久々に観た『You've Got Mail!』から思う本の未来
2013年 01月 14日
特段の不満はありませんが、映画の揃えはあまりハリウッド系ではないことが新鮮でした。
行きは新作コメディで、舞台はイギリスのたぶんマンチェスターあたりで、不良の少年たちが主人公。
ストーリーはスコッチ・ウイスキーのオークションで一儲けする、ってことなのですが、何しろ、すべての単語にfuckingが付くので(苦笑)、聞き取りにくいことおびただしい……orz
自分の英語聞き取りがこんなに悪くなったか!と焦りました。
……が、帰りの便ではチャレンジせずに、昔の映画『You've got mail』を観て、あぁ、メグ・ライアンならわかる、とほっとしました。
1998年に公開のこの映画は、かつてラブコメの女王と言われたメグ・ライアンの、一番油の乗った頃の作品でしょうか。
この時期はAOLというプロバイダがちょうど電子メールを米国で普及させつつあり、私も一時期使っていたので、映画の中の回線を繋ぐときに「ピー・ヒョロロロー♬」という音や、映画のタイトルになっている「You've Got Mail!」というお知らせメッセージの声が、本当に懐かしい!
ちなみに、映画の中では、ほんの少しだけリアルタイムのチャットをする場面もありました。
時代を感じさせる小道具としてはさらに、スターバックスのコーヒーがありますね。
アメリカでこのグランデサイズをTo Goするのが大流行になったのも、この頃からだったのではないかと思います。
今回久しぶりに見直して思ったのは、メグ・ライアン扮するヒロインのキャサリンが経営する子供向けの絵本やグッズの「The Shop Around the Corner」というお店が、なんともコージーな感じでいいなぁ、ということでした。
子どもに絵本を読み聞かせるコーナーもあったりして、将来電子書籍が一般的になったとしても、紙の本は逆に「特別なもの」として残ってほしいと思います。
きっと、印刷された本がとてもとても高価だった時代と同じ感覚に戻るのかもしれません。
自分の好みで想定して手元に置いておく、誰かに特別な贈り物として差し上げる、そういう大切な物としてリアルな紙の本は残り続けるのではと感じました。
ちなみに、今Wikipediaさんで調べたら、The Shop Around the Cornerという名前は、さらに古い映画のタイトルだったのですね♬
