パッキング病

今回の海外出張はセミナーが1つと国際発生生物学会ISDBへの出席という比較的シンプルなもの。
ただし、場所はシドニー、つまり初めてのオーストラリア、初めての南半球。
事前にネットでサーチしたところ、最高気温が20度前後、最低気温が10度前後と、つまり早春とのことなのだが、こちらは晩夏で残暑だし、記憶力が悪くて数ヶ月前にどんな服を着ていたのか思い出せない。
かくして、旅の支度には時間がかかった。

血液型(AO型)のせいかは分からないが、普段は海外出張だと2週間くらい前から持って行くものをアレコレ考える性質で、衣服だけでなく、化粧品はどのくらい持参するか、旅のお供の本はどれにするか(あまり日本人と接する機会がない旅程の場合はとくに、寂しくならないように。でも、今はインターネットでつながるからそういう心配はないのだが、それでも日本語の本はそう簡単には手に入らない)、原稿は何を仕上げるか、次のどのプレゼンの準備のためのコンテンツをコンピュータに仕込んでいくか・・・などなど。

そして、適当と思われる容量のスーツケース等を選び、その中に借り詰めしてみて、収まるかどうかを確認する(予備実験ですね)。
それが苦にならないのは、何を隠そう、無類のパッキング好きだからだ。
直方体のスーツケースに様々な形のものを隙間なく詰め込んでいくという作業にワクワクしてしまう(これをパッキング病と命名する。ちなみにうちの母にもその傾向があり、これは方向音痴とともに遺伝性の可能性がある)。
もちろんちゃんとルールはあって(物事というのは制限があった方が達成感があって面白い)、重たい物はなるべく下になるように、衣服には皺がつかないように、直後の予定を考えて必要なものが取り出しやすいように、セキュリティーチェックのためにスーツケースを人前で開けても恥ずかしくないように・・・などなどを守ることが必須である。
きちんとパッキングされたときは、それこそ天にも昇るほど嬉しい(スミマセン、ちょっと誇張過ぎ)。
人のパッキングでも頼まれたらボランティアで詰め込んであげたくなるくらい、重症のパッキング病なのだ(母は父の出張のスーツケースも詰めている)。

さて予備実験が成功であれば、持って行く衣服は皺になるので取り出す(あくまで予備実験だったのだから)。
もし中身とスーツケースの大きさが釣り合わないという結果に終わったならば、他の大きさのスーツケースを探す。
何を隠そう、私は「鞄持ち」である(誰かの鞄を持つという意味ではない)。
用途に合わせた鞄を、口紅と携帯しか入らないパーティーバッグから、和装用の手提げ、コンピュータを持ち歩くトートバッグ、そして1泊温泉旅行用ボストンバッグ、3泊出張用、1週間用、それ以上用など数種類のスーツケースまで、さまざまな大きさとデザインの「鞄」のたぐいを揃えている。

が、今回はちょっと事前の時間がなくて、十分な予備実験を行うことができなかった。
足りない物がないかなど準備不足の観がある。
さあ、いったい何を忘れてきたか・・・それは明日以降に判明するだろう。
by osumi1128 | 2005-09-03 22:18

大隅典子の個人ブログです。所属する組織の意見を代表するものではありません。


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