できることから:被災地支援ファンド
2011年 07月 06日
ちなみに、東北大学の電力使用モニタリング(毎時)がHPに公開されていた。
先日、脳カフェに来て頂いた元東北大学医学部の藤井さんも荒浜というところをご覧になってご自身のブログに書いておられたけど、いまだに瓦礫が山積みのところもあるし、手つかずの場所もある。
一方で、仙台市内はほぼ普通の生活をしている訳で、私の中では「被災者モード」と「できる支援をしたいモード」は混在している。
そんな中、被災地の小さな会社の復興支援のためのファンドがあることを教えて頂いた。
元々は、2001年にmusic securitiesという会社がアーティストの支援の仕組みを作ったもので、個人が例えば一口1万円出したら音楽CDを作る支援に繋がるというファンド。
これをさらに、レストランの開業資金、独自の日本酒を製造するための資金などにつなげ、さらに今回の震災から立ち上がろうとする会社への資金援助に拡大された。
赤十字等の大口の義捐金も大切だけど、いつどのように役立つのか、今ひとつリアルな気持ちが持てない。
こういう小口のファンドは、「投資」というカタチを使うことによって、無理の無い範囲で、よりダイレクトに支援ができるのがいいと思う。
ところで先日、市役所に行って、地方行政も政府も、ものすごく細かい義援金や支援金のサービスを行っていて、それだけでも通常業務を圧迫しているであろうことはよく分かった。
そんなときに、復興大臣が皆の気持ちを落とすような発言をしてドタバタと辞任する、なんていうのは、まったく誰もに無駄なエネルギーを使わせている訳で、勘弁してほしい。
リーダーはどんなときであれ「象徴」なのだから、そういう自覚がもっとも求められると思う。
ちなみに、ジョン・ルース駐日米国大使は先日3回目の被災地訪問をしたところだが、ただ視察に行ったのではなく、避難所での炊き出しに参加したり、解体作業をしたり、子ども達と触れ合ったりしている。
それは「ポーズ」かもしれないけど、でもそれが「仕事」だということ。
毎日jp「ルース駐日米国大使:インタビュー全文和訳」(6/7)
米国大使館HP:ルース大使、東北の被災地を訪問(写真集)
ルース大使、東北の被災地を訪問
ルース大使は6月27日から29日まで、東日本大震災からの復興に対する米国の変わらぬ支援を表明し、日本は安全でビジネスも通常通りであるというメッセージを発信するために、宮城県と岩手県を訪れた。大使の被災地訪問は3度目となる。
大使は自治体の首長や児童・生徒らと会い、JETプログラムに参加し英語を教える米国人から話を聞き、津波の犠牲になった米国人男性モンティ・ディクソンさんが英語を教えていた岩手県の小学校も訪問した。
岩手県大船渡市では米国からの救援隊の基地となった消防署を訪れ、米国の非営利団体「オールハンズボランティア」の活動に参加し店舗の解体作業を手伝った。
同県大槌町では児童・生徒と交流し、避難所では炊き出しに参加。また訪問最終日には世界文化遺産としての登録が決まった平泉町の中尊寺を見学した。
大使は今回の訪問中、復興に取り組む日本国民への米国の継続的な支援を繰り返し強調した。