学位審査公聴会を見てきた

実は今回のボストン滞在が本実験。
本当は12月にできたら良かったのだけど、輸送したラットの検疫が予想外に長くかかることになってしまい断念して、私のトレーニング実験を組んで頂いた。
今回は野生型ラット8匹、Pax6変異ラット8匹で行うので、物理的というか体力的にかなり重労働。
500gくらいのラットが入ったケージは餌など合わせて2kgくらいあって、動物棟から持ってきたり、行動解析で出し入れしたり、また戻しに行ったり、ほとんどエクササイズ。
実験自体も長くかかるし、いろいろ準備や仕込みがあったので、ある意味、失敗が許されない、というのも緊張感を増している。

とはいえ、せっかくハーヴァードに来ているのだから、日本でできない経験もしたい。
本日はランチタイムにNeurolunchというセミナー、午後には博士の学位審査公聴会があったので聴きに行った。




本日のNeurolunchは「LINKING BAYESIAN MODELS OF PERCEPTION AND NEURAL RESPONSES WITH SPONTANEOUS ACTIVITY」というタイトルで、神経理論。
ちなみに、このセミナーには食べ物が振る舞われるのだが、12:15の開始時間頃にほとんど無くなるくらいの量になっているところが素晴らしい。
食べ物目当てに参加する人もいるが(苦笑)、Center for Brain Scienceが太っ腹なのがいい。

ディフェンスの方は以下のお知らせを頂いたので、やや分野としては遠いが行ってみた。
Structural and Biochemical Studies of UvrA, the Bacterial NER DNA Damage Sensor
by Martin Samuels, Jeruzalmi Lab

1時間の発表時間の中で、イントロが25分くらいあって、かなりかちっとしたプレゼン。
普段と違って(たぶん)きちんとスーツ&タイでの発表というのは、やはりフォーマルなのね。
おそらく「明日は我が身」の学生たちが多数聴いていた。
公聴会の後にクローズドの会となり、審査委員会の先生方との間での質疑応答となっているようだ。
まさに、そこでいかに「ディフェンス」するのかが重要。
うちの医学系研究科の審査会はすべて公開で行っているが、1時間で質疑応答までというのは、やはり短いかなぁ……。
by osumi1128 | 2011-02-10 07:57 | 旅の思い出

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