秋田県立横手清陵学院高校での講演【追記】

今週はプレゼンウィークで、社会人向け「医療工学技術者創成のための再教育プログラムREDEEM」の集中講義で3コマを2日連続、その翌日に秋田県の高校へ出前講義、そして昨日金曜日は日本学術会議と東北大学主催の公開シンポジウム「生命科学は人類に何をもたらすか」での講演がありました。

高校生相手の講義はこれまでにも市内では何度かしていますが、秋田県まで出向いたのは初めて。
その話題を……。



秋田県立横手清陵学院高校での講演【追記】_d0028322_9295066.jpg
秋田県立清陵学院高校は工業高校を改組して平成16年に中高一貫の学校として創立されたところで、高校には普通科と総合技術科があります。
今年度からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されたそうです。
秋田新幹線を大曲で下車し、奥羽本線に乗り換えて横手で降り、今回お世話になる財団法人東北活性化研究所(活性研)の方と合流。
タクシーで1000円ほどのところに美しい校舎が建っていました。

コンクリートの打ちっ放しの壁と、伺ったところによると秋田杉が多用された現代的な建築は、とても県立高校の建物とは思えないくらい。
ちょっとデザイナーまで調べられなかったのですが、日本設計という会社が請け負っていて第27回東北建築賞「作品賞」を受賞しています。
太陽光発電の設備の他にも、今回、講演を行った講堂の冷房は、雪を活かしたエコシステムによるとのこと。
こういう環境で学べる方達はいいですね。

高校の方から頂いたお題が「脳科学の未来」ということで、歴史をちょっと振り返るのに神経科学関係でノーベル生理学医学賞を受賞された方がどのくらいいたのか調べたり(23名、うち女性はリタ・レヴィ=モンタルチーニとリンダ・バックの2名)、東北大学医学部出身で理化学研究所の藤井直敬さんにブレイン・マシン・インターフェース関係等の画像コンテンツを頂いたりして、これまでの高校生向けをヴァージョンアップしたKeynoteスライドを作りました。

1年生全員200名ほどと、SSH関係の2年生、3年生が加わって、階段になっている立派なオーディトリウムでの90分の講演は、皆さんが熱心に聴いて下さったので、あっという間でした。
脳科学の話題の他に、途中で入れたTaking home messagesは……
理系進学の人も、国語や英語はコミュニケーションするために必須!

質問には積極的に手を挙げて答えよう! それがグローバルスタンダード。

日々の生き方、頭や身体の使い方によって脳が変わる!

脳科学を学ぶ入り口はいろいろ。医学部でも理学部でも工学部でも文系でも。

大学進学はゴールではなくて通過点。その先に皆さんの未来が広がっている!

お世話になった物理のZ先生は、元々素粒子が専門で、学位取得後、ポスドク、留学もしてからこの高校に赴任されたとのことでした。
専門的な学問を修めた先生が教員に加わっているということも、良い学びの環境だと思いました。

講義の後の質問コーナーも活発でしたし、代表者から「感謝の言葉」を頂いたのも嬉しかったです。
原稿無しで、ちゃんと講演の内容を盛り込んでいたのは立派!
講義の感想等を書いたものを後日、送って下さるということなので、そちらを読むのが楽しみです。
ありがとうございました!

【追記】
この講演のことが8月27日付けの秋田魁という地元紙に掲載されました。
「最先端の研究紹介 東北大が出前講座 横手清陵学院高校」
by osumi1128 | 2010-08-28 09:52 | 旅の思い出

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