参考になりました。高専の先生が「大学院進学まで希望する女子生徒に、<将来、大丈夫でしょうか?>と相談されたときに、どのように答えるべきでしょうか?」という質問をされたので、「一般論で答えるよりも、先生ご自身がご存知の、理系のキャリアパスの女性を挙げて、<こんな方もいますよ。だから貴女もがんばってね>という伝え方の方がインパクトがあると思います」という意見を述べておきました。私よりも年上のようにお見受けしましたので、その周囲にそういうロールモデルとなるような女性がおられないということが問題なのだろうなと思いつつ……。でも、もし真剣にそういう女子生徒を伸ばしたいと思うのであれば、「◯◯大学に、こういう女性の教授がいるから、相談に行ってみたら?」というようなアドバイスをして頂けたらと思います。遠くても、今ならSkypeだってありますし。多様でリアルなロールモデルの存在を知ることが大切だと思います。拙ブログにも「東北大学縁の女性研究者」というシリーズで取り挙げています。

隅田先生の才能教育のことなども含め、いずれにせよ、個々の才能をうまく伸ばせる社会であってほしいと思いました。コーディネートされた佐藤明子先生はじめ、関係各位のご尽力に感謝いたします。(画像は閉会と懇親会開会のご挨拶をされた小川温子先生)
d0028322_07481947.jpg

# by osumi1128 | 2016-09-04 07:49 | 教育 | Comments(0)

愛媛大学に行ってきた:第12回愛媛大学学術フォーラムにて講演

伊丹経由で松山空港へ。愛媛大学を初めて訪問しました。キャンパスに棕櫚の木があるというのは、南の国の象徴ですね。年2回ずつ開催されているという学術フォーラムに登壇のお招きを受けました。
d0028322_22274715.jpg
d0028322_22263588.jpg
愛媛大学は1949年創立で、もともとの学章は深緑の五葉の松だったのですが、開学60周年を記念して新しいブランドマーク「ドット・愛媛」という、蜜柑色のものを新しく制定されたとのこと。なかなかシンプルで素敵です。ちょっとピクトさんっぽいイメージもありますし。ロゴタイプのフォントもカッコいいですね。(詳しくはロゴマークについてのHP説明をどうぞ)

大学のビジョンは下記のようになっています。

d0028322_23182880.jpg

さて、今回、全体テーマとして「脳の不思議に迫る」という設定の中、2つ講演をさせて頂き、一つは自分の研究について、もう一つはファカルティ・ディベロップメントの研修扱いとして研究不正について。どうしても生命科学・基礎医学寄りの話になってしまうのですが、なるべく専門用語のジャーゴンを避けることを心がけました。多数のご質問ありがとうございました。

愛媛大学からも3名の方の講演があり、医学系研究科の田中潤也先生はマイクログリアの機能について。多数の医学部生が出入りしていて、論文発表もしているとのこと。調べてみたところ、文科省の支援により、こちらの「学生研究員」という制度を作っているのですね。素晴らしい。

続いて、理工学研究科の村上安則先生が、脳の進化について発表。久しぶりに村上さんにお会いして、いかにも理学部生物という研究発表を聞きました。懇親会でもゆっくりお話できてまたとない機会でした。

また、法文学部の大塚由美子先生は赤ちゃんの顔認識と脳活動について話されました。過日、ブルーバックス『発達障害の素顔』という書籍を読んでいて、近い研究内容だなと思っていたら、やはり著者の山口真美先生のお弟子さんとのこと。なるほど。赤ちゃんがかなり早くから「顔」を認識しているらしいことはわかっていたのですが、近赤外線を用いた脳活動計測によっても、それが確かめられています。「ウォラストン錯視」という現象、顔認識では目のみならず、顔の向きという文脈も関わるというのが面白いですね。(「ウォラストン錯視」については、こちらの北岡さんのHP解説をご参考あれ)

企画をされた飯村忠浩先生はじめ、事務職員の方々にもたいへんお世話になりました。ありがとうございました。打合せ兼ねた昼食時に知ったのは、愛媛でも「芋煮会」があるということ。もしかして、伊達政宗の長男、秀宗が宇和島に入部したことがルーツなのでしょうか……。こちらでは「芋炊き」と名称が変わり、山形風の芋煮の牛肉+醤油味でも仙台風の豚肉+味噌味でもなく、鶏肉+澄まし汁(水炊き風なの?)というのが興味津々。なんと、大学全体での「大芋炊き会」が来週、開催されるそうです。(画像は瀬戸内海国立公園休暇村瀬戸内東予というサイトから拝借させて頂きました♬)
d0028322_23201010.jpg


# by osumi1128 | 2016-09-02 23:16 | 旅の思い出 | Comments(0)

第56回生命科学夏の学校@白石に行ってきた:ダイバーシティを考える

生化学若い研究者の会が主催する第56回生命科学夏の学校に参加するために白石に行ってきました。実行委員長の西村亮祐さんが東北大ということもあり、本学の若い知人も多数参加されていました。確か講師として呼ばれるのはこれで3回目。東大と、神戸エリアのどこだったかと。前2回がものすごい暑かった記憶があり、着ていくものの選択を誤った気がします……>< 仙台からやまびこで一駅、白石蔵王で降りたときの気温は20℃くらい、さらに山間の会場まで移動すると19℃となりました。
d0028322_07173020.jpg
お呼び頂いたのはシンポジウムで、科学哲学の伊勢田哲治先生@京大と、食品栄養学の前田隼人先生@弘前大と御一緒でした。全体タイトルが『これからの「多様性」の話をしようー多様性社会を生き延びるための◯◯」というもので、最初にセッション企画の意図が話されたのですが、「多様性は望ましいのか」というタイトルだったことに(御連絡は受けていましたが……あまり自覚しないままに会場に赴いたので)びっくりしました。私にとって「多様性」は「望ましい」ことがア・プリオリに前提だったからです。
 (ちなみに、セッションは2日目の午前中で、前夜の懇親会も遅くまで盛り上がった模様。伊勢田先生のご講演からは、ヘレン・ロンジーノやミリアム・ソロモンなど、今まで知らなかった哲学者のことを知りました。前田先生は弘前大学で開発された「紅の夢」という新しい林檎の品種をイントロに地域での産学官連携などについて講演されました。)

どうも、「これまでよりも<多様性>の多い社会になると、たいへんそうだ。どうすればよいか?」というような問題意識を話されたように思います。それで、あぁ、そうか、就活で皆が一斉にリクルートスーツを着て、そのまま入社式にも出るために一面黒尽くめ、という状態になるという話の背景の一部を少し垣間見た気がしました。(画像はWING DAILYというサイトの2016年4月4日の記事から拝借します。)
d0028322_07293129.jpg
ちなみに、弁理士の日々というブログのJAL入社式から見える時代の変化という記事を見て頂くと、1980年代と2010年代の服装の違いがよくわかると思います。

たぶん、私の世代の意識としては、制服でもないのに、皆が同じ格好になるのは全体主義のようで「キモチガワルイ」という感覚があるように思うのですが、それが皆と同じでないと不安の方が強いということなのでしょうか……。上記の今年のJAL入社式で植木社長の訓辞が「皆さんもダイバーシティの要素」という内容であったというのは、なかなかアイロニーを感じます。若い世代の皆さんにとって、「皆と同じでないと心配」という要素と、「多様な個性を発揮して下さい」というプレッシャーの間には葛藤がある訳ですから、そりゃぁ、たいへんだなぁと思った次第です。

講演は15分(!)で、そんな感想から始めてしまったので、ほぼ時間切れ……。私は男女共同参画という観点からの話題提供でしたが、そもそも有性生殖を行う生物が地球上で多様な進化を遂げてきた、ということもあるので、性差は前提。また、男女という二項対立とは捉えておらず、いわゆる男性的な思考パターンの女性もいれば、その逆もあるでしょうから、結局は個人個人の希望に合致したキャリア形成ができたら良いと考えています。

……ともあれ、あまりに喋り足りなかったのですが(苦笑)、近い話は今度、お茶の水大学さんで講演がありますので、近場の方、良ければぜひ聴いて下さい。一応、本日まで参加登録受付のようですが、たぶん当日参加でも大丈夫でしょう♬

2016年9月3日(土)14時~17時20分
お茶の水女子大学理学部3号館7階701教室
d0028322_07484599.jpg





# by osumi1128 | 2016-08-28 08:03 | 若い方々へ | Comments(0)

逆転からの金メダル

立て続けの金メダルが続いていますね。しかも、女子レスリングの3人や女子バドミントンのダブルスなど、逆転からの勝利というのがこの2日の印象に残りました。バドミントンの方はインタビューで「前日に、レスリングで逆転して勝ったのを見て、自分たちもできるのではと思いました……」と語ってました。
なんとなく日本は惜しくも敗れたことに対する美学というか、それに安心しているようなところがこれまであったように思うのですが、若い世代の方々はもっとクールでタフになっているのかもしれません。あるいは、2020年の東京開催も見据えた国策が功を奏し始めたのでしょうか? 研究業界も、そんなタフな若い人材を惹きつける活躍の場であってほしいと思いました。
(画像は下記朝日新聞デジタル記事より拝借させて頂きました)

# by osumi1128 | 2016-08-19 08:08 | 雑感 | Comments(0)

大人のための最先端理科第80回:レトロポゾンの話

ただいま発売中の週刊ダイヤモンド(8/13・20日合併号)にて、拙コラム掲載中。トウモロコシを見たら思い出してください♬ ウェブ版はこちら
d0028322_13252422.jpg

# by osumi1128 | 2016-08-15 13:27 | サイエンス | Comments(0)

科学における創造性と使われる言語について

先月の『新潮45』の特集記事が「世界<日本化>計画」というもので興味深く読みました。かねてより我が国における英語教育については種々思うことがあります。
d0028322_23563287.jpg
特集の中の、科学ジャーナリストの松尾義之氏による「なぜ日本人は毎年ノーベル賞を取れるのか」という記事では、他のアジア諸国と異なり日本では「日本語=母語で科学や技術を勉強することができた」ためノーベル賞受賞者が非西洋諸国の中でもっとも多いということが主張されています。同様の内容は、言語生態学者の鈴木孝夫氏の論考「日本語と日本文化が世界を平和にする」の中にも登場します。

我が国では、江戸末期から西欧近代文明を取りれるため、幕府の蕃書調所(ばんしょしらべしょ)を中心として、西洋文明の言葉の意味を正確に理解した上で、もっとも適した「漢語」に翻訳されました。大学で細胞生物学などを教えるときに、クラスに中国人の留学生がいると、「<細胞>も<染色体>も、日本で作られた訳語ですよ」と伝えることがあります。彼らは中国での翻訳が先だと思っていることが多いのです。

さて、松尾氏の主張は、科学分野の勉強をする場合に、母語で深く学ぶことが可能であるために、オリジナリティのあるアイディアに繋がるのではないかということです。また、母語であるために、日本独特の感性と結びつきやすいことも、ユニークな発見をもたらすという側面もあります。つまり、科学における創造性に関して、自在に操れる母語を使うことが可能な日本は、独特の立ち位置にあるという訳です。

こちらについては、昨年3月に開催されたノーベル・プライズ・ダイアログ東京2015にパネリストとして参加したときのこと、田中耕一氏(つい「先生」と言ってしまうのですが、いつも「僕は<先生>ではありません」と否定されます……)が言われたことに近いものがあります。田中氏は「日本の<漫画>がユニークな発想に繋がる」と主張されています。

ノーベル・プライズ・ダイアログ東京2015報告書

脳科学の観点からは、母語で論理的な思考が確立する前の段階からの英語教育にはメリットもディメリットもあると考えられます。二ヶ国語を操ることができるバイリンガルの人の脳を機能的脳イメージングにより調べると、「バイリンガルの人は脳の広い部分が活性化している」ことがわかります。これは、脳の多くの部分を使っていることになるので性能が良い、という捉え方もありますが、一方で「脳に負荷をかけている」ことでもあります。したがって、キャパの大きい人であればメリットが大きいかもしれませんが、キャパの小さい人にとっては過剰な負担になるかもしれません。

バイリンガルの人の脳については、例えば、こんな一般向けの記事も参考になるでしょう。
バイリンガルな人の「脳の構造」についての最新報告

もちろん、インターネット上では英語のコンテンツ方が日本語よりも圧倒的に多いので、英語を理解できることは非常に得であるという面はきわめて重要であると思います。とくに、日本から英語で発信する部分が圧倒的に足りていないので、このようなスキルを持った人材は必要と思います。ただ、国民のどれだけの人々がどのレベルで英語を習得することを目標にしているのか、単に義務教育における英語の授業を中学校から小学校に下ろしただけでは宜しくないと思うのです。逆に、国語=母語でしっかりロジックを教える、客観的な文章を理解し、書けるようにする教育は、もっと必要ではないでしょうか。

大学院教育の現場でも、英語化の波は押し寄せており、学会発表も英語で行うところが増えつつあります。先生方の中には「深い議論がしにくくなって、教育的な面から心配だ」という声も聞かれます。うちのラボでは以前よりオフィシャルなセミナー(論文紹介や進捗報告)は英語で行っているので、大学院生たちはたいへんだと思いますが、なるべく終了後に日本語でもフォローのディスカッションをするように心がけています。

結局のところ、言語であれ、科学であれ、教育は画一的で簡単な方法は無いと思った方が良いと思います。一人ひとり、相手に寄り添って、そのレベルや性格、向き不向きに合ったやり方を取るしか無いのでしょう。

【参考】
日本語の科学が世界を変える(松尾義之著、筑摩選書)


# by osumi1128 | 2016-07-30 23:59 | 科学技術政策 | Comments(0)

『とめはねっ!』で現代の書道の動向を知りました

高校時代、芸術系の科目として音楽、美術、工芸、書道の四択があって、書道を選択していました。PC時代になって、手書きが読めないくらい悪筆の現在からは想像できません……。うちの学生さんとのやりとりでも、学生さんはこっそり秘書さんに私の手書きのコメントの読み方を訊いていたりするくらいです。小学校、中学校は祖父の影響もあってマシだったはずなのですが……。ともあれ、その書道の授業は面白かったです。判子を彫ったり和綴じを習ったり、単に書くことだけではなかったこともあり。

最近になって『とめはねっ!』という漫画を一気読みしました。舞台が鎌倉市にある高校ということも馴染みがあって、随所に懐かしい地名もあり。篆書、隷書、あるいは前衛書などの解説も久しぶりに面白かったです。
d0028322_23182406.jpg
でも、びっくりしたのは、高校書道部の全国の大会のレベルがものすごく高くなっているという事実。揮毫のパフォーマンスの大会などがあることも初めて知りました。

普段、自分の気持ちや考えを表すには、はるかにキーボードを使う方が手書きよりも楽なのですが(漢字が出てこないことも多いですし……)、やっぱりアナログな世界も大事だなぁと思いました。「臨書」といって、要するに過去の素晴らしい書をお手本に書き写す、それによって、原著の技術や精神性を学ぶというスタイルがありますが、これなんて、コピペしてしまったら何にもならない。最初から最後まで書き損じもできない緊張感の中で、3000字もの大作を仕上げるなど、精神的にもタフになるでしょうね。

先日のソウルの学会場で見かけたハングル文字の書を再掲します。きっと、この作者のスタイルなのだろうと想像するのですが、内容が読めないというのが悲しい……。
d0028322_23332777.jpg

# by osumi1128 | 2016-07-25 23:37 | 書評 | Comments(0)

7月はゲスト対応月間でした

5月末まで取り込んでいたので、今年は7月になってから外部講師によるセミナーが多くなりました。

トップバッターはフロリダ大学の染谷慎一先生。共同研究者です。創生センターの感覚器コアセンターと脳神経科学コアセンターとの共催かつ東北医学会特別講演として星陵オーディトリアムで行いました。
染谷先生は加齢性難聴研究のオーソリティーですが、さらに最近では加齢の男女差に注目されています。仙台には2日間滞在され、東北メディカル・メガバンク機構の見学などもされました。
d0028322_09450890.jpg

続いて、京都大学腎臓内科の柳田素子教授です。決して発生はご専門ではなかったのですが、無理を言って7月11日に医学部医学科2年生対象の「発生学」の特別講義をお願いしましたが、学生の評判は素晴らしいものとなりました♬ 学生さんの質問にも丁寧に答えて頂きました。心から感謝致します!
d0028322_09340527.jpg
d0028322_09351681.jpg
さらに、その日の夕方からは、腎臓のコアセンターと脳コアセンターの共催でのセミナーも。
d0028322_09361851.jpg
d0028322_09364646.jpg
柳田先生、ありがとうございました!

続いて、7月14日に、東大薬学の一條秀憲先生をお招きして、創生センターの第1回基礎部門合同セミナーとしてのトークをして頂きました。
d0028322_09384481.jpg
恩師にあたる宮園浩平先生と、留学先のボスCarl-Henrik Heldin先生の画像を。
そして翌日には、歯学部発生学の枠での特別講義をして頂きました。実は一條先生は大学の同級生で、まさに実習室での席も背中合わせという近い関係。歯学部の学生さんたちに、研究の面白さが伝わったものと思います。(画像の写りが悪くてごめんない)
d0028322_09431114.jpg
そして、7月最後のゲストは、元北米神経科学学会会長、コロンビア大学のCarol Mason教授でした。第39回日本神経科学大会の特別講演に招聘されていたので、厳しい日程の中、さらに東北大学まで足を伸ばして頂きました。
前日、仙台駅までお迎えした後、2時間コースで、瑞鳳殿→青葉城址→大崎八幡と回りました。
d0028322_09490629.jpg
セミナーは東北医学会特別講演として開催され、最新のunpublished dataもたくさん披露頂きました。アルビノと視神経投射との関係は、とても不思議です……。今後の展開が楽しみ。また、Cyclin D2に関する共同研究も進めたいと思います。
d0028322_09514169.jpg


# by osumi1128 | 2016-07-24 09:53 | 東北大学 | Comments(0)

ソウルに行ってきた:アウェイでの第46回日本神経精神薬理学会

ちょうど1週間ほど前、ソウル出張でした。仙台からはアシアナ航空が仁川国際空港まで、毎日1往復就航しています。インチョンはソウル市内から遠いですが、新しくて大きな国際空港です。今回は第46回日本神経精神薬理学会(JSNPソウル)でのシンポジウム講演だったのですが、大会長の池田和隆先生が、国際学会のCINP2016(International College of Neuropsychopharmacology)と続けて同じ会場での開催という大胆な試みをされ、アウェイであるにも関わらず、650名もの参加者であったとのこと。ソウルなのに、多くの知り合いと御一緒というのは、なかなか不思議な感覚でした。
d0028322_22525640.jpg
d0028322_22530509.jpg
着いた日が大雨だったこともあり、翌日が発表、その翌日の朝の便で戻りというスケジュールであったので、どこも訪問できなかったばかりか、一度も韓国料理を食べない、という国内旅行のような具合……。世界は狭くなりました。大会会場はCOEXといって、国際会議場にホテルや広いショッピングモールが付随するコンプレックス。

発表したシンポジウムは精神栄養がテーマで、脂質脳科学の方の話をしました。セッションが並行して6つくらいあって、自分の発表と重なっているセッションを聴くことができなかったのが唯一残念なことでした。今回は、池田先生がかなり頑張ったのだと思いますが、基礎系、しかもゼブラフィッシュやショウジョウバエの研究者まで巻き込んだセッションがありました。翌日の指定セッション「日本における脳と心の研究の動向」も聴きたかったですが、月曜日に授業があり帰仙しなければなりませんでした。
d0028322_22533631.jpg
初日の懇親会は着席のディナーでした。池田和隆先生@東京都医学総合研究所のご挨拶。
d0028322_22541943.jpg
CINP理事長の山脇成人先生@広島大学。
d0028322_22541346.jpg
CINP2016ソウル大会長のJun-Soo Kwan先生のご挨拶。
d0028322_22542808.jpg
JSNP理事長の石郷岡純先生@東京女子医科大学から、岩本和也先生@熊本大学ほかの表彰。池田先生のところの女性研究者の方が気を利かせて浴衣でアテンド♬
d0028322_23174539.jpg
会場にいろいろなアートもあったのですが、一番印象的だったのがこちらの「書」ですね。ハングル文字の書は初めて見た気がします。日本の書のカテゴリーだと「かな」に相当するってことでしょうか……。

韓国は、もっとも近い隣国なのに、漢字をあまり使わないため、むしろ遠い国のような気がします……。中国本土や台湾の方が、字体は異なっても共通の文化を感じることができるので。でも、韓国でも中学から漢字を習うように最近変わったと聞きました。10年経つとずいぶん印象が変わるかもしれませんね。





# by osumi1128 | 2016-07-09 23:21 | 旅の思い出 | Comments(0)

大人のための最先端理科第75回

今週号に拙コラム掲載中です。電子版もあります♬
d0028322_21335272.jpg



# by osumi1128 | 2016-07-06 21:34 | サイエンス | Comments(0)