第49回東北大学サイエンスカフェby石黒さん

本日朝一番、歯学部で発生学の授業。
私は前座で、2限目に安田先生の特別講義でした。
先々週に医学部の発生学でも先天異常についての特別講義をして頂きましたが、今回は歯学部の学生さん向けに、スライドを組み直して下さいました。
提出されたアンケートの自由記載も非常にポジティブなものが多く、授業が終わったときにさらに質問に来る学生さんもいて、先生をお呼びして本当に良かったと思いました。
若い教員は若い教員なりの熱意で学生さんを惹きつける面もありますが、長く教壇に立っていらした方の自信や学生さんへの愛情というものも、大切なことだと感じました。

明日から東北大学脳科学グローバルCOEのサマーリトリートなのですが、その講師として連携先の理化学研究所脳科学総合研究センターのチームリーダーである黒田公美さんが来仙され、研究室を訪問して下さいました。
実験室やグローバルCOE事務局をご案内した後、「東北大学のサイエンスカフェ、ご一緒に見にいかれません?」とお誘いし、メディアテークへ。
本日で第49回を数えるのですが、今回の講師の先生は脳科学GCOEの拠点メンバーでもある工学研究科・電気・電子専攻の石黒先生でしたので、これははずせない、と思っていました。

本日も雨模様だった仙台は夕方の渋滞がひどくて、若干遅れて到着すると、椅子はすでに満席状態で、追加を出してもらいました。
東北大学のサイエンスカフェは、比較的大人数(ほぼ常に100名越え。今回は200名くらい?)の参加者を得て行うスタイルなのですが、今回の構成は素晴らしいものでした。
タイトルは「生き物とロボットのあいだ〜イグ・ノーベル賞授賞研究から生まれた新しいロボット制御法とは?」となっていて、主に粘菌から学ぶ自立分散型制御についてのご紹介。
生き物から学ぶだけでなく、「ロボットをつくることによって、生物を理解することにもつながる」という研究スタンスはユニーク。

石黒先生のご講演が18:00〜19:15くらいまでありましたが、その中で「では実際に粘菌を見てみましょう」というブレイクがあったり、振動が引き込まれる様子を実際にメトロノーム2台の同調するデモとして見せたり、イグ・ノーベル賞の授賞講演の様子のビデオがあったり、ヘビロボットを動かしたり、という飽きさせないパフォーマンス。
声も通るし、お話しされるスピードや間合いも聞きやすく、流石です。
(ちょうど、昨日に「プレゼン法」のゼミを行ったところだったので、なおのこと)
テーブルごとのファシリテータによるディスカッション、質問集計している間にもヘビロボットを実際に操作したい人は真ん中へ、という声がかかると、さっそくに少年達が出ていきました。

東北大学のサイエンスカフェは中学生、高校生の参加者も比較的多いもので、それはカフェのワーキンググループの中に高校の先生も参加して頂いていたりする成果なのですが、そういう若い方達が本当に一心に耳を傾け、ロボットのデモに群がる様子を、微笑ましく思いました。
彼らが将来、サイエンティストやエンジニアになるきっかけになったりしたら素敵なことですね。
by osumi1128 | 2009-07-25 00:46 | 東北大学 | Comments(0)

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