大学院入試
2005年 09月 01日
お昼に一旦ラボに戻ってきた折に「どうだった?」と聞くと「・・・・・結構むずかしかったっす。どうしよう・・・」
「じゃあ、面接で頑張ってね。ここまで面白いデータが出てきたところなので、是非続けたいんです、って訴えてみたら?」
「東北大にとって素晴らしい成果が云々って言ってきます」
「だめだめ、それじゃあアンタが言うには気張りすぎ」
さて、どうなることやら・・・
そもそもこの会話をした相手のT君は、1週間ほど前に髪を金髪にしてきた(いわゆるパッキンってことです)。
「それー、インパクトあるけど、でも来週大学院入試の面接あるよね・・・」
本人はそのことを忘れていたらしい。
というか、院試があるのは分かっていたが、それがどのくらい先なのかという時間的なものが実感として把握できていなかったようだ。
(これって、実験のときに大切な感覚なんだけどなあ・・・)
彼はその後心配して「直前に短く切ったら大丈夫かな・・・」と言っていたらしい。
さて今週月曜日の朝、恒例の掃除の折に「きゃー、どうしたのー? なにー、それー」という声があちこちで上がり、一体どうしたのかと見てみると、かのT君は髪を染め直し黒くして、しかも「七三(しちさん)」に分けていた!
さらに、白い半袖シャツをジーパンの中に入れ、ジーパンはちゃんとウエストでベルトが締められて、眼鏡をかけていたのだ!!!
※ここで、この描写で面白さが分からない方のために補足します。
このようなファッションは、私の頃には「駒場系」と呼ばれていたような気がするが、現在では「アキバ系」といった方が通りがよい。
シャツを「イン」にするのはダサイ、というのが現在の若者達のルールになっていて、ジーパンは腰骨ギリギリくらい?下げて穿くのがおきまり。
T君も普段はそういう典型的なファッションなのだが、今回髪の染め直しに合わせてニートな感じにしてみたという訳。
「本当はチノパンだったらもっとよかったんっすけど、持ってないんすよ」
T君の変身は、金髪よりさらにウケていた。
まあ、人にウケるというのも大切なことだから、彼はそういう才能を活かして生きていくことができると思う。
このファッションを見て一言。
「ところで、アンタって、シャツをインにしてジーパン普通穿きしてみると、やたらお尻デカかったんだね。普段はT-シャツやシャツで隠してたわけね」
「ヒドいっすねー」
あ、これって相手が女子学生だと、ちょっとマズい発現だったかも。
さて、これから成田に向けて出発だ。
時差はないが、夜飛んで明日の朝にシドニーに着く予定。
今回は波瀾万丈でないことを期待しているが、どうなることやら?