Neuro2005
2005年 07月 26日
バイオ系に属する学会の中では、学生会員が約10%というのがちょっと以外。
学生会員の会費は年3000円なので、決して高いとは言えないのだが、何故なのだろうか?
よって、女性会員の比率も比較的低い方で、四捨五入すると10%くらい。
ただし、学生会員と正会員の女性会員の比率が変わらないというデータがあって、これは、この業界に入ってくる女性研究者がちゃんと生き延びているということを示すと解釈できる(神経科学ニュースより)。
今日は朝8:30からセッションがあり、総会、懇親会もあった。
今年の大会会長の東大の宮下さんは大会運営について様々な改革を試み、ポスター会場には招福門という中華街の店が出店していたり(昼ご飯にフカヒレ丼+焼売を食した)、懇親会費は学生1000円という破格の会費にして人数を集めたり、プレゼンではWindowsの方たちはPCセンターでデータを移して、自分のコンピュータは持ち込まないスタイルにしたり(Macは持ち込みらしい。これで経費削減になるとのこと)と、細かな点でもいろいろ頑張っておられた。
今後ますます大きな学会として活動するためには、いろいろな改革が必要であろう。
シンポジウムはすべて英語、ポスターの表示も英語となって、ずいぶんとグローバルな様相になってきた。
演者がすべて日本人でも、会場には外国人がいるかもしれないから、英語でやってしまおうというのは、抵抗があるかもしれないと思ったが、私があちこち梯子した会場では、そんなにトラブルもなく進行していたと思う。
・・・私が大学院生だった時代とは隔絶の観がある。
それにしても、英語を母国語とする人たちは、なんと恵まれていることか。
いや、そう思うよりは、彼らはそれしか言葉がないことを哀れむべきであろう。
それは、私自身が日本語でいわゆる「標準語」しか喋れないことを悲しむからである。
もちろん、私自身はなるべく美しい「標準語」を喋るように心がけているのだが、その土地それぞれの言葉を持たないのは、とても残念だ。
流暢に喋っても、中身がなければ何にもならない。
英語化という問題は、いかにコミュニケートするかということであって、ただ言葉を発すればよい訳ではない。
・・・ふと思い出したのだが、中学時代のボーイフレンドが女性と付き合う条件として「箸が正しく持てる、尾頭付きの魚を綺麗に食べられる、れる、られるを正しく言える」ということを挙げていて、「これから先、そんな条件を掲げていたら、誰も見つからないよ」と以前進言した。
毎年年賀状が来るが、一向にその気配はないようだ。
やれやれ・・・
追伸:
先ほど見たら、この投稿がちょうど101件目であった。