第84回東北大学サイエンス・カフェで話しました
2012年 09月 30日
先週金曜日にその第84回目のカフェで講師を務めさせて頂き、雨模様で足元も悪い中、100名を超える皆さんにご来場頂きました。
今回のテーマは「ことばが生まれる! ー神経生物学から考える言語の起源ー」ということで、言語進化学でしたが、実は裏テーマは「遺伝子・ゲノム・変異」だったのです。
地球上の生き物の進化の過程で少しずつ「遺伝子」に生じた「変異」が、現在の私たちを創りだしたこと、私たちが「言語」というコミュニケーション手段を獲得したのも、そのようなゲノムレベルの進化に基づくことをお伝えしたいと思いました。

チラシのデザインは文屋千代さんです。
【関連リンク】
東北大学大学院医学系研究科公式Facebookのアルバム
今回、司会は加齢医学研究所の橋爪先生にお願いし、こういうイベントの主催者側は初めてとは思えないくらいの名司会をされました。
ファシリテーターには、東北大学の学部生、大学院生だけでなく、東京からも参加して頂きました。
テーブル・ディスカッションを盛り上げて頂いて、有難うございました。
とくに、麻布大学の菅野さんには、マウスの「歌」の音源ご提供など、本当にお世話になりました。
また、毎回、段取り良く裏方を務めて下さる全学広報課の方々にも、心から感謝申し上げます。

なお、11月30日には医学系研究科から本務が災害科学国際研究所に移られた富田博秋先生が講師を務められます。
震災はココロとカラダをどう変えた? ~回復のためにできること~
富田先生は、東日本大震災後、とくに七ヶ浜地域におけるメンタル・ヘルスの問題にも関わり、今後展開される東北メディカル・メガバンク機構のゲノム・コホート事業においても重要な役割を果たされます。
どうぞ皆さんご参集下さい。