できる人ができることから:支援物資を送りました
2011年 03月 27日
盆暮れ以上のかき入れ時になっているかもしれません。
ガスの復旧は阪神大震災のときにも1ヶ月はかかったというので、これはのんびり構えるしかないなぁと思い、オンラインネットショップで「電気ケトル」を購入しました(電気ポットは持たない主義)。
仙台に移って12年経って、いろいろなモノが溜まり気味の昨今だったので、この際、という勢いで整理モードに入っています(←整頓ではない)。
着ていなかった衣類等、どこか外国に送るかなぁ、と思っていたところへこの震災だったので、衣類等を受け付けるところが無いか探してみたところ……
【全国から個人物資受付】お年寄り用の服他募集 東北地方地震 介護支援 NPOふれあいステーション・あい
というサイトを見つけました。
古いトランク大小3つ分に冬物を中心にクリーニング済みの衣類を詰めて、岩手県宮古市宛に発送しておきました。
今回、自分もそれなりの「被災者」という立場を経験してみてわかったのは、個々人にとって「必要なモノ」は、それぞれ異なり、刻々と変わるのですね。
灯りもまったく無い3.11の夜は、iPhoneとラジオ放送が頼りで、一人でいるのは危険と感じ、空腹もわからないくらいに緊張していましたが、幸い翌日になって電気は通ると、今度は「上下水道が使えない」ことが気になります。
幸い私の回りでは当初から炊き出しも行われていて、丸一日何も食べられないという日はありませんでしたが、災害モードが続いてくると「お野菜も食べたいなぁ」という気持ちが沸いてきます。
とりあえず配給された栄養ドリンクなどでカバーしていますが。
第二次世界大戦後はどんな感じだったのだろう、と思いつつ、震災ダイエットに取組中です。
状況の厳しい避難所生活でも、個々の避難所によって何が足りないか、被災者の人々が何を求めているかはいろいろと異なるようです。
例えば、今回、東北大学医学部への緊急支援物資として「紙おむつ」が大量に届けられましたが、病院ではこんな時期でも生まれてくる新しい命のために新生児用のおむつがもっとも必要であり、幼児用はさらにどこか必要な地域へ送らなければなりません。
そういう情報が細かにリアルタイムでわかると良いのですが、被災地ほどネット環境には問題があり難しいという状況です。
ちなみにうちの家でもっとも過剰気味なのは、本や雑誌です。
これまでにも古本屋さんやBOOK OFF等に持ち込んだりもしたのですが、ブックオフでは文庫本の(新品に見せるために)「天」(本の上部)をグラインダーにかける、という話を聞いて、本が可哀想で出せなくなってしまい、一方で、某サイトの「1クリック!」で購入するのは安易になって、最近はさらに本が溜まり気味。
でもって、本棚1つが崩壊したことを受けて、これもなんとかしないと、と思っています。
今は難しいかもしれないけど、もう少ししたら、今回の地震や津波で書籍を失ってしまった東北地方の市民図書館などに寄附できないだろうかと考えています(もし、どなたかすでにそういう情報お持ちでしたらお教え下さい)。
あとは研究室に持って行って「ラボ文庫」にして自由に持って行ってもらえるようにするとか、でしょうか……。