エジンバラ総括など【動画を貼り込みました】
2009年 09月 13日
そうでした……うちのマンションの大規模修繕が始まっていたのでした……。
やれやれ、ちょうど海外出張やら国内出張やらが続くのは幸いかもしれません。
帰国して翌日、だったのですが、「市民政策調査会ミヤギ」というところの市民フォーラムという講演会でトークをしてきました。
大学の同級生が参議院議員をしていて、そちらからのお声がけです。
会場には100名くらいだったでしょうか、皆さん、とても熱心に聴いて下さいました。
東北大学の学部生でインターンをしている方もあり、来月のフォーラムでは「学力低下」についてパネル討論などを行う予定とのこと。
今回は遺伝子の名前もいっさい出さない講演でしたが、是非、次があれば「遺伝子を働かせる!」というような内容の講演をして、遺伝子の働きやエピジェネティクスについて語りたいですね。
さて、今回の海外出張では、日常というか非日常というか、何気なく毎日撮り溜めしましたので、いくつかご披露します。
まずは比較的綺麗に撮れた画像を。
日曜日の午後にNational Gallery(スコットランド国立絵画館)を訪れました。入場無料です。

そんなに大きな美術館ではないので、さくっと観るなら1時間あれば大丈夫。
フェルメールが一枚あって、初期の作品「マリアとマルタ家のキリスト」という宗教画です。
これは思いの外大きな絵だったのでびっくりしました。

こちらは企画展の方の建物。何ポンドだったかな? 入りませんでした(笑)。
その代わり、レストランで遅めのランチ。スペイン展に合わせて「本日のスペイン料理」がフィーチャーされていたので、鰯の入ったサラダを注文。

レストランからも見えるこちらのお庭の眺めが最高でした! やっぱりUKの手入れされたは芝生は美しいです。

今回はエジンバラ城には行かずじまい。ここはPrincess Streetという目抜き通りで、遠くにお城が見えます。

この日にレセプションがあり、その後、パブに繰り出し……。
あんまり良い画像が撮れていなくて残念。

ちょうどエジンバラ・フェスティバルの最終日の晩で、花火が上がりました。
ホテルに戻る途中で撮った動画です。
学会最後の晩のConference Dinnerは、科学館のようなところの1階ロビーに数百名分のテーブルをセットしてのディナー。
でもこれ、2年前の英国発生生物学会のときにも、同じパターンだったのですよね……。
1品目の本日のスープ。レンズ豆と焼き野菜とのこと。イギリス人はスープが好きです。たいてい、前菜は「本日のスープ」を頼んでますね。

メインディッシュは「ヴェジタリアンか?」と訊くので、他の方と違うメニューにしようと思って「はい」と答えたら、こんなのが来ました……。

マッシュルームのクリーム和え、温野菜添え。イギリスのレストランが随分良くなったと思っていたのですが、やはり「伝統的」な料理人も多いのでしょう(苦笑)。それにしても、このお野菜、なんとかなりませんかね? ブロッコリーが、こんな色しているのに硬い!のです(涙)。

他の方のは、鶏の胸肉、ハギス入り、ウィスキーとマスタードのソース、温野菜添え。うーーーん、ハギスは食べてみたかったけど……。

デザートは、お洒落っぽく作ってはありますが、味は単調。

この間2時間半。その後、Scottish danceに突入。我々はバスで帰路につきました。
エジンバラの名誉のために言っておくと、平均的にはロンドンよりも美味しいかもしれません。
海に近いので、お魚が多いし。
エジンバラに着いた晩にVeronica & Simon van Heyningenご夫妻とイタリアンのディナーに行き真ましたが、なかなか美味しいお料理で、よっぽど画像を撮りたかったのですが、ちょっと失礼かなと思って諦めました(溜息)。

VeronicaはPax6遺伝子の発見者の一人。人類遺伝学者で、現在、英国の遺伝学会会長です。
Simonはエジンバラ大学で生化学を長く教えていらして、大学の執行部にいらっしゃいましたが、もうすぐリタイアとのこと。お母様も生化学で、誰だったかな、昔のノーベル賞学者など直接面識があった、という話題で盛り上がりました。