ゴッホ展@宮城県美術館に行ってきました

ゴッホ展@宮城県美術館に行ってきました_d0028322_18193425.jpg久々のアート系ブログ更新です。
先々週から先週にかけては、学会が2つあって、どっぷりサイエンス漬けであったこともあり、今日は宮城県美術館で開催中の「ゴッホ展:空白のパリを追う」を見てきました。

チケットに使われている作品は「グレーのフエルト帽の自画像」という作品で、パリもしくはアルル時代に描かれたものです。
フィンセント・ファン・ゴッホは30数点の自画像を描いたとされていますが、その心理学的考察はともかく、今回8点の自画像と、1点の弟テオの肖像画が集まりました。
テオの肖像画は、これまでゴッホの自画像と思われていたものが、耳の形や髭の色などから、弟の可能性が強いという分析が為されたものです。
他にも、X線撮影による解析などにより、下に描かれていた絵が明らかになってわかったこと、絵の具の劣化のことなど、ゴッホ研究が一段と進んでいるのだとわかりました。

地元紙の河北新報さんも主催者となっていて、ゴッホ展の号外も配布されていました。
それを読んだところ、パリでゴッホがテオと暮らしていたアパルトマンの部屋が、なんと日本人の所有となっているというのです!
所有者は、鹿児島市の財団法人陽山美術館で評議員を務める会社役員の井後吉秋氏。
10年ほど前に偶然、売りに出されているのを知り、「貴重な文化財として保全したい」として購入を即決(!!!)。
河北美術展の審査員を務める洋画家の大津英敏氏が一昨年にこの部屋を訪れる機会に恵まれたということで、写真が2点、河北新報号外に掲載されていました。
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(河北新報号外より大隅撮影)
この部屋の窓から描かれたパリの風景の作品もいくつか展示されており、過去と現在が繋がったような気持ちになりました。
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新しく県美が手に入れたというルオーの版画集「ミセレーレ」からの作品も展示されており、白黒のルオーというのが新鮮でした。
小企画展:新収蔵 ルオー版画集 『ミセレーレ』

宮城県美術館は常設展として地元の彫刻家、佐藤忠良氏の作品も多数展示しています。
この作品は佐藤忠良館入り口に展示してあるものですが、同じモデルによるこちらの作品の方が有名かもしれません。
帽子・夏(ARTLOGというブログ)

県美の見どころはさらに屋外にもあります。
「アリスの庭」や建物の北側の庭は、いくつかの屋外展示作品もあり、個人的にはなんともユーモラスなフェルナンド・ボテロのものがお気に入り。
6月は仙台でもっとも緑が美しい季節なので、梅雨の合間の休日を楽しむ家族連れの方も多数おられました。
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もう一つ、県美を訪れる楽しみは、カフェ・モーツァルトが入っていること。
本館の方が「カフェ・モーツァルト・フィガロ」、佐藤忠良館の方が「同パパゲーノ」です。
フィガロのランチは1000円くらいから。
画像はキッシュのランチです♫
この季節ならテラス席もお勧め。

ゴッホ展@県美は7月15日まで、あと2週間となりました!
次は広島に巡回のようですね。
by osumi1128 | 2013-06-30 19:08 | アート

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