9月3日分

今日は公式行事はRegistrationだけなので、普段英文校正をお願いしている現地の知り合いご夫妻に市内の観光に連れて行って頂いた。

まずは車でシドニー発祥の地というThe Rocksというエリアに行く。
教会などの古い建物が残っており、なかなか風情がある。
シドニーの街は約200年ほどの歴史とのことで、最初は英国で投獄された人たちが送られてきたらしい。
その後、イタリア、ギリシア、香港、マレーシア、そしてベトナムと、様々なところからの移民が来て、現在のシドニーは非常にインターナショナルな都市となっている。
港町なので、ちょうどサンフランシスコと似たような印象があると思っていたら、やはりゲイとレズビアンの数も相当多いとのこと。
ちなみに、市内には「無料で注射できるところ」があって、エイズの蔓延を恐れた当局が、麻薬用のディスポの針を提供しているらしい。
「糖尿病のインシュリン注射は自腹なのに・・・」と知り合いは言っていた。

それから、是非見たかったオペラハウスを見に行った。
貝殻状の屋根が印象的なシドニーのランドマークとなっている建築で、当初評判はあまり良くなく、建築家は怒ってオーストリアに帰ってしまったのだが、その後高い評価を受けるようになって、ごく最近新たに契約を結んで、インテリアの改装などをお願いしたらしい。
オペラハウスの周囲には非常に多くのオープンカフェやレストランがあるが、これは比較的最近になってからだという。
一年を通して天気の良い日が多いことから、流行るようになったとのこと。
また、今日は土曜日とあって大道芸人のパフォーマンスや屋台なども多く出ていて、久しぶりに休日らしい気分になった。

その後、ハーバーブリッジを渡って北側に行き、Manly beachというところを少し散策。
そのあと、ダウンタウンに戻る方向でナントカという名前(覚えられなかった)のビーチの近くのレストランでランチとなった。
お土産に七宝の綺麗な紅梅が描かれたペン皿を渡して喜んで頂く。
(実はこれも出張直前に取り混んでいて、成田の三越で買うというドタバタだったのだが。)
外国の方はたいていその場で「開けていい?」と聞いて、中身を見て「Oh, beautiful!」とかなんとか、ポジティブな感想と感謝の言葉を言って下さるのが嬉しい。
海が眺められるレストランでの食事は、味もなかなか良く、盛りつけなども現代的だった。
ちなみに、アペタイザーは生牡蠣、メインはWhitingという名前の白身の魚に卵黄のソースがかかったものにした。

ホテルまで送って頂き、「今度は是非仙台にも来て下さい」と伝えてご夫妻とお別れした。

夜は日本発生生物学会の学会誌Development, Growth & Differentiationの雑誌を刊行しているBlackwellという出版社主催のディナーが桟橋の辺りのレストランであり、これまた夜景が綺麗なところだった。
数名の外国人を含むEditorial Boardのメンバー約15名と出版社側の方々でテーブルを囲んでの会で、「もっと良い雑誌にするにはどうしたらよいか?」という提案を順番に述べていったが、私は「2つ提案がありますが、まず1つは、表紙をもっと魅力的にすることだと思います」と言った。
これは実はとても難題で、その昔、DGDは黄色の表紙で、その後数年前に、カバーフォトを載せるようにしたが、基本的に黄色と黒を基調とするというスタイルは守られた。
私の提案はそういう制限を無くした方が自由度が増して、魅力的なカバーになる、ということなのだが、「いや、これには伝統があって・・・」と大御所の先生方がなかなか「うん」とは言われそうにないことを改めて確認した。
だが、他の提案にも「Handling Editorsを増やして、Editor ミin-Chiefの負担を減らすべき」「もっとAsian Pacificに周知すべき」などの意見があり、それらと連動して「DGDは変わりました!」ということをアピールする際に、表紙のスタイルも変えてはどうか、という意見をJohn Gurdon先生が述べられたので、いずれ少しはポジティブな方向に進むかもしれない。
by osumi1128 | 2005-09-04 20:06

大隅典子の個人ブログです。所属する組織の意見を代表するものではありません。


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