冷し中華

日帰りで東京出張から戻って、郵便物とメールのチェックをしたところ。
今日は「仙台発祥四大フード」の最後を締め括る「冷し中華」についてのレポートである。

そもそもGoogleで挙がってくるサイトの信頼度というのはどの程度のものなのかは分からないのだが、下記の店が「元祖」を名乗っていて、一応複数件のヒットとして挙がってきた。
「龍亭」といって、昭和12年に全国に先駆けて「冷拌麺(りゃんぱんめん)」を開発したという。

http://www.ryutei.com/

当時の冷し中華(お店では涼拌麺)は25銭で(ラーメンが10銭の時代)、「水洗いした中華麺の上に、湯がいたキャベツ、塩もみきゅうり、スライスしたにんじん、チャーシュー、トマトが飾られて、たれはしょうゆ、酢、ごま油を主体にしたサッパリ味。龍亭では、昭和40年くらいまでこの形で出しており、麺より多いくらいの野菜が、夏のビタミン補給にひと役買っていました。」とのこと。

これに対し、現在お店で供されるのは1200円で「錦糸卵、ロースハム、くらげ、蒸し鶏、きゅうり、チャーシューが、麺と別の皿に盛られてくるので、混ぜてよし、それぞれを味わってもよし。」と変形されている。

家庭でも(研究室でも?)楽しめるように 、通販のものも「醤油たれ」と「胡麻たれ」と2種販売されている。
http://www.ryutei.com/shopping.html

この他に「元祖冷やし中華」で挙がってきた店は、神奈川県は金沢八景の「ふな食」という店の「冷やしネギそば」というのもあったが、仙台と人気を二分しているのが東京は神保町の「揚子江菜館」というところ。
http://www.yosuko.com/
「五目冷やしそば」1400円となっている。
こちらは創業が昭和29年なので、龍亭に軍配というところか。

ちなみに個人的には「胡麻だれ」の方が好みであり、醤油たれ+マヨネーズ(名古屋バージョン)というのはいただけない。

さて、仙台発祥四大フードのルーツを総括すると、
冷やし中華:仙台発祥(龍亭)
炉端焼き:仙台発祥(炉ばた)
牛タン:仙台発祥(各点が元祖や本家を主張、調査の必要有り?)
回転寿司:非仙台発祥(元祖は大阪)
ということになった次第。
by osumi1128 | 2005-07-08 20:00

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