背伸びをするということ(若い方々へ)
2010年 10月 09日
そういう方々が懇親会などの折に「初めまして。ブログ読んでいます!」などと挨拶してくれるのは嬉しい。
でもってつい「アカデミア・サバイバル術」などの話をしたりすることになる。
一日24時間というのが唯一平等
時間の使い方がすべて
時間を逆向きに考えられるのが大事
などの他に必ず伝えるのが「背伸びをしよう」ということだ。
学生さんが学生として相応の学業を修める、ポスドクさんが給料に見合う分仕事をする、これは当たり前。
次のポジションに進んでいくのは「当たり前以上」である人たちだ。
学生のうちから自主的に後輩の面倒をよく見ている
ポスドクだけど教員のようにラボ内の仕事を買って出ている
グループリーダーだけどラボ外との交渉ごとも任せられる
そういう人を周囲はちゃんと見逃さない。
評価が点数で付くのは大学院受験くらいまでであって、それから後の人物評価は「日常どのようにしているか」と、「学会等の非日常においてどんな態度で臨んでいるか」で決まってくる。
だから「今の自分よりも、ちょっと背伸びをする」のが大事なんじゃないかな。