アートな表紙

そういえば、紹介し忘れていたのだが、数学科の友人K先生が、4月からは東北大学の原子分子材料学後頭研究所WPI-AIMRの機構長になって、つまりは部局長扱いになられた。
機構長からのメッセージ
法学研究科の水野先生に続いて、女性の部局長は二人目。
年上のオジサマ達を率いていかれるのはさぞかし困難も多いと思うが、心から応援したい。

……で、だいぶ前に彼女と話をしていたときに「真理は美しい数式で表される」というような内容のことを言われて激しく同意。
E=mc^2でもオイラーの等式でも、確かに数式そのものがシンプルで美しい。
私の分野は分子生物学や神経科学ではあるけど、形態分野も確かに「美しさの中に真実がある」と思えてならない。
少なくとも、エントロピーの増大に反逆している「偏り」には生物の本質がある。
アートな表紙_d0028322_22442498.jpg





今日の画像は生命科学系の権威ある国際誌Cellの3月16日号の表紙。
ラボのセミナー室に転がっていて「あ! これは……」と気づいた。
この作品はLisa Nilssonというアーティストによる、いろいろな種類・色の紐を用いたもの。
(本日Cell Pressがサーバメンテ中らしく、大きな画像が落とせませんでしたので、後日差し替えます)
Cell Pressに限らず、Nature系でも最近はアートな表紙が多々ある。
こういうサイエンスとアートのコラボレーションが、新たな想像や創造を生むと思えてならない。
On the cover: A coronal section of a male torso will internal organs and tissues represented by quilling, a technique in which the gilded edges of of books and narrow strips of paper, in this case Japanese mulberry paper, are rolled and shaped. The artwork displayed is by Lisa Nilsson and was photographed by John Polak. The intricacy of the human biology that go awry in disease states.

Lisa Nilssonの公式web site
John Polakの公式web site
by osumi1128 | 2012-04-14 17:43 | アート

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