今どきの男女共同参画とは?
2012年 12月 20日

(この図はFacebookで標葉龍馬さん作成のものを拾ってきました。元図よりはるかにわかりやすい)
「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきか?」という問いに、賛成、どちらかと言えば賛成、どちらかと言えば反対、反対、わからない、という選択肢があり、その回答(この図では「わからない」を除く)を男女、年齢別にグラフにしたものです。
全体的には、男性がこの考え方に賛成が多く、女性の反対が多いのですが、年齢別に見ると、若い女性のところが微妙に「コンサバ」的だという点が面白い。
これに対して、各種新聞の論調が異なるという御指摘があったので、それも載せておきます。
朝日新聞:「夫は外、妻は家庭」初の増加 20代顕著、内閣府調査
読売新聞:「夫は働き、妻は家庭」20歳代男女で大幅増
産経新聞:震災のせい?「妻は家庭を守るべき」51% プラス10ポイント、初の増加
Wall Street Journal(時事通信):「妻は家庭」5割が賛成=初の増加、反対上回る—内閣府調査
私は、今どきの若い女性が「やっぱり結婚して、家庭に入って楽したい♬ そういう白馬の王子様が見つかるまでは働こう」というような意識なのかなぁ、と思いました。
(結婚適齢期の30代男性は、すでに「いや、僕だけの収入じゃ足りないから、君もちゃんと働いてよね」と考える人が多くなっているのに対して)
もしかして、自分のお母さん世代は、悠々自適で、お父さんよりも生活をエンジョイしているように見えるのかもしれません。
でも、最近の経済状況から、白馬の王子様はなかなかいないのですね……。
例えば、こんな記事があります→「丸の内OL「私の2倍の年収じゃないと結婚イヤ!」
こういう状況が、晩婚化と少子化を招いているように思います。
そして、生物学的には、晩婚化も(男女ともに)少子化も、人類自身のサステナビリティという意味では非常に問題なのですが……。