スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の進化
2012年 08月 24日
七夕祭りの頃に一旦涼しくなって、あぁ、もう夏も終りね……と感傷に浸っていたのはいつまでだったのだろう?
とにかく、連日30℃超えが続く毎日。
さて、東北大学の元サイエンス・エンジェル(SA)のSさんが今、ハーヴァードに留学中なのですが、先日、嬉しいお便りを頂きました。
過日、拙ブログで水戸第二高等学校が今年度のロレアル-ユネスコ女性科学者 日本奨励賞 特別賞を受賞したことを取り上げましたが、その水戸第二の生徒さんたちが、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)のサマープログラムで、ハーヴァードを訪問されたとのこと。
実は、これもブログに書いたのですが、SA制度も昨年同じ特別賞を受賞していて、水戸の先生方もご存知で、今度、現役SAが水戸に出張セミナーに行くということにもなっており、「不思議なご縁ですね〜!」と盛り上がったとのことでした。
という訳で、今年度から古川黎明高校というところのSSHアドバイザーをしているのですが、その参考に、ということもあり、Sさん経由で水戸の先生の方から米国見学ツアーの様子がわかる画像を頂きました。
許可を得てこちらに掲載させて頂きます。

こちらは、ワシントンDCのスミソニアン博物館見学の様子。

タフツ大学にて水戸二高の生徒さんによる英語のプレゼン。

生命科学系の実験室見学。

ハーヴァードはメディカル系のロングウッドキャンパスを訪問。こちらは講演を聴く様子。

サンフランシスコに移動して、トレイシー大でもラボ見学と交流のプレゼン。千羽鶴も贈呈してきたらしい。

SSHの制度は10年ほど前に始まったと思いますが、学習指導要領を超えた取り組みに、学校をあげて取り組んでいるのが素晴らしいですね!
今の大学生などが海外に行きたがらないという話を聞くことがあるが、一つには、すでに家族で行っていたり、高校の修学旅行で行ったりという面もあるかもしれません。
でも、少人数のグループで海外に行き、自分たちも英語で講演やスピーチを行うという主体的な経験を高校の間にできるというのは、幸せな経験なのではないでしょうか。
是非、大学で、さらにその先で、今回のの経験を生かしてほしいですね。
きっとそれが、SSHのツアーをボランティアで支えてくれている、たくさんの周りの方々の暖かい気持ちに答えることになるのだと思います。