祝江藤研35周年
2011年 10月 30日
元ボスは留学後に新たに設立された研究室の初代教授に就任し(引き算すると
教授も個性的だったが、集まった人間達もとてつもなく個性的で、研究室としてはかなりバラバラ感があったにも関わらず、今回のお祝い会には一番遠くは広島からも参加者があったのは人徳と言えよう。
もう一つ、実年齢不肖の方がやたら多いのも特徴かもしれない。
教授より年上の方はご招待していない内輪の会だったので、スピーチも皆、言いたい放題。
2つ上の先輩が「最初に面接に行ったときに(以下、ここでは書けませんww)……」という話をされたので、それを受けて「私が面接に行ったときには、『大隅君、女性は男性の2倍の業績があって同等と見なされるので覚悟しなさい』と言われた」というエピソードを。
今時、そんな発言をしたらアカハラ・セクハラで訴えられるかもしれないが、当時は「ふぅん、2倍は物理的に無理だなぁ……。目標設定を1.5倍にするか」と真面目に考えていた。
すんなりそう思ったのは時代背景もあるが、「それは、医歯薬系が<儒教文化>だからですよ」って、先日、素粒子関係のご研究をされて東北大を退官される女性教授に言われたのだが、そういうことだったのか。
ともあれ、現在生き残っているのは、教授の言葉のお陰で突っ走ってきたからかもしれず、感謝すべきと思っている。
弟子の中でもっともあれこれ直接文句を言ってきたが、いろいろなことを学ばせて頂いた。
先生、有難うございました。
これからもお元気で!