最先端配り直しはどうなるのだろう?

本日、国立国会図書館の科学技術関係資料整備審議会なるものに出席した。
2時間の会議のメインは、最後に今後の国立国会図書館が科学技術関係の電子情報収集等をどのように進めていくかについての提言を、委員長(九州大学総長・有川先生)から館長(長尾先生)に手交するというセレモニー。
中身については追って、HP等にアップされた際にまた論じたい。
ともあれ、会議が無事に終わった後に、お疲れ様という意味で、館長室にて長尾先生交えての歓談の機会があった。
大学という学府においては総長よりも図書館長がエライと思っており、そのアナロジーで言えば、首相よりも国立国会図書館長の方が格段にエライと信じている身として、これは大変に光栄なことに感じた次第。

さて、某先生の言によれば「女子ども配り直し」と呼ばれた「最先端・次世代研究開発支援プログラム」であるが、とうの昔に審査が行われたにも関わらず、その採択結果が未だに発表になっていない。
例えばこちらの日経BPの記事を参照のこと。
この研究費は年間約3500万円で大型研究費といえるものだが、こちらを支給された場合には、他の研究費を辞退しなければならない、という厳しい重複制限がかかっていることから、私自身は応募しなかったのだが、周囲の若手・女性研究者は目下大変に気を揉んでいる。
ハラハラしているのはPIだけではなく、雇用がどうなるか、というポスドクや技術員の方達も同様ではないかと心配している。
(もちろん、おそらく大学本部も、間接経費はどうなるのか、気になっているだろうが)
最終的に「お金は配ればいいだろう」的な乱暴なことにならなければ良いのだが。
科学を推進するのは機械ではなく、究極には「人」だと思う。
札束でほっぺたを叩く、というやり方で、良い研究が展開できるだろうか?
by osumi1128 | 2011-01-20 00:50 | 科学技術政策

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