『和楽』の表紙、鴻池朋子氏 on YouTubeなど
2009年 07月 19日
晴れ間の日には夏の太陽を拝めます。
今のうちにサマードレスを楽しまないと、仙台では着る日が無くて終わってしまうこともあり(苦笑)。
北ヨーロッパの人々の気持ちが分かるようになった仙台在住11年目です。
エアコン取り替えに伴ったトラブルが未解決で、本日、そのためにまだオフィスに行けず……。
一つ原稿を仕上げたご褒美にブログを書いています。
『和楽(わらく)』という月刊誌を創刊号からずっと読んでいます。
小学館から発行されていて、昔は書店販売をしていなかったはず。
「美と知と心のハイライフマガジン」というキャッチコピーが付いていて、おそらく読者層は年齢高め、以前よりさらに女性が多めになったような気がしています。
表紙のデザインがいつも素敵で、日本美術、一番多いのは日本画の一部を切り取って使っているのですが、今年の5月号から、日本画と女性モデル(檀れい)が組み合わさるようになりました。
例えば、最新の8月号では、江戸琳派の鈴木其一による「四季花鳥図(夏)」(山種美術館蔵)から向日葵が抽出され、そこに、セリーヌのドレスを着た檀れいさんが組み合わさっています。
ドレスは白を基調としていますが、濃いめの紫と、向日葵に近い山吹色が使われていて、スタイリストさんが探して来るのでしょうか、絶妙の取り合わせ。
夏のイメージとしてインパクト大。
撮影にしろ、構成にしろ、プロの仕事はさすがだなと思います。
ちなみに、山種美術館の情報が6月号から毎回載っているところを見ると、こちらとのタイアップ企画なのでしょう。
表紙画像を載せようかどうしようか迷いましたが、やっぱり載せてしまいましょう(文句は言われないと思いますしー笑)。

で、堀内宗心宗匠のお茶碗の話(隔月)やら、林真理子氏による源氏物語の新たな現代語訳やら、森田空美(もりたあけみ)氏の着物のコーナー、巻末の展覧会情報などが好んで読む定番ですが、今回は玉三郎さん特集が圧巻。
夏の旅行を意識して、札幌と小樽の特集も。
うーん、仕事にからまない旅、行きたいです……。
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日経新聞も日曜日はアート特集があって、先週、今週は竹内栖鳳が挙げられています。
(あ、サイエンスも日曜特集がありますね。)
で、「アート探訪」のコーナーで取り上げられていたのが鴻池朋子氏。
先日の「ネオテニー・ジャパン」で見たときに、オオカミの絵など、黒やグレーの強烈な印象があって、私の中ではまだまだ消化し切れていない作家さんなのですが、今回は東京オペラシティーにおいて個展インタートラベラー 神話と遊ぶ人がちょうどこの土曜日から開催されたための記事のようです。
髑髏が描かれた襖絵は、頭蓋骨のほかに自分のレントゲン写真を見ながら描いたとか。
タイミング良く、フクヘン。さんのブログにもエントリーがありました。
そこで、YouTubeにアップされていたインタビューを見ましたが、製作現場なども撮影されていて、とても興味深い。
モチーフに心臓や昆虫などが使われているのですが、是非、脳とか細胞なども描いてみてほしいと思いました。
鴻池朋子風だと、どんな世界になるのでしょう???