東北脳科学ウィンタースクール参加【加筆】

土日の用務が確実に増えている。
昨日2月18日(土)は「杜の都ジャンプアップ事業 for 2013」シンポジウム2011も開催されたが(本来は2011年のうちに開催予定)、それより先約があって、蔵王まで行ってきた。
東北大学脳科学グローバルCOE脳科学若手の会東北部会の共催による「(第一回)東北脳科学ウィンタースクール」の講演に呼ばれていたのだ。

今年度で終了の東北大学脳科学グローバルCOEでは「若手フォーラム」という仕組みを作って、大学院生、博士研究員、若手教員の自律的な交流活動を支援してきた。
ほぼ毎月セミナーを開催し、外部講師による講演、若手フォーラムメンバーによるポスター発表、研究室の得意技を披露するテクニカル・セミナー等と、引き続いて行われる懇親会により、研究室の壁を越えた交流が深まった。
実際に、若手の方から「共同研究のための研究費が欲しい」ということで「異分野融合研究奨励研究費」という制度を新たに作り、グローバルCOEから研究費を配分した。
プログラム終了にあたって若手から「この交流が途絶えてしまうのはもったいない!」ということで、昨年、既存の「脳科学若手の会」の新たな部会として「東北部会」が誕生した次第。
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今回のウィンタースクールは東北部会としても初めての試みで、東北大学以外の方々も参加した。
どのくらいの規模になるのかな、と思っていたら学部生含め40名ほどの参加者で、第一回としては予想以上の賑わい。
すでに他大学に就職した若手フォーラムOBも駆け付けてくれた。

今回のウィンタースクールのテーマは「How to design a research plan」となっていて、基調講演の一人目が月浦崇先生@京都大学で、研究申請書の書き方についての実践的なアドバイスを中心に話された。
私は「Connecting dots」というタイトルを付け、もう少し概念的なことを、自分の研究人生を振り返りながら(失敗例、自虐ネタ含む)、「いくつものことが現在・将来の研究に繋がっている」ことをお話しした。
エッセンスだけ挙げておく。

Key #1: 問いを立てるということ
Key #2: よく見ること
Key #3: 困ったときは教科書に
Key #4: 遠くを見通す
Key #5: 良い共同研究者を得る


その他、参加者ほぼ全員のポスター発表、5名の口頭発表が行われ、全員がその審査にも加わった。
口頭発表に関しては「研究申請書における評価」を意識した評価項目を挙げて行われ、単なる「人気投票」にしないで中身を精査する姿勢として好ましいと思った。

若手が集まって行われるこういう会は、学会ベースのものなど含め多々あるが、「彼はM2なのに、デキる!」「彼女はD1だけど、落ち着いていてカッコイイ☆」等、身近なロールモデルに多数触れることができる点が良い。
質疑応答もオトナの先生に邪魔されないので、次々と質問が出てくる。
(でも皆さん、オトナがいるところでも、同じように質問してくれて良いのですよ!)
今後も脳科学若手の会の活動を支援できるように、オトナも頑張らないと!

【おまけ】
一足先に帰るバスの中で、前にもここに来たことがあるなぁ、という遠刈田温泉街の風景に、そういえば第1回の東北大学脳科学グローバルCOEの国際カンファレンスを行ったのが蔵王で、この近所だったことを思い出しました。
さらに以前、ラボ旅行で鄙びた峩々温泉(ががおんせん)に来たことを思い出し、うーん、東北地方復興キャンペーンにガガ様(レディー・ガガ)にここの温泉まで来てもらえたらすごいなぁ……などどオヤジギャグ的なことを考えて、一人でニヤニヤしてしまったのでした(笑)。
by osumi1128 | 2012-02-19 20:16 | 東北大学

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