東北大学ゆかりの女性研究者#1:原山優子先生
2013年 01月 23日

初代総長の理念の一つ「門戸開放」は、すでに設立されていた東京帝国大学と京都帝国大学の次に創られる帝国大学としての独自性を打ち出すための方策であったと考えられますが、いわゆる旧制高校卒業生以外の学生にも入学資格を認めたことにより、女子高等師範学校(現御茶ノ水大学)や日本女子大学校(現日本女子大学)から輩出された女性が、初の女子学生となった次第です。
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その百周年を祝う今年は、東北大学ではいくつかの事業を展開する予定で、追ってご紹介していきますが、拙ブログでは「東北大学ゆかりの女性研究者」をシリーズで紹介していくつもりです。
その第一番目は、たまたま、昨日の東京出張の帰りの新幹線でご一緒することになった、工学研究科教授の原山優子先生です。
ご専門は技術政策関係で、昨年末までの2年あまりは、OECDに出向されておられました。
その間にレジオン・ド・ヌール勲章を受賞されておられます。
それ以前には、総合科学技術会議議員もなさっていらっしゃいました。
原山先生はパリで中等教育を受けられ、スタンフォード大にも留学されていらっしゃって、とても国際的な環境で活躍されてこられました。
お子さんは3人で世界で活躍され、すでにお孫さんもいらっしゃるのですが、優しいおばあちゃまのお顔に、何にでも興味を持つ子どものような好奇心が溢れている、とても魅力的な方で、周囲には男女問わず、原山優子ファンが多数いらっしゃいます。
昨日の新幹線の中では「定例パワーブレックファースト会をしましょう!」ということで意見が一致しました。
幸い、本部のある片平キャンパスの「レストラン萩」が朝8時から開いているので、そこならとくに予約も無く集まれるかも、ということになりました。
どんなアイディアや企画に繋がるか、とても楽しみです!
震災後の日本の復興に少しでも役に立ちたいと、OECD次長という要職から再度東北大学に戻られた原山先生の、今後のご活躍に期待しています。
【加筆】
原山先生は3月1日から総合科学技術会議の常勤議員になられました。
より大所高所から震災復興にもご活躍されることと思います。
【関連リンク】
総合科学技術会議議員名簿
橋本正洋氏第32回 社会人博士の取り方-その3 - イノベーション戦略と知財
第6回東北大学男女共同参画シンポジウム「イノベーションを生みだす男女共同参画」
拙ブログ:OECDに行ってきた
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