山崎直子さんの講演:さぁ、宇宙へ飛び立とう!

山崎直子さんの講演:さぁ、宇宙へ飛び立とう!_d0028322_22483961.jpg今年は、支倉常長が伊達政宗公の命を受けてローマ法王謁見の航海に出発して400年、東北大学は日本で始めて女子学生を受け入れて100年なのですが(←しつこいww)、世界で女性宇宙飛行士が誕生してちょうど50年、しかも、それは本日!ということを、山崎直子さんの講演で知りました。
日本で二人目の女性宇宙飛行士である山崎さんは、1986年、中学生の頃にスペース・シャトルの事故を目撃し、亡くなった女性宇宙飛行士の夢を繋げようと決心したのでした。

高校のテニス部での経験は、その後、11年間という長い間、宇宙飛行士として本当に旅立つための訓練を遂行するのに役立ったといいます。
大学時代は、1年間アメリカに留学して英語もマスター。
一回目の宇宙飛行士応募では採用されなかったものの、その後JAXAに入社してから2回目のチャレンジで見事合格。
そこからの訓練の日々は、いつ、本当にいったい飛ぶことができるのかわからない不安があったと言います。
もっともそれは、どの宇宙飛行士も皆そうなのですが、だからこそ、類まれなる忍耐力のある人が選ばれていくのでしょう。
あ、審査基準には自国の歴史や分化の理解度なども含まれ、実際に狭い宇宙船の中でのコミュニケーションにとても大事ということでした。

途中、宇宙食の話、宇宙ステーションでのミッションなど、実体験に基づくリアルなお話はどれも聴衆を魅了して止まないものでしたが、さらに、最後のパートは「宇宙から見た、地球、太陽、月」など、どれもスクリーンいっぱいに宇宙の美しい画像が広がり圧巻でした。
きっと、今日のお話を聞いたことがきっかけで宇宙飛行士を目指した、という少年少女が会場内に多数いたのではないかと思います。

宇宙船の中は狭いので整理整頓が大事、というお話を受けて、宇宙から見える地球の画像について「地球も実は限られた空間であり、それを大事に維持していくことが必要」というお話は説得力のあるものでした。
また、宇宙から見ると、空は青くなく、太陽も普通の星と同じように光っている、というのもなるほどと思いました。
普通の地図の向きと違う向きから地球を眺めると、ちょっとどこなのかわかりにくい、いかに普段は固定的な見方に囚われているか、という指摘には膝を打ちました。

ちなみに、講演そのものもよどみなく、随所で笑いも取り、素晴らしいものだったのですが、終わって、小さなお子さんの質問にも、オヤジの(失礼!)ツッコミにも真摯に対応しておられるのは流石と思いました。
山崎さんからチカラを頂いた90分でした。
有難うございました!

このイベントを主催したのは、NPOイコールネット仙台という団体です。
来月主催される『理系女子の輝く未来〜その現状と課題〜』という講演&シンポジウムに参加します。
東北大学サイエンス・エンジェルもパネリストとして登壇予定。
●日  時:7月27日(土) 13:30~16:00
●場  所:エル・パーク仙台 セミナーホール 141ビル
      (仙台三越定禅寺通り館)5F
●内  容:
  ★講演
   講師:大隅典子氏(東北大学大学院医学系研究科教授、
          東北大学女性研究者育成支援推進室副室長)
  ★シンポジウム
   パネリスト:大草芳江氏(有限会社FIELD AND NETWORK 取締役、
          NPO法人natural science 理事)
         船津利佐氏(日本ロレアル株式会社 コーポレート・
          コミュニケーション本部 マネージャー)
         高根侑美氏(東北大学サイエンス・エンジェル、
          東北大学大学院医学系研究科 博士課程後期3年)
   コーディネーター:大隅典子氏
●参 加 費:無料
●託  児:対象は原則として、6ヶ月以上小1まで
       上のお子さんやしょうがいのあるお子さんについても
       ご相談ください
       託児利用料:お子さん1人1回につき300円
●申込方法:名前・住所・電話番号・FAX番号を明記の上、電話、FAXにて申込
●主  催:NPO法人イコールネット仙台
●連 絡 先:TEL:090-1398-5065(佐藤) FAX:022-271-8226

by osumi1128 | 2013-06-16 22:54 | ロールモデル

大隅典子の個人ブログです。所属する組織の意見を代表するものではありません。


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